お待たせいたしました。2016年シーズンの上半期表彰となります「Green Hill Music Camp 2016」。いよいよ今日はお待ちかね、メインとなります「Green Hill Music Camp 2016」選出アーティストの発表となります。
Green Hill Music Camp 2016(開催は今回で9回目)
規定(一部改定)
・ 今シーズン前半に活躍したアーティストのみが選出される
・ 選出は性別に関係なく20組
・ 以下の基準において選出アーティストを決定する
Green Hill Music Chart第27節終了時点格付け上位(今季シングルリリースのあるアーティストに限る。同格の場合は上半期ルックアップチャート上位が優先)
Billboard JAPAN Hot100上半期チャート上位(シングル表題曲以外から選出)
Billboard JAPAN 上半期シングルルックアップチャート上位
Billboard JAPAN 上半期アルバムルックアップチャート上位
果たして今年上半期の音楽シーンを飾った20組に選ばれたのは誰か。それでは4組ずつ発表です。
(上半期表彰選出回数)アーティスト名「選出作品」(アルバムでの選出は『二重かぎカッコ』で表記)
AI(4年ぶり2回目)「みんながみんな英雄」
欅坂46(初選出)「サイレントマジョリティー」
BUMP OF CHICKEN(2年連続6回目)『Butterflies』
続いては今年冬季の月9ドラマ「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」主題歌を歌った手嶌葵。元々2014年にリリースしたアルバムに収録されていた曲だが、今回のドラマ起用で新録し、ドラマのシーンと合わせ印象に残っている人も多いだろう。
3組目は今年4月にデビューした欅坂46が早くも上半期表彰に選出。デビュー曲からCD売上もさることながら配信での売上も高く、各チャートで上位を席巻し今までのAKB系や乃木坂には無いチャートアクションを見せた。
第1グループ最後は2月にリリースされたBUMP OF CHICKENのアルバムが選出。昨年このMusic Campに選出された「Hello.world!」を含む約2年ぶりとなるアルバムとなり、昨年末に初出場した紅白歌合戦での効果も含まれていそうだ(リンクはリード曲である「Butterfly」のMV)。
関ジャニ∞[エイト](4年連続7回目)「侍唄(さむらいソング)」
BIGBANG(初選出)「BANG BANG BANG」
EXILE(3年ぶり6回目)「Ki・mi・ni・mu・chu」
4年連続での選出となった関ジャニ∞は後輩の登場もあり、それが更に刺激になっているだろう。今回から枠が大幅に少なくなったシード権を得ての選出となる。
BIGBANGは昨年リリースされた3年ぶりの新曲を収録した国内盤がリリースされ、3年半ぶりにMステにも登場。Music Campには初選出となるが2009年にGrand Prixに選出されており、それ以来となる登場となった。
長期にわたる活動休止を経て今年4月に復帰した宇多田ヒカルが、第1回となる2008年以来となるMusic Camp選出(Grand Prixを含めると、UTADA名義で選出された2009年以来)。現在放送されている朝ドラ「とと姉ちゃん」主題歌となっており、待望したファンの後押しにより今回の選出となった。
EXILEのMusic Camp選出は3年ぶりとスパンが空いた。この間、後輩の急成長もあり、昨年は上半期、年間と選出を逃し影が薄くなってきたようにも思われたが、「サントリー ザ・モルツ」のCMソングとして起用されたこの曲で存在感をアピールした。
RADIO FISH(初選出)「PERFECT HUMAN」
昨年、各年間ランキングを総なめにした三代目 J Soul Brothersは昨年リリースした4枚のシングル曲を収録したアルバムでの選出。今年に入ってからのリリースはこのアルバムのみで、今後どのような展開を見せるのか(リンクはリード曲である「Feel So Alive」のMV)。
そしてお笑いコンビ、オリエンタルラジオを中心としたユニット、RADIO FISHが登場。楽曲自体のリリースは昨年12月だったが、2月に放送された「ENGEIグランドスラム」でこの曲が披露されると、たちまち話題となりその後各局の音楽番組にも出演する程の大反響となった。
Superfly(初選出)「黒い雫」
星野源(初選出)『YELLOW DANCER』
ONE OK ROCK(初選出・13年Music Trial選出)「Wherever you are」
なんとこのブロックは全員が初選出とフレッシュな顔ぶれに。Superflyは過去4度Grand Prixへの選出があるが、Music Campは初選出。この曲はドラマ「無痛~診える眼~」主題歌としてオンエアされ、カップリング曲のベスト盤と共にリリースされたため、本体価格の都合上レンタルでの入手が多くなったようだ。
星野源は昨年のGrand Prix、惜しくも次点で選出を逃したが、昨年12月にリリースしたアルバムで初選出となった。音楽業のみならず、今年の大河ドラマ「真田丸」にも出演するなど俳優業でも活躍中だ(リンクはリード曲である「時よ」のMV)。
2013年のMusic Trial選出に選出されたONE OK ROCKがMusic Campに初登場。この曲自体は2010年にリリースしたアルバムに収録されている曲だったが、昨年末からNTT docomoのCMソングとして起用され配信チャートを上昇。リリースから5年以上経ての大ヒットとなった。
back number(2年連続2回目)『シャンデリア』
嵐(9年連続9回目)「復活LOVE」
いよいよ最終組。昨年最もブレイクしたアーティストと呼んでも過言では無いback numberのアルバムが選出。昨年秋季月9「5→9~私に恋したお坊さん~」主題歌である「クリスマスソング」を筆頭として、ブレイクまでの道のりとなる昨年リリースしたシングル曲4曲を収録した強力な一枚となっている(リンクはリード曲である「シャンデリア」のMV)。
唯一Music Camp、Grand Prixに皆勤選出されている嵐が今回はこのタイミングで登場。「復活LOVE」はジャニーズの楽曲ながらdヒッツにおいて3ヶ月限定配信される異例の態勢がとられた。シングルCDでも相変わらずの強さを誇っており、まだまだ彼らの強さは安泰のようだ。
西野カナは2枚同時リリースされたベスト盤も好評だったが、昨年の代表曲である「トリセツ」が今季に入っても好調な推移を見せこの曲で選出となった。CD売上はそれ程でも無いが、やはり配信では無類の強さを誇っており、この点ではまだまだ他に追随を許さないだろう。
そして大トリはAKB48。選出曲は上半期にリリースした2枚のシングル表題曲ではなく、「唇にBe My Baby」のカップリング曲として収録され、配信でも好調な売上を見せた朝ドラ「あさが来た」主題歌「365日の紙飛行機」となった。
いかがでしたでしょうか。上半期に話題となったアーティスト全20組を紹介していきましたが、思い当たる曲はありましたでしょうか。年間表彰となるGrand Prix(12月28日、29日発表予定)では紅白20組ずつの発表となります。今回選ばれた20組は生き残れるか、それとも後期に逆転があるのか。
Grand Prixに向けての戦いは当ブログでも毎週お楽しみいただけます。それではまた年末にお会いしましょう。
お知らせ:
現在このブログで毎週お送りしているGreen Hill Music Chartですが、今年2月ごろからのサウンドスキャンの集計対象変更に伴い、初動順位を除く順位表記をしているものの、現状望ましいヒット曲を示せているかと言えば、残念ながらそれが出来ていない状況にあります(SKE48が14週連続ランクインで、ここに来て2週連続1位と言っても納得する人はいないでしょう)。ただシーズン途中でルールを変更するのも不誠実な対応とも言えるため、今季は不本意ながら、このままの形式でランキングを続けたいと思います。
2017年度につきましては、このブログでも毎週取り上げていますルックアップ(CD稼動数)のチャートで格付けをする予定としております。ただそのためには準備とルール作りが必要となるため、その経過と新ルールにつきましては、なんとか第39節終了時点でお話できればと思います。