オリコン:2011年シーズン第24節の見どころ

第24節の見どころ(これが彼女たちの本気中の本気。2位も高い数字なのだが…)
順位は火曜付けデイリーチャート

1位 AKB48(7連勝中・前作94.2万枚)
 メンバーの前田敦子峯岸みなみ出演の映画「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」主題歌(来週末公開)。カップリングにアサヒ飲料WONDA」CMソング、ドラマ「マジすか学園2」主題歌を収録。
 今年も開催されることとなったAKB48総選挙(上位26名が次のシングルの選抜メンバーとなる)の投票に必要なシリアルナンバーが封入されているだけあって過去最高の出足になる事は戦前から予想されていたが、なんと初日で前作初動を上回る(推定売り上げで前作初動から僅か4枚下回っているだけ)売り上げを記録。こうなるとMr.Childrenの「名もなき詩」が記録した歴代最高初動である120.8万枚の更新も充分視野に入れた展開となるだろう。
推定初動枚数:135.7万枚(およそ28%上乗せできればミスチルの記録を抜く事になる)

2位 チーム・アミューズ!!
 サザンオールスターズ桑田佳祐を中心とした芸能プロダクション、アミューズ所属の37組54名が集結したチャリティーソング。人気アーティストも多数参加しているだけあって初日から5.6万枚と高い数字を出した。もちろん結果は二の次ではあるが、事務所の勢いと言うものが出ている証拠でもあるだろう。

3位 TOKIO(前作6位・2.8万枚)
 メンバー松岡昌宏が主演のドラマ「高校生レストラン」主題歌。前作はベスト5をも逃す苦しい結果となったが、今回はスタートを見る限りでは前作よりも低い立ち上がりのようにも見える。ただコンサートツアー中であり、巻き返す要素もあるだけに3位争いを引っ張っていきそうだ。
推定初動枚数:2.5万枚(週末の追い上げ次第では3万枚まで行く可能性もある)

4位 ℃-ute(前作4位・2.2万枚)
 位置的には無難なところではあるが、TOKIOの数字を見る限り前作以下と言う可能性の方が高そうである。4位争いを逃げ切れるかどうかは、やはりイベント効果次第となりそうか。

5位 倉木麻衣(前作4位・1.8万枚)
 ドラマ「霧に棲む悪魔」主題歌、テレビ金沢「となりのテレ金ちゃん」、「花のテレ金ちゃん」エンディング曲。前作は震災が起こった週だっただけに週末伸びを欠く結果となっているが、前々作ぐらい(4位・2.5万枚)の数字を出せれば℃-uteを逆転する事も可能となる。

6位 the GazettE(前作2位・3.6万枚)3種→2種
 前作の実績からすれば出遅れたと言っていいスタート位置である。更にパッケージ数も減っているだけにセールス的に苦戦は免れられないところか。

7位 黒夢(前作6位・1.8万枚)
 ゲーム「バイオハザード ザ・マーセナリーズ 3D」CMソング。前作実績から考えれば相応な位置ではあるが、ゲームの発売は来週なのでタイアップ効果はそれほど期待できない。前作の復帰効果をどれだけ持続できているか。

8位 堀江由衣(前作8位・1.4万枚)
 本人も出演しているアニメ「DOG DAYS」エンディング曲。主題歌の水樹奈々は安価シングルと言う形で結果を残したが、こちらは通常の価格でのリリースとなっている。前作の記録が目安となるがトップ10入りに関しては安心できないところだ。

9位 薫と友樹、たまにムック。
 ドラマ「マルモのおきて」主題歌。出演している芦田愛菜鈴木福の2人による歌唱。人気子役による主題歌で配信でも結果を残しているだけに、この位置からのスタートでも順位を上げてくる可能性は充分にありえるところ。今週の順位を左右する存在となりそうだ。

10位 玉木宏(前作16位・5,600枚)ユニバーサルミュージックでの移籍初戦
 前作から2年1ヶ月ぶり。ここは来月発売のアルバムからの先行シングルとなるが旧譜を抑えてのトップ10スタートとなった。ただ前作の数字を上回れるかは、まだ判断が出来ないところだ。