今年もいよいよ12月に突入。恒例となりました日本の音楽シーンの年間表彰「Green Hill Music Grand Prix 2015」の開催も近づいてまいりました。今年も“明確な選考基準”で今年を代表する紅白20組を発表いたします。そしてGreen Hill Music Chartは今週発表のランキングをもって2015年シーズンが終了。遂にシード権獲得者、ならびに週間チャートロングヒット部門での選出順が決定しました。
まずはGreen Hill Music Chartでの格付け上位から選出されるシード権獲得者からの発表です。この部門はシングルCD売上ランキングをベースに作成され、当ブログが毎週発表している「Green Hill Music Chart」での成績を元に毎週格付けが行われ、その上位各10組ずつが選出される言わば「実績枠」の部分に当たる選出枠となります。
それでは、今年このシード権を得てGrand Prixに駒を進めるアーティストを発表します。なお、紹介順は現在の暫定シード順位で、最終的な順位は11日発表予定のBillboard JAPAN Hot 100 Year End 2015での順位を元に決定します（選出回数、今回が９回目）。
紅組
AKB48（８年連続８回目）
乃木坂46（４年連続４回目）
※μ's（初選出・昨年はオープニングアクトとして登場）
NMB48（５年連続５回目）
SKE48（６年連続６回目）
西野カナ（２年連続４回目）
椎名林檎（２年連続３回目）
水樹奈々（２年連続７回目）
渡辺麻友（３年ぶり２回目）
HKT48（２年連続２回目）
※ μ'sは年間ランキング部門で選出された場合はそちらが優先となり、シード権で選出される場合はNMB48の１つ上位の扱いで選出される。
紅組はμ'sの取り扱いの関係上、上位９組がシード権を獲得しGrand Prix選出。48Gは渡辺麻友のソロを含めて６組が選出された。μ'sを除く９組の中では、久々にソロシングルをリリースした渡辺麻友がシード権を獲得。水樹奈々は昨年、シード権争いで次点だったものの、上位で年間ランキング部門での選出があったため繰り上がりとなったが、今季はすんなりシード権を確保した。
この中で昨年に引き続きシード権を獲得したのは乃木坂を含む48Gの５組と椎名林檎。西野カナは今年シード権を確保し、早々に選出を決める形となった。一方シード権を失ったのはシングルリリースが無かった安室奈美恵とRihwa、ももいろクローバーＺ、Perfumeの４組。ただしPerfumeに関しては次点候補の１組となっているため、繰り上がりで選出される可能性が残っています。次点候補はPerfume、Aimer、水森かおりの３組です。
白組
嵐（９年連続９回目・現時点で唯一の皆勤選出）
BUMP OF CHICKEN（３年ぶり６回目）
B'z（３年ぶり６回目）
関ジャニ∞［エイト］（２年連続８回目）
Kis-My-Ft2（５年連続５回目）
SMAP（６年連続７回目）
NEWS（３年ぶり６回目）
Hey!Say!JUMP（２年連続４回目）
Kinki Kids（３年ぶり７回目）
SEKAI NO OWARI（３年連続３回目）
白組のシード権獲得者はこの10組。こちらはジャニーズ勢が６組選出された。３年ぶりの選出となるアーティストが４組おり、BUMP OF CHICKENとB'zはこの間リリースが無く、NEWSとKinki Kidsはシード権争いに昨年まで加われず、今年ようやくシード権を取り戻した。
残る連続選出を決めた６組はいずれも昨年、シード権を獲得していた。シード権を失ったのは今季シングルリリースが無かったMr.Children、サザンオールスターズ、ONE OK ROCKと2PM。白組は次点候補が12組おり、繰上げとなると大混戦が予想される。
以上の20組がシード権を獲得し、Grand Prixへの選出を果たしました。おめでとうございます。
引き続きまして、Green Hill Music Chart 2015年シーズンでの週間チャートロングヒット部門での選出順を発表します。この部門は作品単位でGreen Hill Music Chartの週間ランキングトップ10により多くランクインしていた作品を選出する部門となります。
それでは、週間チャートロングヒット部門の選出順を発表します。ランクイン週数が同じ場合は、連続ランクイン週数（ダブルヘッダーとなった第５、第６節は0.5週でカウント）、ランクイン時の順位の総数で順位付けします。
紅組
紅組はシード権を確保しているAKB48と乃木坂46が上位に入っており、選出が有力視されるのがBiBiとLia／多田葵。後者は５年前に同じコンビで選出を果たしており、それ以来のGrand Prix選出となりそうだ。
白組
９週 UNISON SQUARE GARDEN「シュガーソングとビターステップ」（第26節～第34節）
８週 クマムシ「あったかいんだからぁ♪」（第11節～第14節、第16節～第19節）
７週 BUMP OF CHICKEN「Hello,world!／コロニー」（第22節～第28節）
７週 嵐「青空の下、キミのとなり」（第25節～第31節）
５週 B'z「RED」（第29節～第33節）
５週 嵐「Sakura」（第14節～第18節）
白組はシード権を得ていないUNISON SQUARE GARDENとクマムシが選出を果たしそうだ。前者は全体でも最長となる９週連続ランクインを記録。後者も４週連続ランクイン２回と長期にわたりランクインした。
最後に演歌部門の年間表彰「平成二十七年演歌選手権」ですが、３日に発表があった第48回日本作詞大賞での結果も含め、事前の選出決定者が出揃いました。現在の選出決定者は以下の通りです。今年からは週間ランキングで１度でもトップ10入りを果たせば選出決定となります。
紅組
（初選出）水田竜子「噂の港」（11節９位）
（初選出）石川さゆり「あぁ…あんた川」（12節10位）
（６年連続６回目）水森かおり「大和路の恋」（19節５位、20節６位、21節10位、31節７位）日本有線大賞・有線音楽優秀賞受賞
（初選出）市川由紀乃「命咲かせて」（44節７位）
（６年連続６回目）大月みや子「愛のかげろう」（日本有線大賞・有線音楽優秀賞受賞）
（２年ぶり２回目）島津亜矢「独楽（こま）」（日本作詞大賞・大賞受賞曲歌手）
白組
（初選出）北川大介「波止場酒」（７節10位）「横濱の踊り子」（32節８位）
（４年連続５回目）山内惠介「スポットライト」（13節10位、24節９位、29節８位、42節６位）日本作詞大賞・優秀作品賞受賞曲歌手
（６年連続６回目）氷川きよし「さすらい慕情」（15節８位）「愛しのテキーロ／男花（シングルバージョン）」（45節３位、46節７位、47節９位、48節９位）日本有線大賞・有線音楽優秀賞受賞
（２年連続２回目）角川博「蒼い糸」（24節10位）
（２年連続５回目）北島三郎「涙の花舞台」（29節９位、30節10位）
（６年連続６回目）五木ひろし「夕陽燦燦」（42節10位）
（初選出）竹内力「桜のように」（43節９位、47節８位）
来週は選出対象となる各チャートの年間ランキングが続々発表される予定となっています。出揃い次第またお伝えしたいと思います。
