週間シングルルックアップチャート(9月5日付)

 シングルCDのルックアップ(稼動数)に絞って紹介している週間シングルルックアップチャート。それでは今週のチャートをチェックしていきたいと思います。なお、ルックアップの要素がどのようなものかは、その他のBillboard Japanの要素を含めこちらをご覧下さい(リンク先は近日中に書き換える予定です)。

順位(先週) 歌手名「曲名」(CDリリースからの経過週・レンタル開始日)

1位(初) Kis-My-Ft2「Sha la la☆Summer Time」
3位() 安室奈美恵「Hero」(5週目
4位(初) [Alexandros]「SWAN」
5位(2) EXILE「Joy-ride~歓喜のドライブ~」(2週目)
6位(4) 欅坂46「世界には愛しかない」(3週目・レンタル開始8月27日
7位(3) 乃木坂46裸足でSummer」(5週目・レンタル開始8月13日)
8位(7) WANIMA「ともに」(4週目)
9位(6) E-girls「Pink Champagne」(3週目)
10位(初) EXILE THE SECOND「Shut up!! Shut up!! Shut up!!」

 オリコンでは26.7万枚(サウンドスキャンでは20.9万枚。オリコンとの差は前作両者の差異が小さかったため、キスマイショップ分ではなく、ツアー会場での予約販売分が抜けている可能性が高い)を計上したKis-My-Ft2がルックアップでも首位を獲得。前作は初動時に6位と稼働は低かったが、今回はきっちりと稼働もマークした。CD売上で一時リードを許していたため、ファンが連続首位維持のために対策を施した動きも見られた。
 初登場は4作。先週上位は5位だったうたプリを除き7位までがトップ10に残留。欅坂46はレンタルが開始され、来週順位を上げられるか。またWANIMAが4週目に突入。息の長い稼働を見せている。

 続きまして今週のオリコンチャートとの比較です(-は101位以下300位以内でポイント有り。×は301位以下でポイント無し、もしくは欠測。?はchart insightの各要素で20位以内が無く不明)。トップ10とルックアップで20位以内に入った新譜を掲載。

順位(ルックアップの順位) 歌手名「曲名」(CDリリースからの経過週)

1位(1) Kis-My-Ft2「Sha la la☆Summer Time」
2位(-) BOYS AND MEN「YAMATO☆Dancing」
4位(10) EXILE THE SECOND「Shut up!! Shut up!! Shut up!!」
5位(4) [Alexandros]「SWAN」
6位(85) SMAP世界に一つだけの花(シングル・ヴァージョン)」(2003年3月5日発売)
7位(-) バンドじゃないもん!「夏のOh!バイブス」
8位(5) EXILE「Joy-ride~歓喜のドライブ~」(2週目)
9位(11) LiSA「Brave Freak Out
10位(?) たこやきレインボー「どっとjpジャパーン!」

17位(12) FLOW「風ノ唄
24位(13) MYTH & ROID「Paradisus-Paradoxum
25位(20) エミリア高橋李依)「Stay Alive

 オリコンでは21.1万枚(サウンドスキャンでは18.4万枚。局地的に売上比率が高過ぎたためか、中間発表の19.1万枚から減算されている)を計上したはずのBOYS AND MENはなんと100位以内に入れず。前作は今回の1/3程度の枚数だったものの100位以内にランクイン出来ていたが、今回この枚数で100位以内にすらランクイン出来ないのは異常事態とも言えるだろう。何のためのCDなのか。
 2作連続で首位を獲得していたAqoursは今回2位。キスマイ vs. ラブライブ! はお互い持ち味を発揮しての決着となったか。[Alexandros]がEXILE THE SECONDを上回る稼働を見せ4位。ドラマ主題歌の効果は少しはあるか。オリコン11位以下ではMYTH & ROIDがルックアップで大きく順位を上げ13位。配信においてはアニソン系では抜けた強さを誇っており、CDにおいても売上より稼働が強いようだ。

 なおレンタルランキングで3位に初登場したいきものがかりだが欠測となってしまったようだ。オリコンでは20位だったが、本来ならルックアップで上位にランクインしていたであろう。


お知らせ1:
 「Green Hill Music Camp」でお伝えした通り、来季2017年シーズンより現在のチャートに変わり、ここで紹介していますルックアップチャートをメインチャートとして格付けを実施します。なお現在オリコンとの比較を掲載しておりますが、これにつきましては今季限りとする予定です。CD売上をあえて掲載せず、本来あるべきヒット曲を紹介出来ればと思います。

お知らせ2:
 今季の年間表彰に当たる「Green Hill Music Grand Prix 2016」の概要、および現時点での選出圏内アーティストを今週末発表します。今季は選出方法、選出枠を大幅変更し、より共感を得られるアーティストを選出する予定となっております。発表をどうぞお楽しみに。