2016シーズン第11節(主に2月3日リリース作品)結果
Green Hill Music Chartと格付けにつきましてはこちらをご覧下さい。他所より新譜扱いが1週遅いですが、理由あっての仕様ですのでご理解いただければと思います。
それでは早速、今週のランキングを発表します。
順位(前節の順位) 歌手名「曲名」(トップ10入り週数・初登場は初動順位)
10位(初登場) NEXT YOU / Juice=Juice「Next is you!/カラダだけが大人になったんじゃない」(初動3位)
ドラマ「武道館」に登場するアイドルグループNEXT YOUと、ドラマでそのメンバーを演じているJuice=Juiceとのスプリットシングル。
9位(11位) イヤミ feat.おそ松×カラ松×チョロ松×一松×十四松×トド松「SIX SAME FACES~今夜は最高!!!!!!~」(2週間ぶり7度目のトップ10入り)
7位(5位) 稲葉浩志「羽」(4週目)
6位(ランク外) Kinki Kids「ジェットコースター・ロマンス」
98年4月リリースのシングル。突然このシングルが売れ始めた背景には、オリコンでは当時93.5万枚だった累積売上をミリオン(100万枚)に押し上げようとする動きがあったためで、SMAPのメンバーの分裂・解散報道を受けて「世界に一つだけの花」の累計売上を300万枚に押し上げようとする動きに触発された形とも言える。
ただSMAPの件と違うのは、日本レコード協会(工場出荷ベース)は98年5月(リリース翌月)時点で既にミリオン認定しており、当時のオリコンは週間100位以内(現在シングルは200位以内)に入らないと累計換算されず、CD売上全盛期だったため101位以下でのノーカウント分がかなり多いと見られ、サウンドスキャンでも既にミリオンを達成している可能性が極めて高いと言える(これに関しては詳しい数字を手に入れられる人の情報を求めます)。
あくまで「オリコンでのミリオンを目指しての活動」のようだが、これらの観点を踏まえると「オリコンしか見ていない古い考え」とも言えなくも無い。特に特殊販促・特殊パッケージを使っていないのであればオリコンとサウンドスキャン、どちらの数字が正確かは火を見るより明らかだろう。
5位(3位) GLAY「G4・IV」(2週目)
10位から4位までをお送りしました。
今週惜しくも11位だったのは初動4位のHappiness。デビュー以降初のトップ10入りはまたもお預けとなってしまいました。
前作実績者では早見沙織が初動6位から16位まで後退し格付けから除外。なお、前作初動首位からランク外に転落したBOYS AND MENは今回24位と順位は残したが、それでもトップ10には程遠い結果。Billboard JAPAN Hot100では今回も1位から翌週100位圏外へと消え(前作は500位圏内からも消えていた模様)、2作連続で前代未聞の大暴落を演じた。「音楽チャートの影響力が希薄になっている」との見方も出来るが、「魅力が伝わらなかった結果」とも言えるだけに、全国的な知名度を得たいのであれば対策は急務だろう。
それでは今週のベスト3の発表です。
3位(初登場) 氷川きよし「みれん心」(初動2位)
自身のデビュー日に合わせ2月2日にリリースされ、今回初登場の主な新譜より1日早い発売となった。オリコンでは旧譜1位だったものの、サウンドスキャンの集計対象外となるイベント・コンサート会場での(POSを通していない)売上が多かったか、結局初動から順位を下げる結果となった。
2位(2位) AKB48「唇にBe My Baby」(9週連続ランクイン)
今週もSMAPを止められる者は現れず4週勝ち抜き。2月1日付時点で297万枚の累計売上を記録していたが、オリコンではそれ以降の売上が2.7万枚となっており、正式な発表はまだ無いものの、先週末の時点で目標とされる300万枚の大台に達したのではないかと見られる。サウンドスキャンと日本レコード協会の正式な発表を待ちたいところだ。