発表「Green Hill Music Grand Prix 2015」(前編)

 お待たせしました。今年1年の音楽界をリードした男女20組、計40組を2日間に分けて発表いたします「Green Hill Music Grand Prix 2015」。今日は前編となります。

Green Hill Music Grand Prix 2015
規定
・今シーズン活躍したアーティストのみが選出される
・併載されているGreen Hill Music Chart 2015年シーズン最終格付け、Green Hill Music Chart 2015年シーズン、週間チャート作品別通算ランクイン週数上位、Billborad JAPAN Hot 100 Year End 2015上位(シングル化されていない曲上位も別枠で選出)、2015 USEN J-POP/洋楽 年間ランキング上位、レコチョクランキング 2015上位から紅白20組、計40組を選出する。
・実際の紅白にあるとされる事務所枠、レコード会社枠は無し

選考資料一覧
2015 年間 USEN HIT ランキング(J-POP/洋楽混合部門からの選出)

 それでは、白組の先攻でGreen Hill Music Grand Prix 2015選出アーティストの発表です。

歌手名(選出回数)「選出曲」選出順位(赤文字が選出内容)

1 東方神起(2年連続5回目)「サクラミチ」白組第13シードBillboard JAPAN白組6位
2 シェネル(3年ぶり2回目)「Happiness」Billboard JAPAN紅組7位、レコチョク紅組4位

 オープニングは日本語曲を歌う外国人歌手同士の顔合わせ。2月に嵐との直接対決で果敢に王者に挑んだ東方神起がスターター。紅組のスターターは3年ぶりの選出となったシェネル。およそ2年半ぶりにリリースしたこの曲も、前作同様息の長い配信セールスを記録した。

3 秦 基博(2年連続2回目)「ひまわりの約束Billboard JAPAN白組7位、レコチョク白組4位
4 Perfume(2年連続7回目)「Relax In The City」紅組第10シード

 昨年の大ヒット曲となったひまわりの約束」は今年に入っても引き続き支持を集め秦 基博は同一曲で2年連続の選出。Perfumeは今季初戦でつまづいたものの、なんとか繰上げでシード権を確保。デビュー15周年となる今年をGrand Prix連続選出で締めくくった。

5 Kinki Kids(3年ぶり7回目)「夢を見れば傷つくこともある」白組第9シード
6 Lia多田葵(5年ぶり2回目)「Bravely You/灼け落ちない翼」ロングヒット紅組4位

 今季最終節に登場し、勢いのあるback numberを下しシード権を獲得したKinki Kidsが3年ぶりの選出。一方、アニメ「Charlotte」で「Angel Beats!」以来5年ぶりのコンビとなったLia多田葵が人気作らしい粘りの推移でその時以来となる選出となった。

7 クマムシ(初選出)「あったかいんだからぁ♪」ロングヒット白組2位レコチョク白組3位、USEN白組8位
8 HKT48(2年連続2回目)「12秒」紅組第9シード

 今季前半の話題曲の一つとなった「あったかいんだからぁ♪」はGrand Prixにも選出。思わぬ形での人気沸騰は各チャートで長期のランクインとなった。HKT48は今季シングルはこの1枚だけ。激戦区となった第22節に登場し、デビューからの連勝は止まった(5位)もののシード権は確保した。

9 NEWS(3年ぶり6回目)「KAGUYA白組第8シード
10 chay(初選出)「あなたに恋をしてみました」Billboard JAPAN紅組6位、レコチョク紅組5位、USEN紅組4位

 NEWSは今季2枚のシングルがいずれも週間1位となり、3年ぶりにシード権を獲得。選出曲は1月にリリースされ、蜷川実花がMVの監督を務めた「KAGUYA」。「テラスハウス」の“まいまい”ことchayは月9「デート~恋とはどんなものかしら~」主題歌を歌い話題に。配信や有線でロングヒットとなった。

11 Pharrell Williams(2年連続2回目)「Happy」Billboard JAPAN(シングル楽曲以外)白組4位、USEN白組4位
12 渡辺麻友(3年ぶり2回目)「出逢いの続き」紅組第8シード

 昨年のThe Billboard年間1位は今年に入っても人気が衰えずPharrell Williamsは同一曲で2年連続の選出。渡辺麻友は自身の主演ドラマ「戦う!書店ガール」主題歌として約2年ぶりとなるソロ楽曲。週間チャートで2位を獲得し3年ぶりとなる選出を果たした。

13 Hey!Say!JUMP(2年連続4回目)「キミアトラクション」白組第7シード
14 Superfly(5年ぶり4回目)「Beautiful」Billboard JAPAN紅組8位、(シングル楽曲以外)紅組3位レコチョク紅組7位、USEN紅組8位

 Hey!Say!JUMPも今季2枚のシングルは週間チャートで首位を獲得しシード権を確保。10月にリリースされた「キミアトラクション」が選出された。Superflyはアルバム楽曲からの選出。シングル化されていないもののドラマ「マザー・ゲーム~彼女たちの階級~」主題歌としてオンエアされ、アルバムや配信の売上を引き上げた。

15 Maroon 5(初選出)「Sugar」Billboard JAPAN(シングル楽曲以外)白組3位USEN白組5位
16 水樹奈々(2年連続7回目)「Exterminate」紅組第7シード

 グラミー賞獲得経験のある世界的バンド、Maroon 5がGrand Prixに初登場。昨年発売されたアルバム「V」(ファイブ)からの楽曲は日本でもヒットとなった。水樹奈々は今季3枚のシングルを全て週間ベスト3に入れシード権を獲得。Mステに初出演した時に歌った「戦姫絶唱シンフォギアGX」主題歌が選出曲となった。

17 SMAP(6年連続7回目)「華麗なる逆襲」白組第6シード
18 家入レオ(3年ぶり2回目)「君がくれた夏Billboard JAPAN紅組3位レコチョク紅組3位、USEN紅組6位

 SMAPも今年2枚のシングルはきっちり首位を獲得しシード権を確保。草なぎ剛主演のドラマ「銭の戦争」主題歌での選出となった。家入レオは月9「恋仲」主題歌となったこの曲が配信を中心にヒットとなり、Billboard JAPAN Hot100では同日リリースの福山雅治を下す大金星を挙げた。

19 ゲスの極み乙女。(初選出)「私以外私じゃないの」Billboard JAPAN白組4位レコチョク白組5位、USEN白組6位
20 椎名林檎(2年連続3回目)「長く短い祭」紅組第6シードBillboard JAPAN紅組10位

 コカ・コーラのCMソングとしてオンエアされ、この曲で一躍チャートをにぎわせる存在となったゲスの極み乙女。がGrand Prix初選出。そして前半最後の登場は椎名林檎。なんとこの曲もコカ・コーラのCMソングとしてオンエアされ、CD、配信共に売上を残しシード権を獲得した。


 前半の模様をお送りいたしました。この中に、今年あなたの印象に残っている曲はあるでしょうか? なお、今回ははじめて、演歌歌手が選出されませんでした。選出内容の変更で演歌歌手には不利な条件になってしまった事が要因とされます。なお演歌版の年間表彰「平成二十七年演歌選手権」は年明けに発表予定です。

 明日は後半の模様をお送りします。どうぞお楽しみに。