発表「Green Hill Music Grand Prix 2016」(後編)

 それでは昨日に引き続きましてオリジナル紅白歌合戦「Green Hill Music Grand Prix 2016」後半の模様をお伝えします。

 まずは今日もオープニング・アクトの登場です。突如シングルをリリースし、CDショップを賑わせたあの曲で後半戦のスタートです。

Hi-STANDARD「ANOTHER STARTING LINE」


 後半は攻守が入れ替わり紅組が先攻となります(07年からスタートしたので今回が10回目)。それでは選出者の発表です。


歌手名(選出回数)「選出曲」選出順位(赤文字が選出曲・内容)

21 Ariana Grande(2年ぶり2回目)「Into You」 USEN4位

22 Justin Bieber(初選出)「Sorry」 USEN1位

 後半最初は洋楽同士の顔合わせ。Ariana Grandeは今年3月にリリースしシングルカットされた曲で2度目の選出。一方、「PPAP」を取り上げた事でも話題となったJustin Bieber、昨年リリースされたアルバムからの楽曲で初選出となった。

23 欅坂46(初選出)「サイレントマジョリティー」 シングル3位

24 三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE(2年連続2回目)「Feel So Alive」 アルバム4位 ワイルド・カード9位

 坂道シリーズの第2弾として登場した欅坂46、デビュー曲となったこの曲はCD売上はもちろん、配信でも高い成績を挙げた。三代目 J Soul Brothersはアルバムからの選出。昨年の勢いをそのままにアルバムリード曲での選出となった。

25 AI(4年ぶり2回目)「みんながみんな英雄」 ビルボード4位

26 Hey!Say!JUMP(3年連続5回目)「真剣SUNSHINE」 シングル5位 ワイルド・カード4位

 出産を経て初のレコーディングで歌った「オクラホマミキサー」のアレンジとなる曲でAIが4年ぶりとなる選出。一方3年連続での選出となったHey!Say!JUMPは今年の第1弾シングルで話題となった曲に挑む。

27 Fifth Harmony(初選出)「Work from Home ft. Ty Dolla $ign」 USEN全体1位

28 ONE OK ROCK(2年ぶり2回目)「Wherever you are」 レコチョク6位 ビルボード3位

 今年のUSENで最も支持された楽曲となったFifth Harmonyは、人気オーディション番組「Xファクター」アメリカ版から誕生したユニット。5月にリリースされたアルバムからの楽曲はMVもYouTubeでも世界的な人気を得ている。一方こちらも世界を股にかけるONE OK ROCKは2010年にリリースされたアルバムからの楽曲が昨年末NTTdocomoのCMソングとして使用され話題となった。

29 Superfly(2年連続5回目)「黒い雫」 シングル1位

30 関ジャニ∞[エイト](3年連続9回目)「罪と夏」 シングル3位 ワイルド・カード2位

 Superflyはドラマ主題歌として昨年末、カップリングベスト盤同梱でリリースされたシングルが選出され、2年連続でGrand Prixに駒を進めた。一方9回目となる関ジャニ∞は7月にリリースされた今年初のシングルが選出された。


31 Perfume(3年連続8回目)「FLASH」 ビルボード2位 アルバム3位

32 嵐(10年連続10回目・唯一皆勤)「I seek」 シングル全体1位 ワイルド・カード全体1位

 映画主題歌としてアルバムから先行配信された楽曲でPerfumeが8度目の選出。一方白組は早くも嵐が登場。共にメンバー主演のドラマ主題歌となった両A面シングルは大きな話題となった。

33 安室奈美恵(2年ぶり7回目)「Hero」 レコチョク4位 シングル4位 ワイルド・カード4位

34 浦島太郎(桐谷健太)(初選出)「海の声」 レコチョク全体1位 ビルボード4位

 日本に感動と熱狂を与えたリオ五輪中継主題歌として多くの人の印象に残っているであろう安室奈美恵の楽曲が登場。対するは昨年末に配信されるや否や歌唱力の高さもあり、こちらも多くの人の印象に残っているであろう桐谷健太扮する浦島太郎の楽曲がレコチョク年間1位として堂々の参戦となった。

35 西野カナ(3年連続5回目)「トリセツ」 アルバム2位 レコチョク2位 シングル2位 ビルボード5位

36 back number(初選出)「クリスマスソング」 アルバム全体1位 レコチョク4位 シングル4位

 共にリリースは昨年の楽曲だが、年をまたいで人気が続いた両者の顔合わせ。西野カナは昨年9月リリースの楽曲ながら、年末での稼働も合わさり今年の年間ランキングでも上位をマーク。一方月9主題歌としてリリースされたback numberは今年のクリスマスシーズンにもチャートを浮上。新たな定番ソングとなるのか。

【四天王降臨】

37 宇多田ヒカル(7年ぶり3回目・前回はUtada名義で選出)「花束を君に」 アルバム1位 USEN2位 レコチョク3位 ビルボード3位

「道」

38 星野源(初選出)「Week End」 アルバム2位

「恋」 シングル2位 レコチョク5位 ワイルド・カード7位

 いよいよ今年を代表する四天王が登場。8年ぶりとなる復帰作から朝ドラ主題歌とCMソングとして話題となった2曲がエントリー。そして星野源は昨年末リリースしたアルバムからの楽曲と、ドラマ主題歌として一大ブームとなった曲を選出。

 そして、いよいよ両軍総大将が登場

39 AKB48(9年連続9回目)「365日の紙飛行機」 レコチョク1位 USEN3位 シングル5位 ビルボード1位 ワイルド・カード5位

40 RADWIMPS(3年ぶり2回目)「前前前世」 ビルボード全体1位 USEN2位 アルバム3位 レコチョク2位

 AKB48は昨年リリースしたシングルのカップリング曲として収録されていた朝ドラ主題歌で選出。紅組はラスト2組が共に朝ドラ主題歌となった。そして映画主題歌として映画と共に大人気となったRADWIMPSが今年のGrand Prix大トリとして登場。映画を見た人にも、CMだけしか見てない人にも大きな印象を残した。


 以上40組がGreen Hill Music Grand Prix 2016選出アーティストとなりました。これらの曲で来るべく来年に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。なお演歌版年間表彰「平成二十八年演歌選手権」は年明けの発表となりますので、そちらもぜひお楽しみに。

 新たな基準となった2017年シーズンはすでにスタートしています。来年はこの舞台に誰が進出する事になるでしょうか。それでは皆さん、よいお年を。