2016シーズン第21節(主に4月13日リリース作品)結果
Green Hill Music Chartと格付けにつきましてはこちらをご覧下さい。他所より新譜扱いが1週遅いですが、理由あっての仕様ですのでご理解いただければと思います。
第13節までのハイライトはこちらをご覧下さい。
それでは、今週のランキングを発表します。
順位(前節の順位) 歌手名「曲名」(トップ10入り週数・初登場は初動順位)
10位(初登場) GRANRODEO「TRASH CANDY」(初動6位)
アニメ「文豪ストレイドッグス」主題歌。前作「黒子のバスケ」主題歌からは苦戦が予想されたものの初動6位から何とかトップ10に踏みとどまり、「変幻自在のマジカルスター」以来3作ぶりのトップ10入りとなった。
9位(初登場) 原駅ステージA&ふわふわ「Rockstar/フワフワSugar Love」(初動5位)
ライジングプロダクションの原宿駅前パーティーズから2組による合同デビューシングル(従って必然的に今年の日本レコード大賞最優秀新人賞最有力候補となる)。29種の超多種リリースと、3月からゴールデンウィークまで行われているリリースイベントの影響もあり、初動5位から9位に粘り込みデビュー戦でトップ10入りを果たした。
8位(圏外) 大城バネサ「俺の漁歌」(初のランクイン)
アルゼンチン・ブエノスアイレス出身の演歌歌手(日系2世)。2001年度の「NHKのど自慢・チャンピオン大会」で海外勢初のグランドチャンピオンになった実績がある。この曲は去年4月にリリースされた曲で、17日に名古屋で行われたイベントの売上が先週分として計上された可能性がある。
7位(初登場) 五木ひろし「思い出の川」(初動16位)
言わずと知れた紅白出場43回(連続)出場を誇る演歌界の大御所。今回は石原慎太郎(直木賞作家・元東京都知事等)が25年ぶりに作詞を手がけた話題作となっており、初動16位から着実に伸び「桜貝」以来4作ぶりのトップ10入りとなった。
6位(初登場) CHiCO with HoneyWorks「恋色に咲け」(初動12位)
アニメ映画「ずっと前から好きでした。~告白実行委員会~」主題歌。映画は先週末から公開されておりその効果と、同じく先週HoneyWorksとスフィアのコラボシングルがリリースされた影響も加わり初動から大きく順位を伸ばした。
5位(5位) 水森かおり「越後水原」(3週目)
10位から4位までをお送りしました。
今週惜しくも11位だったのは先週19位に再登場したゲーム「艦隊これくしょん」挿入歌を歌う加賀。「艦これ」関連では先週、劇場版の予告や前売券の販売が開始されている(内容はテレビアニメ版の出来からして期待は出来ないが…)。
また今週はAKB48「唇にBe My Baby」が15位に後退し、遂に連続ランクインが18週でストップ(ついでに「君はメロディー」も13位で脱落。こちらは5週間ランクイン)。朝ドラ効果もあり記録的なロングヒットとなり、4ヶ月にもわたるランクインを記録した。
それではベスト3の発表です。
3位(3位) SKE48「チキンLINE」(3週目)
2位(初登場) HKT48「74億分の1の君へ」(初動1位)
「熊本日日新聞社」CMソング。初動では29.0万枚を記録して首位を獲得したものの、収録曲の歌詞を巡る騒動の影響もあってか2位に後退。単独名義での前作は超ハイレベル週で5位と低迷したが、ここでも首位逸となってしまった。なお先日も取り上げた通り、このシングルの売上の一部が熊本地震の義援金として充てられる事がすでに発表されている。
上記「歌詞を巡る騒動の影響」とは、今回のシングル(TYPE-C)に収録されている「アインシュタインよりディアナ・アグロン」の歌詞を巡って「女性蔑視」と批判が噴出。「glee」に出演していた女優、ディアナ・アグロンの名前を曲名として使っていた事から「glee」ファンからもバッシングを受ける事態に発展。更に以前から見られる秋元康の歌詞にある女性蔑視的な歌詞を分析・批判する記事に対し「名誉毀損及び侮辱罪が成立する」「即刻、記事を削除せよ」と高圧的な態度で対応し波紋を広げている(記事を掲載した側は法的措置にも徹底抗戦する構えを見せている)。本来であれば震災で日常を奪われた被災者のために活動をしたいところではあるが、メンバーの責任とは違うところで思わぬアクシデントに遭ってしまい、今後に影響が及ぶ可能性もありそうだ。
1位(1位) 欅坂46「サイレントマジョリティー」(2週目)
HKT48以下の新譜を完封し2週勝ち抜き。新譜での2週連続1位は昨季第29・30節にB'z「RED」が記録して以来。Billboard Japanでは今週、Tweetの要素で1位を獲得し話題性の高さが持続しているようだ。