Monthly Billboard JAPAN Digest(2014 Sep.)

 さて9月のMonthly Billboard JAPAN Digestです。今回は9月1日付から最新の9月29日付までのチャートをチェックしていきます(今回から判明している各部門1位を併記し、ベスト5以下でも表記します)。

9月1日付
http://www.billboard-japan.com/d_news/detail/22104
1位 藍井エイルIGNITE」(ダウンロード1位)
2位 ゴールデンボンバー「ローラの傷だらけ」(セールス1位)
3位 EXILE TRIBE「THE REVOLUTION」
4位 秦基博ひまわりの約束
5位 西野カナ「Darling」

11位 SMAP「Mr.S-SAITEI DE SAIKOU NO OTOKO-」(ツイート1位)
14位 サザンオールスターズ「東京VICTORY」(エアプレイ1位)

 EXILE TRIBEはチケット同梱シングルでの購入が大多数を占め、サウンドスキャン集計のシングルチャートでは12位と大幅な割引。ゴールデンボンバーもセールス1位ながらあえて購買意欲を煽らない施策で売上は大幅ダウン。その結果、藍井エイルがエアプレイ87位だったもののダウンロード1位、セールス4位で大混戦のチャートを制した。ゴールデンボンバーはルックアップ5位、ツイート3位だったが、エアプレイはランク外、ダウンロードは配信開始前でノーポイントだったのが響き2位まで。EXILE TRIBEはツイート2位、エアプレイ9位、ダウンロードでもそこそこの結果は残したが決め手となる部分が無かった。


9月8日付
http://www.billboard-japan.com/d_news/detail/22266
1位 AKB48心のプラカード」(セールス、ルックアップ、ツイート1位)
2位 V6「涙のアトが消える頃」
3位 秦基博ひまわりの約束」(ダウンロード1位)
4位 西野カナ「Darling」
5位 シド「ENAMEL」

16位 サザンオールスターズ「東京VICTORY」(エアプレイ1位)

 AKB48が上記3部門で1位の他、エアプレイ7位、ダウンロード9位と5部門全てでトップ10入りし首位を獲得。この週で4週連続ベスト5入りとなる秦基博がダウンロード1位の座を取り戻し先週よりランクアップ。ルックアップが3位に急浮上したのも後押しとなっている。シドはセールスで4位だったもののそれ以外の要素が弱かったか(エアプレイはランク外、ダウンロードもそれ程高い数字ではない)、総合では5位と順位を伸ばせなかった。


9月15日付
http://www.billboard-japan.com/d_news/detail/22406
1位 Hey!Say!JUMP「ウィークエンダー」(セールス1位)
2位 AKB48心のプラカード」(ツイート1位)
3位 B.A.P「EXCUSE ME」
4位 西野カナ「Darling」
5位 秦基博ひまわりの約束」(ダウンロード1位)

10位 SMAP「Mr.S-SAITEI DE SAIKOU NO OTOKO-」(エアプレイ1位)

 Hey!Say!JUMPがセールス1位のポイント(ルックアップ込み?)で他を抑え首位獲得。ツイートでは引き続きAKB48が差のある1位で総合2位に踏みとどまる。B.A.Pはセールス2位でHey!Say!JUMP同様エアプレイではランク外だったが、その他の部分で順位を伸ばせなかったか、総合でAKB48を抜けず3位まで。秦基博がダウンロード1位を守り、この時点でアニメ主題歌部門では2週連続4回目の首位を獲得。エアプレイではSMAPサザンオールスターズから首位の座を奪い10位まで浮上した。


9月22日付
http://www.billboard-japan.com/d_news/detail/22528
1位 サザンオールスターズ「東京VICTORY」(エアプレイ、セールス1位)
2位 AKB48心のプラカード」(ツイート1位)
3位 B1A4「SOLO DAY」
4位 E-Girls「Highschool love」(ダウンロード1位)
5位 西野カナ「Darling」

10位 JUJU「ラストシーン」(ルックアップ1位)

 サザンオールスターズが上記2部門の他、ルックアップ3位、ツイート7位(配信はされていない)で総合首位を獲得。AKB48が引き続きツイートで1位をキープし2週連続2位。B1A4はセールス2位だったが、先週のB.A.Pと同様に他の部分が伸ばせなかったか3位まで。何かと特典商法が嫌がられているEXILE系だが、E-Girlsが特典の無いダウンロードで1位を獲得。セールスでも3位に入ったが、B1A4に及ばず4位。エアプレイでも30位に入っており、両者の差はルックアップかツイートによるものと思われる(K-POP系の傾向から後者の可能性が高い)。


9月29日付(最新)
http://www.billboard-japan.com/d_news/detail/22670
1位 2PM「ミダレテミナ」(セールス1位)
2位 AKB48心のプラカード」(ツイート1位)
3位 AAA「さよならの前に」
4位 氷川きよし「ちょいときまぐれ渡り鳥」
5位 Lead「想い出ブレイカー」
6位 サザンオールスターズ「東京VICTORY」(エアプレイ1位)
7位 JUJU「ラストシーン」(ダウンロード、ルックアップ1位)

 オリコンではEXILE TRIBEがチケット同梱シングルの再出荷で首位返り咲きとなったが、こちらではその影響はほとんど無く進行。2PMがセールス1位、ツイート2位で総合首位を獲得。やはりK-POP系はこの2つがポイント源になっている。AKB48はこの週もツイート首位を守り3週連続2位。AAAはセールス5位、ダウンロードでも高い数字を残し総合ではベスト3入り。氷川きよしはセールスでは2位だったが、他の部門は演歌勢には不利な要素が多く総合ではAAAに逆転を許した。Leadもセールスは3位だったが、他の要素で苦戦し総合では5位。ダウンロードではJUJUが1位となり、エアプレイ4位、セールス7位と3部門で上位に入ったが総合では7位どまりだった。


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http://www.billboard-japan.com/charts/