Billboard JAPAN 年間ランキング

 阪神コンテンツリンクは12日、Billboard JAPANの年間チャートに当たるBIGGEST HITS OF 2014を発表した。
http://www.billboard-japan.com/special/detail/1117

 総合チャートとなるHot 100の年間ランキングベスト10は以下の通り(各要素の年間ベスト3も付記)。

1位 嵐「GUTS!」(ルックアップ1位、セールス2位、ツイート3位)
2位 AKB48心のプラカード」(ツイート1位)
3位 AKB48ラブラドール・レトリバー」(セールス1位)
4位 嵐「誰も知らない」(ルックアップ3位)
5位 嵐「Bittersweet」(ルックアップ2位、セールス3位)
6位 Pharrell Williams「Happy」(エアプレイ1位、Hot Overseas1位、Aduly Contemporary Airplay1位)
7位 松たか子「レット・イット・ゴー~ありのままで~」(ダウンロード1位、Hot Animetion1位)
8位 東方神起「Time Works Wonders」(ツイート2位)
9位 秦基博ひまわりの約束」(ダウンロード2位、Hot Animetion2位)
10位 One Direction「Story of My Life」(エアプレイ2位、ダウンロード3位、Hot Overseas2位)

 上半期チャートでも1位だった嵐「GUTS!」がルックアップ1位、セールス2位、ツイート3位で、AKB48心のプラカード」の追撃を振り切り年間首位を獲得。AKB48では「ラブラドール・レトリバー」がシングル売上1位だったが、ツイートで長期間ポイントを稼いだ「心のプラカード」の方が上位に入る結果となった。一方嵐では、上半期チャート集計最終週にシングルリリースされたにも関わらず上半期4位に食い込んだ「誰も知らない」が年間でも4位。上半期2位だった「Bittersweet」は5位と、年間ベスト5は嵐とAKB48に占められる結果となった。
 アメリBillboardで年間1位となったPharrell Williams「Happy」は上半期の9位から順位を上げ年間では6位。エアプレイチャートでは堂々の年間1位と、日本でも人気の高さを示す結果となった。洋楽勢ではOne Direction「Story of My Life」が上半期の6位から順位を落としたものの年間トップ10入り。ダウンロードで強さを発揮し年間上位に食い込んだのは7位の松たか子「レット・イット・ゴー~ありのままで~」と9位の秦基博ひまわりの約束」。洋楽にも当てはまるが、シングルCDとしてリリースされていない楽曲はCDセールスとルックアップの要素でポイントを得られないが、その不利を押しのけて今年は3曲のアルバム収録曲が年間トップ10入りした。東方神起「Time Works Wonders」は今季から取り入れられたツイートの要素で攻勢をかけ、他の要素はそれ程でも無かったものの、わずか3週間で年間8位にまで順位を上げてきた。


 今回Billboard JAPANでは新たな試みとして、総合チャートのHot 100と、アニメ主題歌と声優限定のHot Animationの年間チャートにランクインした楽曲での各要素別ランキングと各楽曲別のポイント比率を公開した(下記リンクの順位=年間ランキングではない。またHot Animationは対象となる楽曲限定で順位付けしている)。
http://www.billboard-japan.com/common/special/award/2014/chart.html

 これは来年春にも(週間チャートに?)実装される予定で、今回は今年の年間チャートを対象に先行公開する形になった。各アーティスト別の傾向も見えてくるだけに、かなり興味深い内容になりそうである。


 Hot100の要素以外の年間ランキングを見てみると、Top AlbumではTop Overseas Soundtrack Albums(海外作品のサントラ部門)でも首位となった「アナと雪の女王オリジナル・サウンドトラック-デラックス・エディション-」(通常版とは別カウント)が嵐「THE DIGITALIAN」を抑え首位獲得。Top Classical Albumsでは精華女子高等学校吹奏楽部「熱血!ブラバン少女」が年間首位。海上自衛隊東京音楽隊三宅由佳莉「祈り~未来への歌声」は2年連続で年間2位。Top Jazz Albumsでは上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクト「ALIVE」が年間首位。このトリオでは2年ぶり3回目のジャズアルバム部門年間1位となった。Top Independent Albums and Singles(インディーズレーベル限定の売上ランキング、シングル・アルバム合算)ではアニメ「ラブライブ!」内のユニット、μ'sの寡占状態となり年間トップ10のうちの7曲を占める結果に。その中でも「タカラモノズ」が年間1位となった。


 なお、Hot 100年間チャートにランクインした100曲を対象に、今年もBillboard JAPAN Music Awards 2014の投票が始まっている。今年はTwitterとカラオケの2要素のみ(年間累積獲得ポイントは含まない)でArtist of the Year 2014を決める方式に変更されており更なる混戦が予想されている。投票は今年いっぱい(31日)までで、結果発表は来年1月16日を予定している。今週は衆院選が行われるが、こちらにも一票を投じてみてはいかがだろうか。
http://www.billboard-japan.com/common/special/award/2014/vote.html