オリコン:2011年シーズン第8節結果

お知らせ
 6日に行われましたBillboard JAPAN Music Awards 2010に当日入場で行ってきました。レポートはこちらからご覧ください
http://blogs.yahoo.co.jp/amano_redstar/64450797.html
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第8節結果(首位が苦戦する中、勢いに乗る女性グループが躍進を見せた)

1位 KAT-TUN(14連勝)
推定差 8千枚(4.94%)
 ここ最近は明るい話題が少ないKAT-TUNであったが、ここに来て遂にその影響が出てしまったか、スタートから大きく数字を落としての立ち上がりとなってしまい、中盤以降は持ち直したものの、結局18.1万枚にとどまり、デビュー以来初めて初動20万枚を割り込む結果となってしまった。こうなると注目されるのが来月2日リリース予定の元メンバー、赤西仁のソロデビュー盤の売上。これが高い数字を出すような事があれば、更に彼らに追い討ちをかける状況にもなりかねないだろう。

2位 渡り廊下走り隊
推定差 5千枚(5.99%)
 奇しくも今週のランキングはバレンタイン・デーである2月14日付のランキングとして発表されるが、25年前の同じ週(この時は2月10日付)に登場したこの曲が、同じ秋元康プロデュースのグループメンバーに継承される形となった。そして偶然にも25年前と同等の売上枚数と同じ順位での決着(ちなみに25年前の1位は岡田有希子。自殺する2ヶ月前の事である)。メンバーを増員しての初戦は、前作から倍以上に売上枚数を伸ばしAKB勢の勢いをまたしても見せ付ける結果となった。

3位 氷川きよし
 初日は4位からのスタートでコンサート2回、イベント1回で盛り返してくるかと思われたが、前作ほどの勢いが見られず5.9万枚と前作から更に数字を落とす結果となった。例によりコンサートの度にデイリーチャートで浮上してくるだろうが、連続で初動を落としてしまったのは、不安を残す結果とも言える。

4位 倖田來未
 来月にアルバムを控えている事もあり、やはり伸びを欠く結果となってしまった。更に初日には昨年行われた東京ドーム公演で先行予約していた分も含まれていたようで、それが中盤以降の失速に輪をかける結果となってしまったようだ。

5位 ClariS
 初日5位スタートからなんと5位を守りきる事に成功した。前作同様中盤以降もしっかり売上を伸ばし日曜日に板野友美に抜かれるまでは先週のベスト3を抑え込む展開となった。売上は2.5万枚まで伸ばし前作から更に1万枚以上の上乗せに成功。タイアップに依存している部分はあるかもしれないが、この女子中学生は侮る事が出来ない存在となりそうだ。

8位 堀江由衣
 1年半ぶりのシングルだったものの、久々と言う事がプラスに転じ、売上を伸ばすことに成功した。日曜日にはその前の週に黒夢が1分でゲリラライブを中止させられた新宿ステーションスクエアでのゲリラライブを慣行するなど精力的に動いていたようだ。

9位 Buono!
 1年振りであり「しゅごキャラ」タイアップが抜けた事による影響が懸念されていたが、結局アルバム先行の前作並の売上を維持する事となった。タイアップ次第では復調の可能性が見えただけに、この結果は前向きに捉えてよさそうだ。

10位 DEEP
 スタートは11位で前作のドラマタイアップ、更に今月発売のアルバムからの先行シングルとなると不利が予想されたが、結果はBuono!と僅差の10位。売上減を僅かに食い止める事が出来た。前作久々のトップ10入りから順調に復調して来ているようだ。


その他
13位 松下優也
 自身が主演しているとは言え、深夜ドラマと言う事もありタイアップ面での不安があったが、パッケージ数を増やした事により前作から売り上げを伸ばす事に成功した。ここで伸ばした分は大事にしたいところだろう。


月曜付けデイリーチェック
 首位は引き続きKAT-TUN。売上を大幅に落としたものの、結局1週間デイリー首位を守りきる事となった。1万枚の中程ぐらいのペースか。渡り廊下走り隊7が2位で、1万枚の前半ペース。3位の氷川きよしは今週自身のコンサートは無く、所属事務所のイベントが名古屋(9日)と大阪(12日)で予定されている。


第9節展望
 昨年の日本レコード大賞で大賞を受賞したEXILEと、最優秀新人賞を獲得したスマイレージが同じ週に今シーズン初戦を迎える。EXILEはアルバムを控えているだけに本領発揮とは行かないが、首位獲得には支障は無いだろう。相手となるRADWIMPSは、アルバムもEXILEと同じ日にリリースである意味前哨戦とも言える。前作の高い数字をどれだけ維持できるか。西野カナが3番手でこの2組に続く展開となりそうだ。スマイレージは2枚同時リリースとなる茅原実里SCANDAL、ドラマ主題歌の柴咲コウとの順位争いとなりそうだ。


来週以降のリリース情報はこちらから
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