Monthly Billboard JAPAN Digest(2015 May)

 さて5月のMonthly Billboard JAPAN Digestをお送りします。今回は5月4日付から最新の25日付までのチャートをチェックしていきます。なお今週発表の6月1日付までが上半期となります。上半期チャートに関しましては別途特集を組む予定です。

各要素の説明に関しましてはこちらをご覧下さい。
http://blogs.yahoo.co.jp/amano_redstar/67421340.html


5月4日付
http://www.billboard-japan.com/d_news/detail/27918/2
1位 BUMP OF CHICKEN「Hello,world!」(エアプレイ、セールス、ルックアップ1位)
2位 三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE「STORM RIDERS feat.SLASH」(ダウンロード1位)
3位 HKT48「12秒」
4位 ゲスの極み乙女。「私以外私じゃないの」
5位 水樹奈々Angel Blossom

17位 ジャニーズWESTパリピポアンセム」(ツイート1位)

 激戦区となった週だったが、BUMP OF CHICKENが3部門で1位となり総合首位獲得。この時点ではiTunesで配信が行われていなかったものの他を圧倒する結果となった。三代目はダウンロード1位、ルックアップ2位、セールス、ツイート3位、エアプレイ7位と5部門全てで上位となったがBUMPには及ばず2位。HKT48はセールス、ツイート2位、ルックアップ4位とまずまずだったがこの両者相手では勝つのは難しかった。ゲスの極み乙女。はセールスこそ10位だったが、エアプレイで2位。配信でも首位争いを演じ総合では4位。水樹奈々はセールスこそ4位だったが、今回はゲス極の勢いに押されたか総合では5位に後退。ツイート1位のジャニーズWESTはこの週リリースされたアルバムの収録曲。エアプレイでも21位に食い込み総合17位となった。


5月11日付
http://www.billboard-japan.com/d_news/detail/28059/2
1位 Hey!Say!JUMP「Chau#」(セールス、ルックアップ1位)
2位 Perfume「Relax In The City」
3位 BUMP OF CHICKEN「Hello,world!」
4位 INFINITE「24時間」(ツイート1位)
5位 ももいろクローバーZ「『Z』の誓い」
6位 西野カナ「もしも運命の人がいるのなら」(ダウンロード1位)
7位 aiko「夢見る隙間」(エアプレイ1位)

 Hey!Say!JUMPがセールス、ルックアップ1位のポイントで逃げ切り総合首位獲得。Perfumeはセールス2位、エアプレイ3位、ルックアップ4位、ツイート6位と、シングルリリースから3週間早く配信していたダウンロード以外では高い順位を記録し総合2位。INFINITEはセールス4位に加えツイートで1位となったが総合ベスト3入りには至らず。ももいろクローバーZはセールス3位だったがそれ以外が振るわず総合では5位に後退。西野カナは相変わらず配信では無類の強さを発揮。それ以外の順位は決して高くないものの総合では4位まで浮上した。aikoはセールス5位にエアプレイ1位、ルックアップ7位と順位は残したが、配信がまだだったのが響いたか、総合では7位までだった。


5月18日付
http://www.billboard-japan.com/d_news/detail/28242/2
1位 V6「Timeless」(セールス1位)
2位 西野カナ「もしも運命の人がいるのなら」(ツイート1位)
3位 ゲスの極み乙女。「私以外私じゃないの」(ダウンロード1位)
4位 KARA「サマー☆ジック」
5位 BUMP OF CHICKEN「Hello,world!」(ルックアップ1位)
6位 西内まりや「ありがとう Forever...」(エアプレイ1位)

 5部門の首位がそれぞれ別のアーティストになる混戦となったが、V6がセールス1位、ツイート4位(ルックアップが20位なのはファンの年齢層によるところか。同じ傾向がSMAPでも見られる)で何とか首位獲得。施策によるセールス増が無ければ別の展開になっていた可能性もありそうだ。ダウンロードで首位争いを演じる西野カナゲスの極み乙女。が2位、3位。ツイートで1位となった西野カナが総合では上回った。KARAはセールスこそ2位だったものの、その他の要素ではツイートの11位が最高(K-POPの女性グループはツイートがそれ程でもない?)で総合ではベスト3に残れず。エアプレイ1位の西内まりやはセールス6位の順位を上げる事が出来ず。やや相手が悪かった感もあるがその他の要素で苦戦した可能性もあるだろう。


5月25日付(最新)
http://www.billboard-japan.com/d_news/detail/28424/2
1位 嵐「青空の下、キミのとなり」(セールス、ルックアップ1位)
2位 西野カナ「もしも運命の人がいるのなら」(ツイート、ダウンロード1位)
3位 いきものがかり「あなた」
4位 KANA-BOON「なんでもねだり」(エアプレイ1位)
5位 GENERATIONS from EXILE TRIBE「Evergreen」

 嵐がセールス、ルックアップ1位、ツイート2位で総合首位を獲得。セールスでは自身の前作「Sakura」を上回る51.9万枚を記録し今季最高初動を更新。上半期チャートでも上位入りする可能性がある。西野カナはダウンロードで首位を奪還。2週連続2位と昨年のArtist of the Yearがその実力を遺憾なく発揮している。いきものがかりはセールスで8位だったもののエアプレイ2位、ダウンロードでも結果が出ており総合ではベスト3に飛び込んだ。そのいきものがかりをエアプレイで上回ったのがKANA-BOON。ツイートでも4位に入りセールス7位で底上げ。総合では4位まで順位を上げた。GENERATIONSはセールス9位、ダウンロードでもそこそこの順位につけており、総合5位はツイートかルックアップで多くポイントを稼いだか。


最新のBillboard JAPANチャートはこちらからご覧下さい。
http://www.billboard-japan.com/charts/