週間シングルルックアップチャート(12月7日付)

 シングルCDのルックアップ(稼動数)に絞って紹介している週間シングルルックアップチャート。それでは今週のチャートをチェックしていきたいと思います。なお、ルックアップの要素がどのようなものかは、その他のBillboard Japanの要素を含めこちらをご覧下さい。ここでは実際のCD出荷数に近い数字とされるオリコンでの結果を中心に比較します。

12月7日付 週間シングルルックアップチャート(今週から2016年度となります)

1位(1) back number「クリスマスソング」(2週目)
2位(初) CINDERELLA PROJECT「M@GIC☆」
3位(2) 西野カナ「トリセツ」(12週目)
4位(初) NEWS「四銃士」 
5位(初) HKT48 feat.氣志團「しぇからしか!」
6位(初) Printemps(高坂穂乃果南ことり小泉花陽)from μ's「WAO-WAO Powerful day!」
7位(36) 大原櫻子「キミを忘れないよ」(4週目)※
8位(初) 紅月「百花繚乱、紅月夜」
9位(8) 嵐「愛を叫べ」(13週目)
10位(4) 乃木坂46今、話したい誰かがいる」(5週目)

※ CD発売2週目までルックアップのポイント無し(欠測の可能性)

 back numberが新譜を抑え2週連続1位。先週もiTunesでは好調な売れ行きを見せており、CD稼働率も非常に高くなっている。ドラマは来週最終回を迎えるが、主題歌は引き続き高水準を見せそうだ。
 今週初登場が5作あるが、4位のNEWSはDVDシングルでリリースされており、通常のCDシングルチャートには登場していない珍しい形でのランクインとなっている。売上は不明だがDVD総合チャートで1位を獲得しておりそれなりの枚数は出ているだろう。また7位の大原櫻子は先週ようやくルックアップチャートに登場し今週ジャンプアップ。紅白初出場を決めた効果もありそうだ。

 続きまして今週のオリコンチャートとの比較です(-は100位以下でポイント有り。×は100位以下でポイント無し、もしくは欠測。不は不明)。トップ10とルックアップで20位以内に入った新譜を掲載。

1位(5) HKT48 feat.氣志團「しぇからしか!」
2位(13) ラブ・クレッシェンド 「コップの中の木漏れ日」
3位(6) Printemps~高坂穂乃果新田恵海),南ことり内田彩),小泉花陽久保ユリカ)~「WAO-WAO Powerful day!」
4位(不) BEAST「最後の一言」
5位(81) Lead「約束」
6位(2) CINDERELLA PROJECT「M@GIC☆」
7位(39) 己龍/Royz/コドモドラゴン「FAMILY PARTY(泡沫/Emotions/クロトアカ)」
8位(8) 紅月(蓮巳敬人(梅原裕一郎),鬼龍紅郎(神尾晋一郎),神崎颯馬(神永圭佑))「「あんさんぶるスターズ!」ユニットソングCD Vol.4「紅月」(百花繚乱、紅月夜)」
9位(11) fine(天祥院英智緑川光),日々樹渉(江口拓也),伏見弓弦(橋本晃太朗),姫宮桃李(村瀬歩))「「あんさんぶるスターズ!」ユニットソングCD Vol.3「fine」(終わらないシンフォニア)」
10位(不) DANCE EARTH PARTY feat.Mummy-D(RHYMESTER)「DREAMERS’PARADISE」

13位(17) RADWIMPS「記号として/‘I’Novel」

※ 不明はCHART insightにおいて各要素で20位以内(無料閲覧出来る範囲)にランクインしていなかったため

 HKT48氣志團によるコラボシングルとSKE48の派生ユニットが登場し、前者は28.1万枚、後者は18.1万枚を計上したがルックアップでは振るわず後塵を拝する結果に。特にラブ・クレッシェンドはトップ10にも食い込めずCD稼働率はかなり低そうだ。一方で「ラブライブ!」の派生ユニットと「アイドルマスター シンデレラガールズ」、さらには「あんさんぶるスターズ!」によるアイドルアニメ・ゲームによる三つ巴の対決もあり、売上ではPrintempsが4.0万枚、CINDERELLA PROJECTが3.2万枚となったが、CD稼動では後者が上回る結果となった。これはシンデレラガールズライブが行われた関係もあるだろう。また紅月は2.2万枚、fineが2.0万枚と上記の2作よりやや劣る売上ではあったがルックアップでは肉薄しており、こちらも人気の高さが伺えるところだ。


 CD売上だけでは見えないもう一つの要素、ルックアップチャート。今週のチャートはいかがだったでしょうか?