今週(10月27日)発売の週間文春に三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBEが所属しているLDHが、昨年の第57回日本レコード大賞の大賞を1億円(税別)で買収したとの疑惑が報じられました。以前は日本歌謡大賞と共に日本の音楽界において権威ある賞として輝かしい歴史もありましたが、近年ではノミネート時点から不可解な選考が見受けられ、1億円の請求元であるバーニングプロダクションの周防郁雄社長の自己満足のためだけにあるとも言われています。
この疑惑の真意が明らかになるとは思えませんが、存在意義そのものが失われつつあった日本レコード大賞に決定的なダメージを与え、かつ三代目 J Soul Brothersの所属元であるLDHに対しての不信感(しかも社長であるHIROは23日に突如今年いっぱいでの退任を発表している)と、所属グループのこれ以降の活動(紅白をはじめとする冬の大型音楽特番への出演)にも問題が生じかねず、そして何より日本レコード大賞を牛耳っていたバーニングプロに対する批判は避けられないところでしょう。
それでも今年のレコード大賞、最優秀新人賞はライジングプロ(バーニング系)所属のふわふわ、大賞は(三代目 J Soul Brothersと同じレコード会社であるavexの)AAAでは無いかと言われています。
しかしこれは三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBEが犯したと言えるでしょうか。彼らは何も知らず、その裏でLDHとバーニングの幹部が粛々と買収工作をしていたのであれば、グループとメンバー、そしてファンが批判される筋合いは無いと思います。現場の人間が買収を知っているかと言えば、おそらく知らないでしょう。それは大賞受賞の時の喜び様からも分かるはずです。この疑惑に関与したとされる全ての団体に説明責任があるのでしょうが、この真相が明かされるとは思えません。ただイメージを悪くしたのは間違えありません。
当ブログでは今年も12月28・29日に発表を予定しています「Green Hill Music Grand Prix 2016」ですが、今回の件とは一切関係無いため、もし三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBEが選考基準を満たしている場合、彼らを通常通り選出いたします。予めご承知おき下さい。
今季もあと5週となりました。週間ランキングと共に、Grand Prixへは誰が選出されるのかもお楽しみいただければと思います。