ルックアップの要素がどのようなものかは、その他のBillboard Japanの要素を含めこちらで紹介していますのでまずは目を通してください。要は流通したCDがどれだけ稼動しているかがこの部分で(ある程度)把握する事が出来ます。流通している枚数に関しては、MUSIC CARDがオリコンの集計対象外になった今年4月以降であれば(オリコンの計上枚数+レンタルCD店に置いてある枚数)がそれに近い枚数となるでしょう。したがってここではオリコンの数字を参考に話を進めていきます。
それでは今週のチャートです。(先週比)
1位(初) μ's「SUNNY DAY SONG」
2位(初) 三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE「Summer Madness」
3位(14) ゲスの極み乙女。「ロマンスがありあまる」(4週目)
4位(1) μ's「Angelic Angel」(2週目)
5位(4) 西野カナ「もしも運命の人がいるのなら」(11週目)
6位(5) 嵐「青空の下、キミのとなり」(9週目)
7位(8) ゲスの極み乙女。「私以外私じゃないの」(12週目)
8位(3) UNISON SQUARE GARDEN「シュガーソングとビターステップ」(8週目)
9位(9) back number「SISTER」(7週目)
10位(6) NEWS「チュムチュム」(3週目)
今週のBillboard Japan Hot100ではチャート要素7部門のうち5部門を制覇する強さを発揮した三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE「Summer Madness」だったが、ルックアップチャートではμ's「SUNNY DAY SONG」が上回る結果となった。μ'sは先週同様(今週のシングルも同様)一般1種のみでランダム封入特典があり配信でも高い順位をマークしたものの、CD稼働率も高く「Angelic Angel」の4位と2作が同時に上位ランクした。一方三代目 J Soul Brothersは一般2種に加えオンライン限定の500円シングルが3種、さらにライブ会場での予約販売特典として、終演後の楽屋招待が当たるキャンペーンも行っていたため、複数枚購入者が多く、CD稼働率が下がったのではないかと思われる。
注目は3位のゲスの極み乙女。「ロマンスがありあまる」。発売4週目にして初のトップ10入りとなったが、7位の「私以外私じゃないの」も初のトップ10入りは4週目(2位)だった。こちらも2作同時にトップ10入りとなり、人気と話題性の高さを伺える結果と言えるだろう。
続きまして今週のオリコンチャートとの比較です。(ルックアップ順位、-は100位圏外、×は確認できず)
1位(2) 三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE「Summer Madness」
2位(1) μ's/絢瀬絵里(南條愛乃)・東條希(楠田亜衣奈)・矢澤にこ(徳井青空) 「SUNNY DAY SONG/?←HEARTBEAT」
3位(-) チャオ ベッラ チンクエッティ「表参道/二子玉川/Never Never Give Up」
4位(-) HKT48「12秒」
5位(4) μ’s/星空凛(飯田里穂)・西木野真姫(Pile)・小泉花陽(久保ユリカ)「Angelic Angel/Hello,星を数えて」(2週目)
6位(16) Ken Yokoyama「I Won’t Turn Off My Radio」
7位(14) マリア×風鳴翼(CV:日笠陽子×水樹奈々)「戦姫絶唱シンフォギアGX キャラクターソング1(星天ギャラクシィクロス)」
9位(12) Sexy Zone「Cha-Cha-Cha チャンピオン」(2週目)
10位(60) JUJU「PLAYBACK」
今週の新譜では6位のKen Yokoyama 「I Won’t Turn Off My Radio」と7位のマリア×風鳴翼「星天ギャラクシィクロス」も高いCD稼働率を見せている(新譜では4位、3位)。両者配信でもそこそこの順位を付けており、楽曲を欲しがる動きに繋がっているのが見て取れる。一方THE ポッシボーから改名して初戦となったチャオ ベッラ チンクエッティ、劇場盤の追加発送が行われたと見られるHKT48はランク外で、こちらは楽曲以外での目的で購入した人が大半か。8位のi☆Ris(ルックアップ順位はツイートが15位に入っていたため確認可能)、10位のJUJUは売上枚数を考慮するとこの順位でも仕方が無いところか。特にJUJUは配信で上位にランクしており、むしろ配信の方がメインと考えるべきだろう。
CD売上では見えないもう一つのCD要素、ルックアップチャート。来週はどのようなランキングになるでしょうか?