週間シングルルックアップチャート(10月3日付)

 シングルCDのルックアップ(稼動数)に絞って紹介している週間シングルルックアップチャート。それでは今週のチャートをチェックしていきたいと思います。なお、ルックアップの要素がどのようなものかは、その他のBillboard Japanの要素を含めこちらをご覧下さいリンク先は書き換えを行いました)。

順位(先週) 歌手名「曲名(表題曲)」(CDリリースからの経過週・レンタル開始日)

1位(1) 嵐「Power of the Paradise」(2週目)
2位() JY「好きな人がいること」(4週目・レンタル開始9月17日
3位(初) aiko「恋をしたのは」
4位(4) 安室奈美恵「Hero」(9週目)※4週連続4位
5位(3) AKB48「LOVE TRIP」(4週目)
7位(初) EXILE THE SECOND「WILD WILD WILD」
8位(5) [Alexandros]「SWAN」(5週目
9位(7) 欅坂46「世界には愛しかない」(7週目・レンタル開始8月27日)
10T(10T) 乃木坂46裸足でSummer」(9週目
10T(9) WANIMA「ともに」(8週目

 嵐が新譜を抑え2週連続1位。来月発売のアルバムには収録されていない曲のため、アルバム発売後も稼働が極端に落ちる事は無いだろう。どれだけの稼働を積み重ねられるか。
 トップ10に初登場は2作、今週も10位はタイスコアとなり11作がトップ10入りとなった。レンタルランキングで首位を獲得したJYが2位に浮上。発売当初は稼働が少なかったが、ドラマ最終回とレンタル解禁が重なり、稼働を一気に伸ばしてきた。4位の安室奈美恵はこれで4週連続の4位。オリンピックは終了したが、未だ高い稼働を見せている。

 続きまして今週のオリコンチャートとの比較です(-は101位以下300位以内でポイント有り。×は301位以下でポイント無し、もしくは欠測。?はchart insightの各要素で20位以内が無く不明)。トップ10とルックアップで20位以内に入った新譜を掲載。

順位(ルックアップの順位) 歌手名「曲名」(CDリリースからの経過週)

1位(7) EXILE THE SECOND「WILD WILD WILD」
2位(1) 嵐「Power of the Paradise」(2週目)
3位(3) aiko「恋をしたのは」
4位(50) JINTAKA「Choo Choo SHITAIN」(レンタル無し)
5位(×) アルスマグナ「EverYell」
6位(20) 松田聖子「薔薇のように咲いて 桜のように散って」
7位(15) 私立恵比寿中学「まっすぐ」
8位(13) 星井美希(CV:長谷川明子),如月千早(CV:今井麻美),高槻やよい(CV:仁後真耶子),我那覇響(CV:沼倉愛美)「THE IDOLM@STER PLATINUM MASTER 02 僕たちのResistance」
9位(×) 虹のコンキスタドール「限りなく冒険に近いサマー」(レンタル無し)
10位(?) BUCK-TICK「New World」

 オリコンでは3.4万枚(サウンドスキャンでは5.5万枚)で首位を獲得したEXILE THE SECONDだが、ルックアップでは7位まで。サウンドスキャンでは2度目の週間CD売上1位となったが、稼働はその時同様ベスト5にも入れなかった。新譜での最上位はオリコン3位のaiko。アニメ映画「聲の形」主題歌となっており、この映画の興行収入が10億を超え、長期的な稼働になる可能性がある。
 配信でも好調な推移を見せた松田聖子はルックアップで20位とやや結果を残せなかった感がある。ただベテランである事から、再生機器の問題もありそうだ。この松田聖子を上回ったのが私立恵比寿中学と「プラチナマスター」からの楽曲。私立恵比寿中学は前作もルックアップではトップ10入りしており、アイドル系でありながらCD稼働でも結果を残す数少ないアイドルグループと言える。なお9位の虹のコンキスタドールサウンドスキャンでは3.4万枚を計上し2位に入ったものの、CD稼働は300位圏外と厳しい結果となっている。