2018シーズン第52節（主に11月21日リリース作品）結果
Green Hill Music Chartと格付けにつきましてはこちらをご覧下さい。2017年シーズンからBillboard JAPAN Hot 100でのチャート要素の１つであるルックアップ（推定CD稼働）のランキングを格付け要素として発表します。なお、ルックアップの要素がどのようなものかは、その他のBillboard Japanの要素を含めこちらをご覧下さい（順次2019年度仕様に更新予定です）。
それでは、今週のランキングを発表します。
順位（先週の順位） 「作品名」歌手名（CDリリースからの経過週・レンタル開始日）
１位（初） 「オールドファッション」back number
２位（１） 「帰り道は遠回りしたくなる」乃木坂46（２週目・レンタル開始12月１日）
３位（３） 「Flamingo/TEENAGE RIOT」米津玄師（４週目・レンタル開始11月17日）
４位（初） 「Jealous」東方神起
５位（４） 「君のうた」嵐（５週目）
６位（初） 「うたの☆プリンスさまっ♪Eternal Song CD「雪月花」」（ゲーム・ミュージック）
７位（５） 「Lemon」米津玄師（37週目）
８位（６） 「Memorial」King & Prince（７週目）
９位（２） 「話がしたいよ/シリウス/Spica」BUMP OF CHICKEN（２週目・レンタル開始12月１日）
10位（７） 「U.S.A.」DA PUMP（25週目）
2018年度最終節となる今週はback numberの新曲が初登場で首位を獲得し、最高峰のＳ１ランク昇格を果たした。ドラマ『大恋愛～僕を忘れる君と』主題歌となっており、CDに先立ちダウンロードでも販売され今週を含め３週連続１位と好調な推移を見せていたが、その効果がルックアップにも表れる結果となった。
米津玄師「Flamingo/TEENAGE RIOT」はレンタル開始後の１週間を迎えたが順位を伸ばせず３位のまま。レンタルが始まっていない乃木坂は抜いておきたかっただけに、来季に向けやや不安を残す結果となったか。この強豪ベスト３に阻まれる形となった東方神起は４位まで。こちらは相手が悪かったとも言えるだろう。来年劇場版アニメを控えているうたプリの新曲が６位。こちらも順位では割を食った結果とも言える。
米津玄師「Lemon」は初登場以来、一度もトップ10から脱落せずに今季を終える結果となった。これから年間チャートが発表される時期だけに、この記録をどこまで伸ばす事が出来るか。同じ事は今週で25週目のDA PUMPにも言えるだろう。
11位から20位まででは、11位にデレステの新曲、14位にSUPER BEAVERが初登場。SUPER BEAVERはレンタルの予定が無く販売したCDでの稼働のみでこの順位をマークしており健闘したと言えるだろう。
以上が今週のランキングでした。
さて来週からはも2019年度に突入。開幕週にはAKB48が登場。強豪ぞろいの上位勢にどう挑むか。格付け保持者では平井堅と、約３年ぶりとなるSUPER JUNIORが登場。レンタル解禁後の１週間となるUNISON SQUARE GARDEN（今節40位）とUVERworld（同32位）はどこまで順位を上げられるか。来週のチャートも、どうぞお楽しみに。
お知らせ
2018年度のチャートも今週で最後となります。音楽業界も変動の時期を迎え、遅ればせながら日本でもストリーミングが主流になりつつある中、世界には無い、レンタルと言う音楽の入手方法がどのように影響しているかを含めたルックアップのチャートも、まだまだ情勢を映し出しているものだと思っております。CD売上だけでは見えない、本当に聞かれている音楽をこのチャートで知っていただければ幸いです。
来年度からオリコンでもCD売上にダウンロード売上、ストリーミングの要素を加えた合算ランキングをスタートさせます（集計対象はBillboard JAPANより少ないですが…）。これに伴いBillboard JAPANも2019年度に入る来週のチャートから要素の追加・変更やポイント比率を変更するかもしれません。これについては別記事（冒頭のリンク先）でも詳しく取り扱う予定ですので、世の中の情勢とそれぞれに合った音楽チャートでお楽しみいただければと思います。
今季もご覧いただき、誠にありがとうございました。2019年度となる来週からも、よろしくお願いします。
