オリコン:2011年シーズン第49節結果

第49節結果(まぁ、予想通りと言ってしまえばそれまでだが…)

1位 Sexy Zone
推定差 3千枚(1.70%)
 やはり懸念されていた部分が現実のものとなってしまい2位スタートと出遅れる形に。そこで金曜未明に翌土曜日に緊急握手会を行う事を発表。ここには先輩ユニットであるABC-Zのメンバー3人も加わったが、この日発表されたデイリーチャート(金曜付)で大差を付けられている事を知ると翌日曜日にも握手会を行う事を発表。ここにはABC-Zのメンバー全員と、更にKis-My-Ft2の3人、そしてジャニーズJr.も加わり、事務所総出で応戦。その結果土・日だけで5.6万枚を積み上げ辛くも週間首位を獲得するに至った。作戦的に言えば最初に「土曜日に握手会を行う」とアナウンスしたのが幸いした結果と言えるだろう。(ただこの握手会開催を胴元であるオリコンが報じると言うのは如何なものであろうか。ジャニーズとオリコンが結託していると疑われかねず、公正取引委員会による調査もありえるのではないだろうか。ソース:http://www.oricon.co.jp/news/music/2003884/full/
 しかしデビュー戦からこの調子では先が思いやられると言っていい。握手会が無ければおそらく14万枚を下回るぐらいで、これはKis-My-Ft2のデビュー戦(31.6万枚)からは半数以下の数字である。今後サポート無しで首位を取り続けるには、早くも相手を選んでリリースしないといけない状況に追いやられてしまったようだ。

2位 Not yet(3連勝ならず)
推定差 9千枚(5.52%)
 相手の不調もあり首位スタートからデビュー戦で見られたような金曜付けでの再加速を見せ、Sexy Zoneを土壇場まで追い詰める事となった。首位獲得は“魔の手”により強奪されたが17.2万枚は自己記録を更新する躍進。一応対抗手段は打ったものの、上記握手会に比べれば効果は薄かったようだ(おそらく5千枚前後か)。

3位 Acid Black Cherry
 スタートは4番手。その後デイリーチャートではベスト3入りしなかったものの週間では逆転でベスト3入りとなった。売上は5.0万枚で前作から更にプラスと状態を上げてきている。連続リリースはあと2枚あり、好調を維持しつつ望めそうである。

4位 ハロー!プロジェクト モベキマス
 総力を結集したと言う点ではこちらも同じだろう。初日5位スタートから、珍しく順位を落とす事無く推移して週間では4位に食い込んだ。4.9万枚はモーニング娘。の前作(5.0万枚)に匹敵する数字を出し存在感を示す結果となった。

5位 AAA
 6番手からのスタートとなり、水・木とデイリーベスト3入り。しかしその後は急落しモベキマスとの4位争いでは再逆転を許す結果となった。ただ4.9万枚は前々作をも上回る数字で復調と言っていい内容。今年の紅白出場は難しいと思われるが、結果を出して知らせを待ちたいところだ。

6位 GLAY
 スタートこそ3位と久々を感じさせなかったが、その後は後退し週間では新譜3組に逆転されベスト5入りすら逃す結果となってしまった。4.8万枚は前作から1.5万枚減と大きな下落幅。ただ3位とは僅差でこの順位争いは僅かの差で決する事となった。

7位 INFINITE
 韓国出身の男性7人組ユニット。19日リリースで金曜付けからの登場となったが、そこでいきなり2位と好スタート。翌日も3位に入り通常の半分である3日間の集計ながら2.6万枚で2週目のSKE48を追い抜く結果となった。

9位 GReeeeN
 スタートは8位とタイアップ効果もあり結果が期待できる位置であったが、やはり週間では1.8万枚まで数字を伸ばし9位に食い込んできた。今週は上位のレベルが高かっただけに目立った動きを見せられなかったが、これでこちらも復調となるだろうか。

10位 FUNKY MONKEY BABYS
 スタートは10番手からでアルバムも控えている中苦しい展開も予想されたが、なんとか急落を防ぎ3週目の嵐から逃げ切りトップ10を守りきった。売上は1.6万枚とさすがに前作比減だが、アルバムの結果に期待が持てる結果と言えるだろう。


その他
12位 2NE1
15位 宮野真守
 中盤以降失速した2NE1は12位まで。今週の「ベストヒット歌謡祭」や「レコード大賞」にも出演するが、ちょっと売上も心許ないところか。宮野真守は前作比減では14位までが1万枚台の今週では勝負にならない。タイアップが弱化したのも要因か。


月曜付けデイリーチェック
 22日リリースのフレンチ・キスが1位、ZE:Aが3位に早くもランクインしている。共に前作を上回るペースで、フレンチ・キスは14万枚近いペースだが首位獲得となると強敵がいるだけに難しいか。一方ZE:Aは1.3万枚ぐらいのペース。こちらも今週はメンバーが揃いに揃っているだけにこの数字でもトップ10入りは保障できないところだ。旧譜では登場4日目のINFINITEが最高位タイの2位までランクアップ。今週も上位に踏みとどまるだろうか。


第50節(2011 J-POP Climax Series week 2)展望
 今年もこのシーズン終盤に超激戦区と呼ぶに相応しい1週間が始まった。今回もATSUSHIのソロ楽曲を含むEXILE,EXILE ATSUSHIが優位だが、アルバムを控えているだけに前作ほどの数字は難しいか。初日の数字次第ではフレンチ・キスにもチャンスが出てくるだろう。3位争いはaikoが優位だが、タッキー&翼が調子を戻せばこの争いに加わりそうだ。
 その他前作実績組だけでも、ももいろクローバーZ、ポルノグラフィティゴールデンボンバーいきものがかりsupercell、AFTERSCHOOL、清木場俊介GRANRODEO、ムック、ZE:Aとメンバーが揃っているが、波乱の要素として昨年アニメ内のユニットとして上位に食い込んだGirls Dead Monsterのボーカル、LiSAのソロシングルも登場する。上位争いへの強襲も充分に考えられるところだ。


来週以降の新譜情報はこちらから
http://blogs.yahoo.co.jp/amano_redstar/65221701.html