オリコン:2011年シーズン第51節結果

第51節結果(2週連続でトップ10総入れ替え。接戦の順位争いが多く週末まで白熱した)

1位 KAT-TUN(17連勝)
推定差 8千枚(4.03%)
 相手と比べ前作初動が下と言うかつてない状況だったものの、ドラマ効果もあり前作を上回るスタートでリードを奪うとそのまま押し切り連勝を伸ばす結果となった。売上は20万枚には届かなかったものの19.4万枚まで回復。ここで上げた分を次回に持ち越せるかがカギとなりそうだ。

2位 東方神起
推定差 8千枚(6.47%)
 スタートは前作を上回る数字だったもののKAT-TUNも調子を上げ首位争いでは苦しい展開に。更に中盤以降は前作のような伸びも見られず差が開く一方となってしまった。結果13.0万枚と前作から2割近く数字を落とす事となり今後に不安を残す形になってしまった。

3位 渡り廊下走り隊
推定差 5千枚(4.94%)
 ここは上下とも差の付いた展開でデイリーでも日曜付けを除き3位に入り続ける形となった。前作を上回るスタートだったがやはり前作のような伸びの良さは見られず9.3万枚と10万枚には届かず。しかし前作から15%以上の伸びと好調はキープしている。

4位 FTISLAND
 4位スタートから後続の追撃を抑えきれるかと言う戦前の予想通りの展開に。デイリーの順位は徐々に落としていったものの急落はせずスタート位置の4位をなんとか確保する結果となった。売上は3.9万枚で前作から2割近い上昇とこちらも好調をキープした。

5位 ゆず
 スタートは6番手でこちらも戦前の予想通り追い上げを見せる事に。日曜デイリーで順位を落とした分だけ前には届かなかったようだが、実質ノンタイアップで売上回復は紅白、そして来年に繋がるだろう。

6位 倖田來未
 スタートは5番手からでドラマ効果で順位争いに加わりたかったところだが伸びを得られずジリジリ後退。3.2万枚は前作から僅かに売上が上昇しているが、タイアップを考慮すると苦しい結果だ。

7位 T-ARA
 7位からのスタートと、デビュー勝ちとなった前作からと比べても苦しいスタートに。ただその後は順位を維持し週末には追い上げを見せ倖田來未に接近するまでに至った。ただ3.2万枚は前作から35%近い大幅減と苦戦した。

8位 EGOIST
 スタートは8番手からだったが、どうやら前とは差のある状態だったようだ。前節のsupercell程の動きは見られなかったものの中盤の追い上げもあり週間でも8位をキープ。「ギルティクラウン」主題歌が2週連続でトップ10入りとなった。

9位 ASIAN KUNG-FU GENERATION
 スタートは10位で久々とベスト盤を控えている中苦しい展開も予想されたが中盤もデイリーの順位は安定。結局前作並み(微減)の1.8万枚と、久々が良い方向に向いた結果となった。

10位 GACKT
 9番手からのスタートで週末順位を落としトップ10入りが危ぶまれたものの、2週目のEXILE/EXILE ATSUSHIを何とか振り切りトップ10入り。ただ1.6万枚と前作から45%近い大幅減で建て直しが急務となるだろう。


その他
12位 小野大輔
 中盤以降順位を落としトップ10入りを逃した小野大輔ではあるが、これでも売上は前作からプラスと相手が悪かったと言える結果に。次回は見直す必要があるだろう。


月曜付けデイリーチェック
 首位は引き続きKAT-TUN。ドラマの視聴率もそれ程悪くなく展開次第では累積も狙えるところ。今週は2万枚ぐらいのペースか。東方神起が2位で1万枚前半ぐらい、渡り廊下走り隊7は1万枚に届かない見込みである。


第52節(2011 J-POP Climax Series week 4)展望
 今シーズンの最終節となるこの週に、昨年同様9月のじゃんけん選抜により決定したメンバーによるAKB48の新曲が登場。篠田麻里子をセンターとするメンバー構成で売上がどう変化するか。先日公開された映画「けいおん!」の主題歌CDが今回も2枚同時で登場。月9主題歌の安室奈美恵がこれを追う形となるのか。上位争いではflumpool、SUPER JUNIOR、RAINBOW、大国男児と韓国勢が多数参戦。今シーズンの締めくくりはどのような形となるのか。


来週以降の注目新譜
http://blogs.yahoo.co.jp/amano_redstar/65305943.html