Green Hill Music Chart 2012 第30節展望

第30節展望(多くのアーティストが“対策”を行った翌週。大幅なシャッフルとなるか)
順位は月曜付けデイリーチャート

1位 山下智久(先週2位・11.9万枚)
 アニメ「トリコ」エンディング・テーマ。当初から三つ巴の構図であったため、イベントなど多くの対策を打ちスタートは前作を2万枚以上上回る出足となった。しかしスタートだけで相手に8万枚以上のリードを付けられてしまいこの時点で白旗。結局その後は伸びを欠き、終わってみれば前作初動を下回る結果でグループ、ソロ、シングル、アルバム通じ初黒星となってしまった。なお、月末発売のアルバムにはこのシングルの楽曲は収録されていないだけに、この結果はかなりダメージの残りそうな敗戦と言えるだろう。
 しかし月曜付けでは2位に倍近い差を付け首位スタート。2週目はかなり余裕のあるスタートとなった。

2位 キム・ヒョンジュン(先週1位・18.3万枚)3種→5種
 今回はB'zプロデュースの楽曲と言う事もあり注目されていたが、パッケージ数を増やし複数種購入特典を設けるなど対策を施した結果、初日だけで前作初動を上回る13.8万枚を記録し一気に勝負を付けた。この後土曜日にも緊急握手会を行う万全の態勢で無敗の山下智久に土を付け首位を獲得。売上も8割以上の大幅な伸びとなった。
 しかし握手会後は劣勢になり月曜付けでも差のある2位。このままだとかなりの下落率になってしまいそうだ。

3位 2PM+2AM 'Oneday'(先週5位・5.5万枚)12種
 映画「Beyond the ONEDAY ~Story of 2PM & 2AM」メイン・テーマ、挿入歌を収録。2PMの前作が好調だっただけに12種と言う超多種リリースもあり三つ巴の首位争いに発展するかと思われたが、スタートは5位と首位争いからは早々と脱落する形に。その後も上位に進出する事はできず週間もスタートと同じ5位。売上は2PMの前々作にも劣る結果となってしまい、せっかくの上昇ムードに水を差す結果にもなりかねないところだ。

5位 モーニング娘。(先週3位・10.1万枚)6種→7種
 50枚目のシングルと言う事もあり大々的なキャンペーンを実施。7種セット購入特典もあったためスタートで前作初動と山下智久を上回る2位と好発進。その後も数字を伸ばし10年ぶりに初動10万枚越えを記録。数多くの後輩アイドルグループが登場している中、その存在感を改めて示す結果となった。

6位 星野源(先週8位・2.6万枚)
 資生堂「アネッサ」CMソング。上位がハイレベルだったため8位からのスタートとなったが、その後は着実に順位を上げ土曜付けでは4位まで進出。売上も伸ばし前作からは1万枚近いプラスと好成績をマークした。スマッシュヒットの多いタイアップと言うのも作用しただろう。

7位 SUPER☆GiRLS(先週4位・7.1万枚)
 表題曲がイトーヨーカ堂「恋☆水着」CMソング、イトーヨーカ堂「good day」CMソング、日本サンガリア ベバレッジカンパニー「氷晶」CMソング、日本テレビ系「芸能★BANG+」エンディング・テーマの4タイアップ。カップリングがエイベックス・グループ・ホールディングス「a-nationキャンペーン」CMソング。トップ争いと共に、モーニング娘。との新旧アイドル対決が注目されたが、結果的には先輩が意地を見せる結果に。ただ今回は販路限定盤が多かったのもあり全体的には前作以上のペースで推移(前作は集団インフルエンザでイベントが出来なかったものある)。結果初動は前作から倍近い数字を記録する事となった。

七森中☆ごらく部
9位 「いぇす!ゆゆゆ☆ゆるゆり♪♪」(先週6位・3.0万枚)
10位 「100%ちゅ~学生」(先週7位・2.8万枚)
 アニメ「ゆるゆり♪♪」より(前者がオープニング・テーマ、後者がエンディング・テーマ)。5月末にリリースされた関連シングルが上位進出し主題歌シングルにも期待がもてる形となったが、強豪揃いの中6位、7位スタートで週間でもこの順位を守りきる結果に。2枚合計の初動は1期主題歌の5倍弱にまで跳ね上がり、人気の上昇を見せ付ける結果となった。


フラゲ日初登場トップ10入り(10組)→週間初登場トップ10入り(9組)→月曜付けデイリートップ10入り(7組・8曲)


来週以降の新譜情報
http://blogs.yahoo.co.jp/amano_redstar/65721886.html