週間シングルルックアップチャート(10月12日付)

 シングルCDのルックアップ(稼動数)に絞って紹介している週間シングルルックアップチャート。それでは今週のチャートをチェックしていきたいと思います。なお、ルックアップの要素がどのようなものかは、その他のBillboard Japanの要素を含めこちらをご覧下さい。ここでは実際のCD出荷数に近い数字とされるオリコンでの結果を中心に比較します。

おことわり
 今週のルックアップチャートは一部不備と思われる集計が見受けられるため、後日訂正されるか翌週のチャートに影響(集計漏れ分を合算)する可能性があります。あらかじめご了承下さい。

10月12日付 週間シングルルックアップチャート

1位(3) 西野カナ「トリセツ」(4週目)
2位(1) 嵐「愛を叫べ」(5週目)
3位(2) 家入レオ君がくれた夏(7週目)
4位(5) miwa「夜空。feat.ハジ→」(7週目)
5位(4) 三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE「Unfair World」(5週目)
6位(初) サカナクション新宝島
7位(初) E-Girls「Dance Dance Dance」
8位(7) SEKAI NO OWARIANTI-HERO(10週目)
9位(6) SEKAI NO OWARI「SOS」(2週目)
10位(9) AKB48ハロウィン・ナイト(6週目)

※1 記事を書いている途中にシングルのルックアップで6位に入っていたFear,and Loathing in Las Vegas「Feeling of Unity」が訂正されアルバムチャートに反映されました。これによりHot Albumsで5位だった同アルバムが4位に繰り上がっています。

 西野カナが4週目で4週連続首位だった嵐、3週連続2位だった家入レオを逆転し首位浮上。今週の配信チャートではサカナクションに首位の座を譲ったものの依然として配信では強さを誇っており、それがCDルックアップにも波及している傾向が見て取れる。ここから嵐相手にどれだけ上位をキープできるか。
 3位の家入レオ、4位のmiwaが共に7週目でこの順位と好調をキープ。miwaはハジ→名義の曲とのコラボ曲も配信で好調な推移を見せており相乗効果もありそうだ。SEKAI NO OWARIANTI-HERO」は10週目に到達。映画の不評とは裏腹に主題歌のCD稼働率は良さそうだ。

 続きまして今週のオリコンチャートとの比較です。(ルックアップ順位、-は100位圏外、×は確認できず)

1位(※2) A.B.C-Z「Moonlight walker」
2位(※2) 氷川きよし「愛しのテキーロ/男花(シングルバージョン)」
3位(※2) 春日未来(山崎はるか),最上静香(田所あずさ),伊吹翼(Machico)「THE IDOLM@STER LIVE THE@TER DREAMERS 01 Dreaming!」
4位(7) E-girls「Dance Dance Dance」
5位(31) 一十木音也(寺島拓篤),聖川真斗(鈴村健一),四ノ宮那月(谷山紀章),一ノ瀬トキヤ(宮野真守),神宮寺レン(諏訪部順一),来栖翔(下野紘),愛島セシル(鳥海浩輔)「うたの☆プリンスさまっ♪Shining All Star CD2(天空のミラクルスター)」
6位(×) SUPER JUNIOR-D&E「Let’s Get It On」
7位(-) PrizmaX「Lonely summer days
8位(-) 風男塾「もしも これが恋なら」
9位(6) サカナクション新宝島
10位(44) LiSA「Empty MERMAiD

※2 欠測の可能性が高い

 上位3作がランク外(しかも詳細グラフでポイントが入っていない)なのは、過去の傾向と実績から見てもおかしいので「欠測の可能性が高い」として判断。過去にはSMAP「華麗なる逆襲」も初動週のルックアップが欠測していた例もあっただけに対策が求められるところだろう。PrizmaXもルックアップのポイントが入っていないが、こちらは過去の作品を当たったところ同様のケースが見られたため、こちらは額面どおりの判断をする。
 順位が見られる中での新譜最高位はサカナクション。上記でも取り上げた通りiTunesでは先週西野カナの連勝記録を止め週間首位に立っただけに、今後のチャートアクションが楽しみになった。ちなみにサカナクションは初動1.9万枚、E-girlsの4.6万枚やうたプリの3.7万枚とは売上差があり、売上と比較するとうたプリ稼働率がやや良くないようにも見える。


 今週はちょっと参考にならなかったかもしれません。また来週も今週の影響を受ける可能性があるのでご承知置きください。