オリコン:今季の年末年始が合併週だったら?

 2011年シーズンでは例年施行されていた年末年始2週間分のチャート(合併週)が行われずに、通常通り1週間ずつの集計となりました。では、例年通り合併週(第3節+第4節)となっていたらどうなっていたか。

2週間分の順位 歌手「曲名」(第3節・第4節順位)2週間分の売上
1位 植村花菜トイレの神様」(1位・1位)3.4万枚
2位 AKB48ヘビーローテーション」(3位・2位)2.3万枚
3位 AKB48チャンスの順番」(2位・3位)2.1万枚
4位 AKB48「Beginner」(5位・4位)1.9万枚
5位 コブクロ「流星」(4位・5位)1.8万枚
6位 少女時代「Gee」(6位・8位)1.4万枚
7位 AKB48ポニーテールとシュシュ」(9位・6位)1.3万枚
8位 EXILE「I Wish For You」(7位・7位)1.3万枚(7位との差:6枚)
9位 Hey!Say!JUMP「「ありがとう」~世界のどこにいても~」(8位・10位)1.0万枚
10位 嵐「果てない空」(11位・13位)8,100枚(11位SKE48との差:51枚)

 合併週を除けば2年4ヶ月ぶりの2週連続首位を獲得した植村花菜が2週合計であれば3.4万枚まで数字を伸ばす結果となっていた。しかしながら1週ずつの集計となってしまい、首位獲得時の売上歴代ワースト1位、2位がこの曲の記録として残る結果となってしまった(第3節1.1万枚、第4節2.3万枚で、いずれも以前のワースト記録、AAA「MIRAGE」の2.5万枚を下回っている)。
 とは言え昨年の合併週の記録と比べると、この時は前節に関ジャニ∞が3日間連続リリースがあり、更に新曲が5曲トップ10入りしている中、昨年の5位(℃-ute「SHOCK!」)は1.9万枚、10位(北島三郎「夫婦一生」)が9,700枚であり、旧譜だけのランキングにしては水準は保てているようにも思える。売上に大きく影響を及ぼすと言われているレコード大賞紅白歌合戦の効果や(レコ大は前回と比べ大きく視聴率を伸ばした)、年末年始も影響しないオンライン販売分の増加などにより、売上水準が想定以上に悪くならなかったとも推測できる。

 まぁ、合併週ではなかったと言うことなので、参考までに。