来年6月からドイツで行われるサッカーワールドカップは、先月時点で27の代表が決定。残る5つの椅子を賭けたプレーオフが12日と16日にホーム&アウェイで行われる。天国か地獄か。Dead or Aliveの戦いが始まろうとしている。
W杯ドイツ大会HP(英語) http://fifaworldcup.yahoo.com/06/en/
最激戦区ヨーロッパは、グループリーグでセルビア・モンテネグロに苦杯を記したスペインがスロバキアと対戦。スペイン有利と言われているがスロバキアもロシアを僅差で退け、チェコと分断後初の出場が見えているだけに簡単にはいかなさそうだ。グループリーグで無敗だったものの、最後はフランスに1位を譲ってしまったスイスはトルコと対戦。スイス攻撃陣の出来が勝敗を左右しそうだ。グループ5で無難に2位に入ったノルウェーはチェコと対戦。チェコはプレーオフ限定であのネドベドが代表復帰。攻撃陣に更なる厚みが加わりそうだ。これをノルウェーは耐え凌げるか?
大陸間プレーオフは南米vsオセアニアとアジアvs北中米カリブ海。まずはウルグアイとオーストラリア。ウルグアイはレコバの復帰もあり激しい5位争いを制した。オーストラリアは来年AFCに移籍することになるため、オセアニア枠からは最後の挑戦となる。ウルグアイの有利に変わりは無いが、オーストラリアも32年ぶりの出場へ闘志を燃やす。そしてトリニダード・トバコとバーレーンの戦いは次回以降の出場枠も関わる大事な試合となりそうだ。今回アジアは4.5、北中米カリブ海は3.5の枠があったがこの戦い次第ではこの出場枠が逆転する可能性もある。国の威信だけではなく、地区レベルを占う意味でも重要な試合となりそうだが、ややバーレーン有利か。
11月16日、最後の5つの枠が決まり、32の代表が出揃う。果たして最後に笑うのはどこか?