札幌の冬の風物詩と言えば雪祭りやホワイトイルミネーション、スポーツのメッカは大倉山であるが、それらに負けない1年に一度の大舞台が真駒内オープンアリーナに今年もやってきた。スノーボードストレートジャンプのチャンピオン決定戦、TOYOTA BIG AIRは今年で開催10周年を迎えた。
TOYOTA BIG AIR公式サイト:http://www.toyota-bigair.jp/index.html
このストレートジャンプは冬季五輪には無い種目で、スキーのジャンプ台のような場所から滑り降り、空中での演技(エア)で雌雄を決するものである。今日行われた日本人予選を勝ち抜いた4人を含め16名が明日、キングオブエアの称号をかけて激突する。
勝負は2本のエアで高得点の方が記録となり予選ではここから8人に絞られる。ここからは1対1のトーナメント形式になり(以前はここからさらに3人に絞り込んだ)、予選同様2本のエアで相手を上回れば勝抜けとなる。ノックアウト方式のトーナメントが選手を高揚させ、大技が連発する一瞬たりとも気が抜けない対戦が続くだろう。
昨年の優勝者、イェロ・エッタラを含め10人の外国人招待選手を日本人が破るのは容易ではないが、02年以来の表彰台は不可能ではない。今年はどんなドラマが、どんな大技が待っているのか。オリンピックやゲレンデでは見られない一味違うスノーボードを、ぜひご覧になってみてはいかがでしょうか。