オリコン:2011年シーズン第39節結果

第39節結果(またしてもと言うべきか、立場が逆になったと言うべきか)

1位 三代目 J Soul Brothers
 スタートの事前予約分で前作初動を大きく上回る数字を見せたものの、その後の展開が見えてこなかったために週間首位獲得は難しいと思われたが、週末に行われたハイタッチ会で再加速。結局発売を1週遅らせたのも、福山雅治を避けて週間首位獲得のための作戦だったと思える。売上は8.3万枚で前作から倍以上に伸ばしたが、次同じ数字が出る保証はない。だからと言って逆戻りでは尚更今回の結果が疑われるだろう。色々な意味で今後が注目されるところだ。

2位 堂本剛
 またしても発売日を変更してきた相手に首位を奪われる形となってしまった。売り上げペースも前作から比べれば伸び悩む形となり、7.6万枚は前作から15%近い下げ幅に。きっちり伸びていれば相手の対策に関わらず順位は変わっていたと思われるが、今回もジャニーズサイドは特に発売日以降の動きは無し。Kinki Kidsは無敗記録が続いているが、ソロではこの連敗で綻びが見えてしまう形となってしまった。

4位 flumpool
 3位スタートからタイアップ効果もありそのまま押し切る展開になるかと思われたが、こちらもペースが上がらず週間3位争いからはあっさりと後退。結局福山雅治との4位争いも僅差になったがなんとか逃げ切り4位は確保。売上は3.4万枚と前作から僅かにプラスだが、もう少し売り上げを伸ばしたかったところか。

6位 ℃-ute
 5番手からのスタートだが位置的には前作から大幅なダウンもありえる苦しい位置に思えたがイベント効果による巻き返しもあり1.7万枚と前作比微減でまとめる結果となった。

7位 NIGHTMARE
 スタートは10番手でアルバムリリースが発表された直後だけに、こちらも苦しい展開になるかと思われたが、水曜、木曜と挽回し巻き返した。1.6万枚と売り上げを落としたのはアルバムを見据えての可能性もあるだけに次回の動きに気をつけたい。

8位 Alice Nine
 7番手からのスタートで金曜日にはライブも行われた事もありそこで再加速。ただそれ以外の部分で伸び悩んだか1.3万枚と、こちらも僅かに数字を落とす結果となった。

9位 BRAHMAN
 8番手スタートから久々と言う事もありその点がどうなるかが焦点だったが、中盤いったん順位を上げたもののペースが上がらず、4組による9位争いに巻き込まれる事に。なんとかこの順位争いをものにしたが1.0万枚は、やはり久々が堪える結果となったようだ。


その他
11位 9mm Parabellum Bullet
12位 長渕剛
14位 リュ・シウォン
25位 Galileo Galilei
41位 植村花菜
 9mm Parabellum Bullet長渕剛は共に中盤追い上げを見せたものの、週末の失速が響きトップ10入りを逃す結果に。リュ・シウォンはその後が続かず震災後の前作を越えるのがやっとと苦戦。Galileo Galileiは前々作をも下回る結果に。植村花菜も順位を大きく落としたが、前作以前から比べれば高い数字である。


月曜付けデイリーチェック
 先週同様土曜日から首位を奪い返したAKB48が首位をキープ。今週も2万枚近い数字が出る可能性がある。2位も先週同様福山雅治で、こちらは1万枚の中盤ぐらい。3位に堂本剛が入っており1万枚ぐらいのペースか。


第40節展望
 弟分の三代目 J Soul Brothersからバトンを受け継ぐ形でEXILEが登場。今回はATSUSHIのソロ楽曲を含めてのリリースとなり、その動向が注目されるところだ。上位争いはモーニング娘。ClariS中島美嘉ザ・クロマニヨンズスキマスイッチと韓国からRAINBOWが参戦。旧譜と入り乱れての順位争いは白熱しそうだ。


来週以降の新譜情報はこちらから
http://blogs.yahoo.co.jp/amano_redstar/65061429.html