シングルCDのルックアップ（稼動数）に絞って紹介している週間シングルルックアップチャート。それでは今週のチャートをチェックしていきたいと思います。なお、ルックアップの要素がどのようなものかは、その他のBillboard Japanの要素を含めこちらをご覧下さい。ここでは実際のCD出荷数に近い数字とされるオリコンでの結果を中心に比較します。
４月25日付 週間シングルルックアップチャート
順位（先週） 歌手名「曲名」（CDリリースからの経過週）
１位（初） HKT48「74億分の1の君へ」
２位（１） 欅坂46「サイレントマジョリティー」（２週目）
４位（３） 嵐「復活LOVE」（８週目）
５位（４） 手嶌葵「明日への手紙」（10週目）
６位（５） GReeeeN「始まりの唄」（３週目）
７位（６） aiko「もっと」（６週目）
８位（７） AKB48「君はメロディー」（６週目）
９位（８） ケツメイシ「さらば涙」（５週目）
10位（初） GRANRODEO「TRASH CANDY」
オリコンでは23.9万枚（サウンドスキャンでは29.0万枚）で首位を獲得したHKT48がルックアップでも首位を獲得。この曲は先日の大地震で大きな被害が出ている熊本にある熊本日日新聞社のCMソングとして使用されており、売上の一部を義援金として充てる事がすでに発表されている。
先週の１位～８位までが綺麗に１つずつ後退。手嶌葵はレンタルランキングで５週連続１位を記録しておりドラマ終了後も好調な稼動を見せている。そのレンタルランキングでは乃木坂46が急浮上しており、今後の推移が気になるところだ。
続きまして今週のオリコンチャートとの比較です（－は100位以下でポイント有り。×は100位以下でポイント無し、もしくは欠測。？は不明）。トップ10とルックアップで20位以内に入った新譜を掲載。
１位（１） HKT48「74億分の1の君へ」
２位（39） DOBERMAN INFINITY「いつか」
３位（２） 欅坂46「サイレントマジョリティー」（２週目）
４位（×） SOLIDEMO「Landscape」
５位（×） 原駅ステージA／ふわふわ「Rockstar／フワフワSugar Love」
８位（？） Doll☆Elements「Dear future」
９位（10） GRANRODEO「TRASH CANDY」
10位（17） 水瀬いのり「harmony ribbon」
13位（11） KEYTALK「HELLOW WONDERLAND」
14位（16） CHiCO with HoneyWorks「恋色に咲け」
HKT48と共に新譜でルックアップのトップ10入りを果たしたのはアニメ「文豪ストレイドッグス」主題歌のGRANRODEO。売上は1.1万枚だったが稼動率が高くオリコンと近い順位を出した。水瀬いのりは今年の第10回声優アワードで主演女優賞を獲得した期待の若手声優。キングレコードでは年齢的にベテランに達しつつある水樹奈々の後継者と見込んでいるが、ノンタイアップながら結果を残し、期待に応えているようだ。
オリコンではトップ10に食い込めなかったものの稼動の良さが目立ったのはKEYTALKとCHiCO with HoneyWorks。KEYTALKは来月にもシングルを控えており、今回はノンタイアップだったもののルックアップではオリコン以上の順位をマーク。CHiCO with HoneyWorksはアニメ映画「ずっと前から好きでした。～告白実行委員会～」主題歌。ここもアニメ主題歌でのリリースとなったが、稼動では水瀬いのりを上回る推移を見せた。
