本当に配信だけでは利益が出ないのか?

(例により、先にmixiで書いた日記をブログに移して、一部追記して掲載します)

原文:「CD買って!」スガシカオが訴え、CDとDLどっちが儲かる?(THE PAGE)
http://thepage.jp/detail/20140528-00000001-wordleaf

参考:「DLだと制作費全部赤字。CD買ってほしい」 スガシカオが明かすミュージシャンの厳しい現状
http://www.j-cast.com/2014/05/25205685.html


 基本的にCDの値段が諸外国に比べ高い現状を考えると、楽曲制作にかかるコストそのものが高いから1曲250円では元が取れないとも聞こえる。ただそれなら値上げすればいい事だが、それが出来ない現状は何なのだろうかとも思える。

 こうなると適正価格が設定されているのかとの疑問もあるし、最近では浜あゆやミスチルが配信限定で楽曲をリリースしているのは採算度返しなのかとも思えてくる(もっとも、後でアルバムに入れてリリースすればいいので先行リリースともとれる)。もっと話を広げると配信そのものをやる意味があるのか、身銭を切ってただ海外の猿真似をしているだけなのではとも考えられてしまう。

 となると、スガシカオのこのセリフは結局「日本ではCD売上のチャートがすべてなんです」って言っているだけのようにも思えてくる。iTunesで50日間連続首位だった事がまったく取り上げられず、特典をベタベタ付けてCDを売っているのか、特典を売っているのか分からないチャートが毎週取り上げられる日本の現状からするとそう感じざるを得ない。結局のところ、スガシカオのギャラ設定がおかしいだけのように思えるのだが…