オリコン:2011年シーズン第22節結果

第22節結果(近年稀に見る高レベルな一戦。故に順位が出なかったアーティストも)

1位 関ジャニ∞(11連勝扱い)
推定差 6千枚(3.71%)
 3ヶ月連続リリースの2枚目、さらに前作からパッケージ数減の影響がでたのか、初日から前作を下回る数字となってしまい、その後も前作と比べかなり伸び悩んだ。結局推定を大きく下回る15.8万枚と、前作から2割以上の大幅な売り上げ減となってしまった。とは言え連続リリースの2枚目。買い控えの傾向が出ていた可能性もあるだけに来月が本番と言えそうだ。

2位 フレンチ・キス
 6種リリースと大幅に体制を強化して望んだ一戦。発売日には早くも前作初動をクリアし、その勢いで10万枚を突破。推定ほどは伸びなかったものの、11.3万枚まで売り上げを伸ばし、関ジャニ∞のような強敵がいなければ首位獲得が十分狙える数字となった。とは言え多種リリースが影響している可能性もあり、次回はここがどう出るかがポイントとなるだろう。

3位 BUMP OF CHICKEN
 初日4番手と出遅れた感があったものの、その後は徐々に順位を上げ金曜付けデイリーでは関ジャニ∞の完封を阻む首位獲得と堅調ぶりをアピール。売り上げも8.6万枚と前作比増で、これも相手次第では首位獲得の可能性がある枚数である。

4位 aiko
 初日3位と好スタートを見せたが、その後はBUMP OF CHICKENに終始リードされる展開となり3位争いの形成は逆転。こちらも前作ほどの伸びは見られなかったが、7.3万枚と前作から約2万枚売り上げを回復。ベスト盤後初戦で数字を残せたのは、今後の展開が開けそうな感じである。

5位 UVERworld
 アニメタイアップ+パッケージ数増のプラス効果と、アルバム先行のマイナス効果のどちらが大きく影響するかに焦点が集まったが、結果的には6.1万枚と数字を回復させる事が出来た。強豪相手に順位は出なかったが、アルバムに向けては好感触だろう。

6位 東京事変
 予定より2ヶ月以上リリースが遅れ、さらに発売直前になってアルバムリリースが発表されると言う展開となってしまったが、4.1万枚は前作から約1割減と、久々と不祥事があった事を考えればまずまずの結果であると言える。

7位 三代目 J Soul Brothers
 こちらもアルバム先行で売り上げにどれだけの影響が及ぶか心配されたところだが、3.9万枚は前作から微減で済んでおり、トリプルタイアップの効果もあったものと思われる。こちらもアルバムに向けては順調と言えるだろう。

9位 吉川友
 初日10番手スタートから最終的には順位を1つ上げる結果に。中盤も大きく順位を落とさずに推移していたため、週末の追い上げがトップ10入りを後押しする形となった。

10位 スフィア
 吉川友の追い上げにより勃発したアニソン勢同士の10位争いはスフィアが押し切る形で決着。前作から売り上げを伸ばしてのトップ10入りとなったが、今週はこれが無ければこの順位にはいなかった。


その他
11位 May'n
13位 KREVA
 May'nは1.4万枚と前作から3倍弱の大幅増となったが、僅か105枚の差でトップ10入りを逃す結果となった。一方KREVAは売り上げを伸ばすことが出来ずトップ10争いに加わることが出来なかった。なお先週首位を獲得したぱすぽ☆だが、なんと今週は100位以内からも姿を消している…。


月曜付けデイリーチェック
 首位は引き続き関ジャニ∞。今週も2万枚前後の売り上げが期待できそうな数字である。BUMP OF CHICKENも1万枚中盤ぐらいと好調な推移。フレンチ・キスも1万枚を超える見込み。これ以下も1万枚以上の可能性があり、今週の新譜順位にも影響が及びそうだ。


第23節展望
 前作デビュー以来初めて初動20万枚を割ったKAT-TUNが登場。ここでその水準を取り戻すことが出来るかが課題となりそうだ。震災の影響で4週間の延期となったPerfumeAKB48からの新ユニット、DiVAも当初の3週遅れでここに登場。好調な女性ユニットと共に西野カナ、韓国から2PMもこの順位争いに加われるか。移籍初戦となるNIGHTMAREにゴスペラーズ9mm Parabellum Bulletがトップ10圏内生き残りをかけた戦いとなりそうだ。


来週以降のリリース状況はこちらから
http://blogs.yahoo.co.jp/amano_redstar/64691205.html