2015 Grand Prixへの道(その1)とお知らせ

 今年も10月に入り残すところあと3ヶ月。年末が徐々に近づきつつありますが、当「“天”ブログ」では今年も日本の音楽シーンの年間表彰「Green Hill Music Grand Prix 2015」を開催する予定です。ここでは選考基準から現時点での暫定的な選出者を見ていきます。

 まずメインとなります「Green Hill Music Grand Prix 2015」(今回が9回目の開催)の選考状況です。ここで改めて選考基準をお知らせします。

選考基準(赤文字が昨年からの変更箇所)
Green Hill Music Chart 2015シーズン 最終格付けから上位10組(リンク:現時点での暫定格付け)
Billboard JAPAN Hot 100 Year End 2015 上位各2組(シングルに収録されていない楽曲から更に上位各2組)
Green Hill Music Chart 2015シーズン 週間ランキングトップ10入り週数上位から各2組(リンク:第43節時点で今季5週以上ランクインした作品)
レコチョクランキング(年間)上位各2組
2015 年間 USEN HIT J-POP/洋楽総合ランキング(年間)上位各2組

 Green Hill Music Chartは今季からBillboard JAPANの年間に合わせ、昨季から2週間前倒してのシーズンとなっています(最終節は11月18日の週)。また格付けでは最終的な順位付けとしてBillboard JAPAN Hot 100 Year End 2015の順位を用います。現在は上半期時点でベスト20に入った楽曲を歌ったアーティストを上位順に最優先で順位付けしていますが、ここから順位が入れ替わる可能性があります。
 そのBillboard JAPANですが、今季後半からYouTubeの閲覧回数とプチリリへの歌詞アクセス回数がチャート要素として取り入れられました。年間チャートではこの2要素が年間単位で再集計(上半期分も加味)されるのか、集計が始まった今季後半からのポイントのみとするのかにより、(現在有料会員が確認可能な年間順位から)大きく順位が変わる可能性があります。また今回は昨年まであったアルバム売上上位からの選出を「Billboard JAPAN年間チャートからシングルCDに収録されていない楽曲」として選出します。これは当然洋楽が有利になる部門になると思われますが、どのような楽曲が選出されるでしょうか。
 昨年までシングルCD売上上位で選出していた部門を今回「週間チャートトップ10入り週数上位」として選出します。配信チャートからの選出は今回、レコチョクの年間ランキング上位から選出となりました(iTunesBillboard JAPANの要素に含まれており、選考基準が全体的にBillboard JAPANの要素が強くなったため)。USENからの選出方法は昨年新設されたJ-POP/洋楽総合ランキングからの選出となります。ここも昨年は洋楽が強さを発揮した部門でしたが、今年はどうなるでしょうか。

【参考】昨年のMusic Grand Prix

 では現在、選出圏内にいるアーティストを見てみましょう。(年間表彰選出回数)

白組
嵐(8)
B'z(5)
関ジャニ∞[エイト](7)
Kis-My-Ft2(4)
SMAP(6)
NEWS(5)
2PM(1)
Hey!Say!JUMP(3)
クマムシ(0)

紅組
AKB48(7)
乃木坂46(3)
SKE48(5)
NMB48(4)
西野カナ(3)
椎名林檎(2)
水樹奈々(6)
渡辺麻友(1)
HKT48(1)

 紅白共に現在、格付け上位の10番目が同じ格付けに複数(白組はA1に13組、紅組はA3に4組)いるため、上位9組までを圏内として表記しています。今月は2PMとHey!Say!JUMPが直接対決を向かえ、負けたら脱落する大一番となります。また次節第44節ではSEKAI NO OWARIが登場し、選出圏内に食い込む可能性があります。一方紅組はまだまだ予断を許さない状況で、思わぬ形での一発逆転もありえそうです。

 さてここで、選考委員会からお知らせがあります。


 今回で9回目となりますGreen Hill Music Grand Prixですが、選考委員会での協議の結果、アニメ「ラブライブ!」内のアイドルユニットμ'sを何らかの形で正式な選出者として選出する事を決定しました。
 従来通り年間ランキング上位で選出者を決めるべきではとの声もありましたが、第32節~第34節にかけて、しかも相手がSexy Zone三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBENMB48と強豪を下して別作品での3週連続1位獲得と、チャートで与えたインパクトの強さもあり、今回異例の形ではありますが、事前に選出を内定する事と致しました。


 と言う事で、この時点でμ'sの選出が確定しました。紅組は残り19の枠を巡る争いとなります。果たして来月までのどんな動きがあるでしょうか。また来月の今頃、途中経過をお伝えできればと思います。