年間表彰の選考要素変更について

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 8月29日発表の第39節で今季日程が3/4が終了し、いよいよ年間表彰となります「Green Hill Music Grand Prix 2018」に向けた争いも大詰めに差し掛かります。果たして今年の「実力至上主義の紅白」へ上り詰めるのは誰になるのか。

 さて、上半期表彰となります「Green Hill Music Camp 2018」では今年から新たな選考要素を加え、より幅広いヒット曲を提示出来たかと思いますが、「Green Hill Music Grand Prix 2018」でも新たな選考要素を取り入れる、予定でした。しかしながらこれについて、現在のヒット曲を正しく示しているとは言い難い結果が出てきております。

 それはBillboard JAPANでは昨年10月からランキングを発表し、オリコンでも2019年度からランキングを発表を開始する予定のストリーミング要素です。

 現在のストリーミング要素のランキングは再生回数により決まります。従って1人がその曲を100回再生すれば、その100回がそのままランキングに集計されるため、ライトユーザーよりヘビーユーザーの動向が強く反映されてしまう傾向が見受けられます。これは特典商法によりCD売上を吊り上げる行為と変わりなく、かつストリーミングであれば安価に長期間行えるため、特に年間チャートのような長期間のランキングとなれば、その影響が強く現れてしまうものと考えられます。

 今年からUSENの年間ランキングに変わり選考要素に加える予定でしたストリーミングチャートですが、現在の集計方法では年間の代表を選出するに相応しくないと考え、選考要素から除外する決定を下しましたのでご理解いただければと思います。

 従いまして「Green Hill Music Grand Prix 2018」の選考要素につきましては以下のように変更いたします(赤地が今季の変更点)。選出組数は暫定(投稿当初のものから修正

【シングル部門】
Billboard JAPAN Hot 100上位※4組
Billboard JAPAN シングルルックアップ上位(4組
Billboard JAPAN Download Songs上位4組
【アルバム部門】
Billboard JAPAN Hot Albums上位1組
Billboard JAPAN アルバムルックアップ上位(1組)
Billboard JAPAN Download Albums上位(1組)
【ワイルド・カード】
Green Hill Music Chart格付け上位(5組)

※ CDセールスランキングの順位を総合チャートで上回った曲が対象(同数の場合はルックアップの順位が同数以上が条件)。シングルCD表題曲以外の楽曲、ダウンロード販売のみのアルバムは無条件で選出。

 「Green Hill Music Grand Prix 2018」は12月28・29日に発表予定となります。どうぞお楽しみに。