Green Hill Music Chart 2013 第22節展望

第22節(主に5月8日発売シングル)展望
順位は月曜付けデイリーチャート

1位 聖川真斗(初動2位・2.2万枚)
 アニメ「うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVE2000%」挿入歌。今回は相手関係にも恵まれ水曜付けでデイリー首位を獲得する推移を見せ、週間ではこのアニメ関連でも最高位の2位を記録。第一期から約3倍の売上増と良い流れを維持している。
 ここまで「うたプリ」関連は第一期から比べ2.5倍~3倍の数字が出ており、あと5週間続くキャラソンの連続リリースも上記ぐらいの伸びを見せそうだ。

2位 fripSide(初動1位・2.7万枚)
 アニメ「とある科学の超電磁砲S」オープニング・テーマ。初日2位から木曜付け以降はデイリー首位を守り続け、初の週間1位を獲得。こちらも第一期との比較となると、第1クール主題歌「only my railgun」(2.6万枚)を若干上回り、第2クール主題歌「LEVEL5-judgelight-」(3.1万枚)を下回る結果となった(累計ではトップ200内に64週ランクインした前者が上回る)。
 ただ2.7万枚での首位獲得は、首位獲得時の枚数としては歴代ワースト5位、初登場に限ればワースト3位の記録となり(下記参照)、2万枚台での決着は震災直後(11/4/11付)にマキシマム ザ ホルモン「グレイテスト・ザ・ヒッツ 2011~2011」が2週目で記録した2.9万枚以来となる。恐らく今週リリースであれば4位争いぐらいの数字だと思われる。結果が出たとは言え、「相手に恵まれたから」感は否めないだろう。ただiTunesでも一時首位を獲得する好調ぶりだった事を考えると、CDの売上に影響が及んだ可能性は否定できない(オリコンiTunesのデイリーチャート同日1位獲得は今年この曲が初めて)。
 月曜付けでは再び聖川真斗に首位の座を譲ったが、その差はわずか5枚と無いに等しい。22節の首位争いは、キャラソン連続リリース効果か、それとも週間首位獲得効果か。

5位 星野源(初動4位・1.9万枚)2種→1種
 アニメ映画「聖☆おにいさん」主題歌。くも膜下出血からの復帰初戦となる。初日4位スタートからデイリー3位を3日間記録したが、週間ではバクステ外神田一丁目に届かなかった。売上は約3割減とやや大きな下げ幅。パッケージ数減と、タイアップ作品の評判が芳しくない事も影響している可能性もある。

8位 小倉唯(初動6位・1.5万枚)
 アニメ「変態王子と笑わない猫。」エンディング・テーマ。6位スタートから金曜付けでは4位まで進出し週間ではスタート時の6位をキープした。このアニメを巡っては炎上騒ぎが発生しその影響が出る可能性も考えられたが、前作から売上を伸ばす事に成功。ただもう少し売上が伸びた可能性も否定できないだろう。

9位 河西智美(初動5位・1.9万枚)
 ドラマ「めしばな刑事 タチバナ」エンディング・テーマ。この中では前作実績1位であり、今月3日にAKB48を卒業したばかりと話題性はあったものの、初日から3位と苦戦。その後は徐々に後退し日曜付けでは12位まで順位を落とし、結果星野源に約600枚差逆転を許し週間では5位にまで後退。初動も40%以上の大幅減となってしまった。原因はやはり先月報じられたスキャンダルか。

10位 日笠陽子(初動9位・9,000枚)
 アニメ「進撃の巨人」エンディング・テーマ。本人名義としては初のシングルリリース(「けいおん!」の秋山澪で2位の記録がある)。初日7位スタートから後半はトップ10から外れたものの週間ではトップ10入りを果たした。このアニメを巡っては、一部地域で未完成品に近いものが放送され、製作側が謝罪する事態になっているが、これもそう言った事が無ければもう少し売上が伸びた可能性があるだろう。
 なお、女子中高生ケータイ流行語大賞2012で金賞を受賞した「てへぺろ」は彼女が元祖である。


フラゲ日トップ10入り新譜(9作)→週間初登場トップ10入り(7作)→月曜付けデイリートップ10入り(6作)

来週以降の新譜情報
http://blogs.yahoo.co.jp/amano_redstar/66351893.html


週間シングルチャート首位獲得時枚数ワースト記録(3万枚以下)※は1週目で記録
1.1万枚 植村花菜トイレの神様」(11/1/10付)
2.3万枚 植村花菜トイレの神様」(11/1/17付)
2.5万枚※AAA「MIRAGE」(08/1/21付)初登場でのワースト記録(しかもドーピング込み)
2.6万枚※DEF.DIVA好きすぎて バカみたい」(05/10/31付)
2.7万枚※fripSide「sister's noise」(13/5/20付)
2.8万枚 浅香唯「C-Girl」(88/5/23付)
2.9万枚 マキシマム ザ ホルモン「グレイテスト・ザ・ヒッツ 2011~2011」(11/4/11付)
参考記録(年末年始合併週での結果から)
1.9万枚※℃-ute 「SHOCK!」(10/1/18付)合併週の後半水曜リリース。1週間単位だったら首位の可能性あり。
4.7万枚 SMAP 「弾丸ファイター」(08/1/14付)単純計算でも2.3万枚なので1週間単位なら上記の表に含まれる可能性は高い。