オリコン:2011年シーズン第45節結果

第45節結果(上位は3週間ぶりに水準が戻ったが実は100位の枚数が過去最低)

1位 NMB48
 1stシングル以降メンバーのゴタゴタが続き状態面が心配されたが、初日から2位以下を大きく突き放し独走状態に。金曜付けで再加速した枚数は26.5万枚にまで積み重なった。さすがに予測値の28万枚までは届かなかったもののひとまず不安は払拭できたと言ったところか。

2位 BUMP OF CHICKEN
推定差 4千枚(2.76%)
 こちらは発売が2週間遅れその影響が懸念されたが、こちらも初日から前作を大きく上回る数字をマーク。久々となるツアーの先行予約特典が付いていた事が売上に大きく影響し16.3万枚まで数字を伸ばしたが相手が悪かった。もし予定通りリリースしていれば、YUIを大きく上回り首位を獲得していただろう。

3位 KARA
 初日4位と思わぬ出遅れを喫してしまったものの、その後はデイリーベスト3以内を守りきり週間では逆転でベスト3入りとなった。しかし曲調の変化もあってか売上は苦戦。7.8万枚は前作から3割以上と言う大幅減となってしまった。ただダンサブルなナンバーに戻れば回復する可能性もあるだろう。

4位 CNBLUE
 メジャーデビューシングルとなった今作はいきなりKARAを下し3位スタートと波乱を演出。その後KARAの不調もあり中盤までは3位争いを優位に進めていたが後半に失速。しかし7.1万枚はタイアップ効果があまり強くない中なだけに充分評価できる内容だろう。

5位 Acid Black Cherry
 この強豪相手ではさすがに上位4組についていくのがやっとと言ったところか。しかしデイリーでは1週間4~5位を守りきり前作から微増となる5.0万枚と結果を残した。連続リリースはまだ3枚残されており、今後も上位争いに入り込むだろう。

6位 倉木麻衣
 来月にもシングルを控えているだけに2週目のL'Arc-en-Ciel相手に不利な展開になるのではと思われたが、土曜日に行われたチャリティーライブでの上乗せが効き6位争いを僅かな差で逃げ切る結果となった。ただ売上は微増でライブでの売上がなければマイナスだっただろう。

8位 藍井エイル
 アニメ「Fate/Zero」エンディングテーマ。スタートは12位だったものの徐々に順位を上げ、金曜付けでは5位、日曜付けでも6位に入り週間では8位にまで上昇。ニコニコ動画でも人気のボーカルが話題のアニメとのタイアップでデビュー戦からトップ10入りを果たすこととなった。

9位 茅原実里
 9番手からのスタートでデイリーでは週内トップ10圏内をキープし続けた。4作ぶりのトップ10入りとなったが8位争いは藍井エイルの追い上げに屈する結果に。タイアップとなっているアニメが“原作の予備知識が必須”と言う構成で一部から不満が噴出しており、8位と9位の差はアニメの評判の差か?

10位 坂本真綾
 7位からのスタートだったが今週にもシングルリリースを控えているせいか、やや伸びを欠く推移となってしまった。売上的には小差でアニソンが並んだ今週の8~10位だが、不安要素があった両者が敗れると言う必然的な形となったか。


その他
12位 THE BAWDIES
 スタートは8位だったものの、デイリートップ10入りはその日だけと今回は苦戦。1.0万枚は震災後となった前作の数字は上回ったものの前々作の売上には及ばずトップ10入りとはならなかった。


月曜付けデイリーチェック
 土曜付けからデイリー首位となったBUMP OF CHICKENが首位の座をキープ。今週はタイアップとなるゲームが発売され、その効果が表れる可能性もある。3万枚がひとつの目安となるか。KARAが2位で2万枚弱ぐらいの推移。NMB48はイベント効果が無ければ1万枚の前半ぐらいまで数字を落としそうだ。


第46節展望
 NMB48の後を受け本家AKB48が登場。前作の総選挙選抜では自身の記録を塗り替えたがここでは初日からどれだけの数字を出してくるのか(初回出荷160万枚との情報あり)。上位争いは前作実績組でSuG、MBLAQ、スフィアと2週連続となる坂本真綾、久々となるTommy heavenly6が登場するが、芦田愛菜のソロシングルに人気ドラマ「南極大陸」主題歌の中島みゆきも上位争いに加わる可能性がありそうだ。