Green Hill Music Chart 2012 第9節展望

第9節展望(高い数字を出したはずだが、2週目は首位を守りきれるか?)
順位は月曜付けデイリーチャート

1位 NMB48(先週1位・32.9万枚)
 「ラウンドワン」CMソング。初日に28.0万枚と高い数字を出し早々に週間首位を確定させたがその後売上は急落し、なんと木曜付けでは首位を奪われる形となってしまった。初動こそ前作の累計を上回る数字となったが、初日からは20%も売上を伸ばせないようでは本当に人気が有るのか疑われてしまいかねないところだ。
 月曜付けも首位からだがすでに数字が1,600枚台と低く、2週目にして早くも週間1万枚割れの危機となっている。果たして下落率はどれだけのものになってしまうのか。

2位 ポルノグラフィティ(先週3位・3.5万枚)
 実写映画版「逆転裁判」主題歌。来月アルバムを控えている中でのリリースとなったが、人気ゲームの実写映画化と言う話題性もあり前作以上のペースで推移。結果1割近く売上を回復させる事に成功。アルバムが控えていないければもう少し伸びただろうか。
 月曜付けでは2位からのスタート。ただこの2位を守りきれる可能性は低く、アルバム先行の影響も出そうだ。

3位 氷川きよし(先週2位・4.7万枚)
 スタートは前作以下だったが、先週は恒例の「新春演歌まつり」が名古屋(木)と大阪(土)であったためそこでの巻き返しが予想された。しかしそこでの反応もイマイチで初動は前作から2割以上落とす苦しい内容となってしまった。
 月曜付けは3位からのスタート。今週は今日・明日と広島、金曜日に岡山でコンサートが行われるため、場合によってはNMB48も逆転する可能性がある。

7位 星野源(先週4位・1.6万枚)
 映画「キツツキと雨」主題歌。インストゥルメンタルバンドSAKEROCKのギターとマリンバの担当でこれが2枚目のソロシングルとなる。初日4位スタートから中盤まで順位をキープし週間でも4位を獲得。アルバム「エピソード」が今年のCDショップ大賞にノミネートされたのも好調の要因として挙げられるか。
 日曜付けでは15位まで順位を落としたが月曜付けは7位からのスタート。ただタイアップの映画は上位ランクされていないため、あまりタイアップ効果は期待できないか。

8位 THE BAWDIES(先週6位・1.4万枚)
 ドラマ「ハングリー!」主題歌。ドラマ主題歌ではあるが1種リリースとパッケージ数が減ったのがどう影響するかがポイントだったが、初日5位と好スタート。週間では喜多村英梨に逆転されベスト5入りは逃したが売上は回復し、タイアップがパッケージ数を補う結果となった。
 月曜付けは8位からのスタート。2年前のCDショップ大賞受賞者と今年のCDショップ大賞候補者による順位争いとなるか。

9位 チャットモンチー(先週13位・0.8万枚)
 アニメ「テルマエ・ロマエ」主題歌(1月26日深夜放送終了)。2週連続シングルリリースとなり、前作同様1曲収録の安価シングルで望み10位スタートから週間では13位と順位を落としたものの売上は前作から微増。ただ前々作から比べると半減近い数字になっているのが気がかりである。
 月曜付けは9位からのスタート。こちらもタイアップとなっているアニメは終了しておりタイアップ効果は期待できないが、今週はベスト盤がリリースされるためそれとの同時購入で伸ばしてくる可能性もありそうだ。

10位 ナオト・インティライミ(先週8位・1.1万枚)
 表題曲が「ニッセン」CMソング。カップリングが「第90回全国高校サッカー選手権大会」応援歌(1月9日大会終了)。初日9位からのスタートで前作以上の結果が期待されたが、週末も何とか順位をキープし初の週間トップ10入りとなる8位にランクイン。売上も前作から伸ばしいよいよ本格化となるか、注目の1年になりそうだ。
 月曜付けは順位を落として10位。11位にいる喜多村英梨の追撃を振り切れるかどうかと言う展開になるか。


来週以降の新譜情報
http://blogs.yahoo.co.jp/amano_redstar/65428400.html