(2016 Sep.)Billboard JAPAN Monthly Digest

 9月のBillboard JAPAN Monthly Digestですが、今回は9月19日付から10月10日付までのチャートをおさらいします。なおルックアップ(CD稼動数)のみにスポットを当てた「週間シングルルックアップチャート」も毎週取り上げておりますので、そちらもあわせてご覧下さい。なおBillboard JAPANの詳しいチャートの内容に関しましてはこちらをご覧下さい

※ CDリリース週、配信解禁週、もしくはそれ以前の曲は赤文字表記

9月19日付(公式解説CHART insight

1位 HKT48「最高かよ」CDセールス1位)
2位 RADWIMPS前前前世」(MV再生回数1位)
3位 SMAP世界に一つだけの花」(ツイート1位)
4位 ももいろクローバーZ「ザ・ゴールデン・ヒストリー」ルックアップ1位)
5位 RADWIMPS「なんでもないや」

19位 Izzy Bizu「White Tigerラジオ1位)

 HKT48がCDセールス1位、ルックアップ3位、ツイート7位で総合首位獲得。SMAPはデビュー日にあたる9月9日に購買運動とそれに伴うツイート、さらにトリプルミリオン認定と話題が重なり総合3位まで再浮上。ももクロはCDセールスでは4位だったがルックアップでは首位を獲得。ただ上位の壁は厚く総合では4位まで。この週アルバムをリリースしたIzzy Bizuがラジオで1位となり、総合では19位となった。

9月26日付(公式解説CHART insight

1位 嵐「Power of the Paradise」CDセールスルックアップ1位)
2位 RADWIMPS前前前世」(ダウンロードツイートMV再生回数1位)
3位 JY「好きな人がいること」(ストリーミング1位)
4位 ONE OK ROCK「Taking Off」
5位 RADWIMPS「なんでもないや」

12位 宇多田ヒカル「道」ラジオ1位)

 嵐がCDセールス、ルックアップ1位、ツイート6位で総合首位獲得。JYがレンタル解禁に伴いルックアップで大きく順位を伸ばし3位まで再浮上。ONE OK ROCKは11月公開予定の映画「ミュージアム」主題歌が配信でリリースされ、ダウンロード2位、ツイート8位で総合4位まで進出。宇多田ヒカルはアルバムからの先行配信が始まり、CMソングとして使われている「道」がラジオで1位となり、総合12位に登場した。

10月3日付(公式解説CHART insight

1位 RADWIMPS前前前世」(ダウンロードツイートMV再生回数1位)
2位 EXILE THE SECOND「WILD WILD WILD」CDセールス1位)
4位 aiko「恋をしたのは」
5位 嵐「Power of the Paradise」(ルックアップ1位)

10位 宇多田ヒカル「道」ラジオ1位)

 この週はCDセールスの数字が低く(首位のEXILE THE SECONDで5.5万枚)、RADWIMPSが3部門で首位となりラジオの6位を加え総合首位を獲得。シングル表題曲以外(CDセールスのポイントが入らない曲)の総合首位獲得は13年5月のThe Wanted(邦楽では11年4月のMr.Children)以来と珍しい結果となった。EXILE THE SECONDはCDセールス1位、ツイート6位、ルックアップ7位もRADの勢いの前に屈し、またしてもCD売上での逃げ切りに失敗。aikoはCDセールスは6位だったが、ラジオ2位、ルックアップ3位で巻き返し総合では4位に浮上した。

10月10日付(公式解説CHART insight

1位 iKON「DUMB & DUMBER」CDセールス1位)
2位 RADWIMPS前前前世」(ダウンロードMV再生回数1位)
3位 米津玄師「LOSER」
4位 RADWIMPS「なんでもないや」(ツイート1位)
5位 宇多田ヒカル「道」(ラジオ1位)
6位 JY「好きな人がいること」(ルックアップ1位)

 日本での初シングル(アルバムは1月に出している)となったiKONがCDセールス1位、ツイート8位で総合首位獲得。米津玄師はCDセールス2位、ラジオ、ルックアップ3位、ツイート9位だったものの、CD売上での差(オリコンでは僅差だったが、サウンドスキャンでは6.6万枚差を付けられている)を埋めるまでには至らず総合では3位まで。「君の名は。」でヒロイン役の上白石萌音が「なんでもないや」をカバーし、原曲であるRADの「なんでもないや」がツイートで首位となり総合4位に再浮上した。


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