オリコン:2011年シーズン第37節結果

第37節結果(歴史的大差が付いたが、波乱の中盤争いはどう決着したか?)

1位 AKB48(9連勝)
推定差 7千枚(0.59%)
 発売日前にしてミリオンを決定させると言う前代未聞の幕開けとなった総選挙メンバーによるシングルは、さすがに中盤以降前作ほどの伸びは見られなかったものの週末には前作の記録更新が確かなものとなり、最終的には135.4万枚と前作を約2万枚上回り、自らが前作作り出したシングル週間売上歴代最高記録を更新する結果となった。前作もそうだったがメインとなるタイアップの苦戦をまったく感じさせない爆発的な売上枚数である。

2位 V6(5連勝はならず)
推定差 3千枚(4.71%)
 スタートは1年前の前作を上回る出だしとなり、週末には神戸でのライブもあり高いペースを維持。結果前作を上回る6.4万枚と結果を残したものの、さすがに今週の相手は強大だったために連勝は4でストップする事となってしまった。

3位 ぱすぽ☆
 当初3位争いでは不利が予想されていたが中盤までデイリーベスト3をキープし続け週間でも3位を守りきる形となった。売上は4.0万枚と前作から下げているが、スタートの数字から考えればかなり粘った方とも言える。ただ問題は前作首位からいきなり101位以下に沈んだ2週目の推移だろう。

4位 ゴールデンボンバー
 4位スタートからぱすぽ☆を追うものかと思われたが、表題曲が再販と言う事もありデイリーでも順位を伸ばせずぱすぽ☆を捉え切ることは出来なかった。売上も3.8万枚でダウンとなったが完全新曲となれば巻き返しは必至だろう。

7位 タイガー(平田広明),バーナビー(森田成一
 人気アニメからのキャラソンと言う事もあり、6位スタートから中盤まで上位争いに加わり週間7位に食い込んだ。アニメも終盤を迎えさらに人気が加速するだろうか。

10位 四ノ宮那月(谷山紀章
 こちらも人気アニメからのキャラソンだが、こちらは声優人気の高さから7位スタートと好発進を見せこのシリーズ初の週間トップ10を確保することに成功した。


その他(おそらくこの欄に8組も入るのは初めて)
11位 東京女子流
14位 TUBE
15位 松下優也
16位 三浦大知
17位 Every Little Thing
19位 fripSide
25位 cali≠gari
83位 The ROOTLESS
 5位スタートだった東京女子流だったが、発売日以降はデイリートップ10から姿を消し週間でもトップ10を守りきれなかった。TUBE、松下優也は前作比減。逆に三浦大知Every Little Thingは前作から売上を伸ばしたが、特にELTは月9主題歌の割にはアルバム先行と言う事もあり大きな数字の変化にはならなかった。cali≠gariは久々の影響からか大きく後退。fripSideThe ROOTLESSはタイアップの違いが大きく出てしまった。


月曜付けデイリーチェック
 首位はこの日29日リリースのSHINeeとなった。本来なら日曜日にフラゲ分の売上が発生するところであるが、店着日を調整し今週分の売上に持ち越したようである。ただ月曜付の数字は前作火曜付けの数字から約半数となっており、明日の順位次第と言う部分もある。AKB48が2位だが2週目は10万枚に届かない可能性が高そうだ。Kis-My-Ft2が3位だが1万枚に届くかは難しい状況。旧譜はAKB48を除けば低い数字となってしまいそうだ。


第38節展望
 3連勝中の福山雅治と前作1位を取り返したタッキー&翼、これに2週目のAKB48による三つ巴となりそうだが、やはり福山雅治が有利のように見える。前作実績ではSHINeeがこの争いに加わってもおかしくないが、月曜付けの数字を見る限りではやや難しいか。この他上位争いはAAA、the GazettE、JUJUと言ったところが入ってきそうだが、旧譜のレベルが低い事を考えると、10位辺りはやや売上が寂しいランキングになる可能性もありそうだ。