詳しいチャートの内容に関しましては、こちらをご覧下さい。またダウンロードの順位ですが、CANSYSTEMのHPに掲載されているiTunes週間チャートを元に記載しています(Billboard JAPANの実際の順位とは異なる可能性がありますのでご了承下さい)。
今回はまずはじめに、昨年末に投票が行われた「Billboard JAPAN Music Awards 2015」の結果が1月15日に発表されましたので、こちらから紹介します。
今回は前回同様、総合チャート(Hot100)の年間100位以内の楽曲が投票対象となり、年間チャートを発表した12月11日から31日までの期間、(#BJMA2015のタグと歌手名・曲名が1つのツイートに含まれている)ツイート回数と(DAMシリーズでの)カラオケ歌唱回数をポイント化しArtist of the Year 2015を決定する方式となっていました。
その結果、ベスト20はこのようになりました。

昨年この方式に変更されチャンピオンになった西野カナが王座の防衛に成功。さらにノミネートされた4曲が全てベスト10に入り、この方式では無類の強さを発揮する結果となった。秦 基博「ひまわりの約束」は2年連続2位となり、こちらも多くの支持を集めている。カラオケで1位となったback number「クリスマスソング」はヒット時期と集計期間が重なった事もあり有利に働いた。
ツイートでは東方神起が他を圧倒するかと思われていたが、これにSKE48が応戦。カラオケでの順位が低く総合では4位、5位となったが、SKE48は今後新曲でもツイート攻勢を仕掛けてくるか、その出方が気になるところではある。ツイート10位以内は総合でもベスト10に全て入った。
年間チャートを制した三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE「R.Y.U.S.E.I.」はその次6位。ただ1年半前の曲がカラオケで2位は、「ひまわりの約束」同様カラオケの定番ソングとなりそうだ。カラオケは15位以内が総合ベスト20に全て入っており、ツイートでは下位だった曲ももここに食い込んでいる。
その他、全ての結果はこちらからご覧下さい。
ファンの熱量も関係しているこの年間チャート。ご覧の皆様には他の年間チャートと比べてどう映ったでしょうか?
そしてもう一つ、Billboard JAPAN Hot100のチャート要素の1つであるMusic Video再生回数の要素に、GYAO!での再生回数も加えられる事が13日に発表になり、同日発表(1月18日付)のチャートから取り入れられました。
リリース(Billboard JAPAN、GYAO!)
これに関連するかもしれない動きがアメリカで先日発表されました。Billboard JAPANでの反映については不明ですが、「MV再生100回=シングルCD1枚」と言われている現行のポイントが、「MV再生150回=シングルCD1枚」になる可能性がありそうです。
それではお待たせしました。1月分のチャートを振り返ってみたいと思います。
1月18日付(公式解説、CHART insight)
1位 BOYS AND MEN「BOYMEN NINJA」(CDセールス1位)
2位 星野源「SUN」 (ダウンロード1位)
3位 西野カナ「トリセツ」
4位 コブクロ「未来」(MV再生回数1位)
5位 SUPER JUNIOR「Devil」
12位 Superfly「黒い雫」(ルックアップ1位)
19位 GENERATIONS from EXILE TRIBE「AGEHA」(ツイート1位)
BOYS AND MENが9.4万枚を売り上げほぼCDセールスのポイントだけで逃げ切った。新譜ではCDセールス2位のSUPER JUNIORはツイートでも4位に入ったが、他の要素で上位の曲に劣り総合では5位。GENERATIONS from EXILE TRIBEがMVの解禁に合わせツイートで1位。アニメ「遊☆戯☆王ARC-V」ED曲となっているMrs.GREEN APPLEがラジオ1位となり、ランク外から再浮上した。
1月25日付(公式解説、CHART insight)
稲葉浩志が3部門で1位、ツイートでも5位となり総合首位を獲得。分裂・解散報道に揺れたSMAPがほぼツイートでのポイントだけで総合2位に浮上。ONE OK ROCKは5年半前にリリースされたアルバムの楽曲だが、NTT docomoのCMに使用されこの週DLで首位に浮上。アルバムリリースと不倫問題で話題となったゲスの極み乙女。「私以外私じゃないの」がMVで7ヶ月ぶりの首位返り咲きとなった。なお先週首位のBOYS AND MENは一気に100位圏外へ。おそらく総合1位から1週でランク外に消えたのはチャート史上初と思われる。
2月1日付(公式解説、CHART insight)
NEWSが2部門で1位を獲得し、ツイートでも4位に入り総合チャートを制した。SMAPはCDセールスで2位まで浮上し2週連続2位。BiBiはルックアップ2位、CDセールス3位だったが、SMAPの勢いに押し出される形となった。auのCMに使用されているAIがDL首位。DL2位(総合7位)には浦島太郎 (桐谷健太)も入っておりauとdocomoの代理戦争が繰り広げられている。オフィスオーガスタ期待の新星、NakamuraEmiデビューアルバムからの楽曲がラジオで1位となった。
2月8日付(公式解説、CHART insight)
6位 AI「みんながみんな英雄」(ダウンロード1位)
41位 Superfly「黒い雫」(ルックアップ1位)
GENERATIONSは来月リリース予定のアルバムからの先行シングルだったが、逆に1曲のみのオンライン限定盤を敬遠する形となったか、サウンドスキャンでのカウントを大幅に上げCDセールスとツイートで1位。ルックアップ2位、ラジオ7位に入り総合首位獲得。チャートレベルが落ち込んだのも作用してか、星野源がダウンロード、ストリーミング2位、MV再生回数3位、ツイート10位で総合2位に再浮上。lolはCDセールスで2位になったものの、その他の要素が振るわず総合では星野源に及ばず3位となった。