第32節は大塚愛が初日の遅れを取り返し、1年10ヶ月振りとなる首位獲得となった。売り上げも前作以上(6.8万枚)で、今後も着実に活躍してくれそうだ。第8期メンバーとなり初のシングルとなったモーニング娘。は、得意の先行逃げ切りに失敗し2位。中国人メンバー2人が、今後にどう影響するのか? RIP SLYMEは実に3年4ヶ月ぶりのベスト3入り。ただ前作より売り上げは落ちており順位だけを鵜呑みできないところだ。
吉井和哉は今回は前作割れとなってしまう6位。SEAMOに至っては約半減となってしまったものの、レベルの低下によりなんとか8位に踏みとどまった。両者ともノータイアップだっただけに力量と勢いがそのままの形で出てしまったものと思える。逆に好調なのが、「仮面ライダーカブト」にも出演しているavex移籍初戦となった加藤和樹。デビュー2戦は16位だったが、ここで9位と躍進した。また、デイリーチャートでは一度もトップ20入りしなかった小神あきら(今野宏美),白石みのる(白石稔)が10位に飛び込む波乱が起きた。なお、COLORは伸びを欠き23位と言う結果となった。
第33節は明けて8月1日にリリースされる曲が初登場の中心となる。話題の期間限定ユニットの登場が、更なる波乱を予感させてくれそうだ。
ジャニーズがこの夏に送り込む平成生まれのみで結成された期間限定ユニット、Hey!Say!7が首位獲得の最右翼となりそうだ。勢いは物足りない感はあるが、相手も手薄なのでここはしっかり勝って先輩たちにしっかりとバトンをつなげたいところだ。
2番手争いは東方神起とAqua Timezか。東方神起は前作2位と一気に調子を上げてきており、ここで連続ベスト3入りとなれば、今後の展開も楽になるだろう。一方Aqua Timezはアニメのタイアップ曲に戻し復調気配がある。ただシングル1種と言う点なのが気がかりではある。
この2組と比べるとスピッツはやや不利な状況。ノータイアップなのが影響しているものと思われ、ここは4番手評価にとどめておきたい。少なくても下記のメンバーに負けなければ問題ないだろう。
トップ10圏内を巡っては、アニメ主題歌がしのぎを削る形となりそうだ。CHEMISTRYとFLOW(これは実写版)の争いの中には田村ゆかりと、ハロープロジェクトの期間限定ユニット、きら☆ぴかも参戦し、さらに「仮面ライダー電王」のキャラソング集も加われば大混戦となることは必至。この中でトップ10に生き残るのは誰か?
いつにも増してアニメ関連の曲が上位をにぎわせそうな8月。第33節は何曲のコミック・アニメ関連曲が入るかにも注目したい。
オリコン
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