Green Hill Music Chart 2019 第38節結果

2019シーズン第38節(8月12日~8月18日)結果

 Green Hill Music Chartと格付けにつきましてはこちらをご覧下さい2017年シーズンからBillboard JAPAN Hot 100でのチャート要素の1つであるルックアップ(推定CD稼働)のチャートを格付け要素として発表します。なお、ルックアップの要素がどのようなものかは、その他のBillboard Japanの要素を含めこちらをご覧下さい

1位(1) 「真夏の夜の匂いがする」あいみょん4週目) 3週連続1位
2位() 「宿命」Official髭男dism(3週目)
3位() 「Summer Trap!!」WANIMA(5週目)
4位(10) 「Lemon」米津玄師(75週目
5位() 「Pretender」Official髭男dism(14週目
6位(6) 「ドレミソラシド」日向坂46(5週目)
7位() 「パプリカ」Foorin(53週目
8位(5) 「P.A.R.T.Y. 〜ユニバース・フェスティバル〜」DA PUMP(2週目)
9位(2) 「SCARLET」三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE(2週目)
10位(13) 「Remember Me」MAN WITH A MISSION11週目


 あいみょんが今週も2位以下の追い上げを退け首位を堅持。これで3週連続1位となり格付けをS級に上げた。CD売上は1万枚にも達していないものの、レンタルを含め圧倒的な稼働率を誇っており目を見張るものがある。同じくCD売上が3週目で1万枚に到達したOfficial髭男dism「宿命」が2位。こちらは朝日放送系、夏の高校野球中継主題歌となっており、その効果もあるようだ。WANIMAも順位を上げての3位。こちらはレンタル開始から波に乗ってきた感じか。
 新曲「馬と鹿」が先週配信リリースされた米津玄師は「Lemon」がまたしても再浮上で4位。5位のOfficial髭男dism「Pretender」も「宿命」のリリースにより、7位のFoorinも米津玄師版「パプリカ」のMV配信による相乗効果だろう。MAN WITH A MISSIONは先週末行われたSUMMER SONNIC出演が影響しているようだ。
 そして今週はご覧の通り新譜がトップ10にランクイン出来なかった。おまけにCD売上が1万枚未満のあいみょんが1位、1万枚に到達したヒゲダンが2位と、CD売上のランキングが体を成してない構図が浮き彫りになっている。音楽ファンは一度、オリコンをはじめとするCD売上のランキングの意味を考え直すべきでないだろうか。それでもオリコンを中心に語るのは、もはや滑稽だろう。
 11位から20位まででは、11位に「デレステ」の新曲、15位にAimer、17位にNMB48が初登場。Aimerはレンタルがまだ開始していないため巻き返しの余地はあるが、ルックアップが比較的取れていた「デレステ」が(総選挙で1位になった事のあるキャラの曲で)トップ10に食い込めない辺りは、コンテンツとしての人気面に陰りが見えてきているとも言えてしまうだろう。なおナオト・インティライミは順位が不明(各要素で20位以内が無かったため)、miwaは65位と惨敗したが、Aimer同様レンタルが未解禁のため上昇の可能性を残している。この結果、NMB48は格付け除外を逃れるばかりか、格付けを上げる結果となった。


 以上が今週のチャートでした。

 さて来週はHey!Say!JUMPが登場。前作からレンタル開始をCDの発売日から遅らせる施策を取っているが、それでもここは負ける訳にはいかないだろう。シングルリリースは2年10ヶ月ぶりとなるサカナクションと、ハロー、ハッピーワールド!が上位進出を狙う。次回のチャートも、どうぞお楽しみに。