オリコン:2011年シーズン第29節結果

第29節結果(タイミングが悪いと言うのは、何週間か前にも言ったような…)

1位 Hey!Say!JUMP(7連勝)
推定差 9千枚(3.50%)
 前作はドラマタイアップが無い状態でのリリースだったために売上を大きく落とす結果となったが、今回はパッケージ数を増やし、更に30種類の着ボイスを特典で用意。初日から高いペースを維持し、26.5万枚を記録。これはデビューシングルでの24.7万枚を上回り、自己最高初動を上回る記録となった。
 ちなみに金曜日からは特定店舗でポスターを配布すると言う追加の特典を用意。しかしこの実施については実質首位争いに決着が付いていた状態であった上、発売直前になり発覚したメンバー森本龍太郎の喫煙問題を考慮すると、実施するべきだったかと言えば疑問が残るところだろう。ただ一部のファンからは今回の喫煙問題で森本がメンバーから脱退させられる事を懸念して、「10人のHey!Say!JUMPはこれが最後になるのでは?」との声も聞かれた。それを含めて追加キャンペーンを実施したのであれば、あざとい手段であり、森本脱退の可能性を暗に予感させるものとなりそうだが…。

2位 KARA
推定差 4千枚(3.96%)
 前作で見せた上昇度をここでも見せ付けられれば首位争いの可能性も期待されたが、初日から前作以下のペースで推移。週間でも11.4万枚と前作から1万枚近くの売上減。一連の事務所問題には決着が付いたものの、それによりファンを失った可能性も否定できない結果となった。更なる上昇の余地があるのかは、次回を見てから判断するべきだろう。

3位 ノースリーブス
4位 L'Arc-en-Ciel
 3位争いは週の中盤からL'Arc-en-Cielが有利になるとの見方が強かったが、結局はデイリーでは3勝3敗。週末までにリードを広げたノースリーブスが10.0万枚と大台に乗せ、L'Arc-en-Ciel相手に逃げ切る結果となった。L'Arc-en-Cielもタイアップ効果で9.5万枚まで売上を伸ばしたものの、今週はこの売上でもベスト3にすら入れなかった。

5位 YGA
 5位からのスタートでどこまで逃げ粘れるかがカギとなっていたが、水曜付けで5位をキープしたのが大きく働き、結局週間でも5位を守りきる形となった。イベント効果もあり売上も1.7万枚まで上昇。もう少し上積みがあれば安定して上位で戦えるようになれるだろう。

7位 miwa
 6位スタートからYGAを追いかける展開になるかと思われたが、デイリーでは徐々に順位を落としてしまい再逆転を許した形となった。ただこちらもタイアップ効果で1.6万枚まで売上をアップ。とは言え上位で戦うにはタイアップ次第か。

9位 Superfly
 2週間前にリリースされたアルバムの楽曲に歌詞を加えたバージョンで1曲入り\555となっていたが、アルバムからのシングルカットにしては売上推移に急落が見られず、週間でもトップ10に踏みとどまる結果となった。

10位 真野恵里菜
 10位争いは補正で有利なフェロ☆メンに分があると見られていたが、真野恵里菜が何とか逃げ切りトップ10入りを果たした。スタートは7位ながら、翌日は19位、日曜付けでは20位まで落ちたが、中盤のもう一伸びが大きくモノを言ったようだ。

その他
11位 フェロ☆メン
14位 GARNET CROW
17位 Base Ball Bear
 8位スタートだったフェロ☆メンだったが、結局僅かの差で真野恵里菜に及ばず11位。GARNET CROWはやはりタイアップ差が出てしまい今回は1万枚割れ。久々となったBase Ball Bearはいいところ無く、売上も大きく落としてしまった。

月曜付けデイリーチェック
 首位は引き続きHey!Say!JUMP、差の無い2位にはKARA、3位L'Arc-en-Cielまで日曜付けと順位に変わりは無い。Hey!Say!JUMPは2万枚近くのペースだが、2週目以降も数字を残すKARAの方が週間では有利か。L'Arc-en-Cielは1万枚中ごろぐらいが目安か。


第30節展望
 デビュー戦となった前作は震災直後だったものの大きな数字を残したNot yetが連勝に向けて突き進むものと思われる。前作の数字をどれだけ維持できるかが課題となりそうだ。上位争いは2枚同時リリースとなったももいろクローバーZと、TUBE、メンバーを入れ替えたEarly Morningに加え、K-POP勢からはHAN-KUNが登場。前作はトップ10入りを逃した茅原実里にもチャンスがありそうだ。


来週以降のリリース状況はこちらから
http://blogs.yahoo.co.jp/amano_redstar/64878318.html