2021シーズン第1節(11月23日~11月29日)結果
昨シーズンとなる2020年度から大幅に仕様変更を行ったGreen Hill Music Chartですが、今季は新たに長期に渡りチャートインしている曲に対してポイント獲得条件を付け、チャートの活性化を促進する「リカレント・ルール」を導入します。詳しいルールにつきましては下記のリンクをご覧ください。
また、このチャートで用いているBillboard Japanのダウンロード、ストリーミング、ルックアップの要素を含め、Billboard Japan全体の仕様解説も掲載しておりますので、併せてご覧いただければと思います。
それでは2021年シーズン開幕週、第1節の結果です。
2021年シーズン開幕戦はLiSA「炎」が4週ぶり3度目のパーフェクトを達成し幕を開けた。CDで強力な新譜が無かったため、ルックアップも4週間ぶりに首位の座を取り戻し30Pt.を獲得。これで初登場から年度を跨ぎ7週連続首位となった。2021年シーズンはこの曲を追いかける展開となりそうだ。
前節の時点で2位になっていた菅田将暉がこの週CDをリリース。ルックアップのポイントを上乗せしたが「炎」の勢いを止めるには至らなかった。ただこの曲もロングヒットが充分に狙えるだろう。今週CDをリリースした「Step and a step」がデジタルリリースの時点で初登場3位と高い順位をマーク。次節どこまで「炎」に立ち向かえるか。
今季から導入されたリカレント・ルールにより昨シーズンまではポイントを獲得出来なかった部門11位以下の曲にもポイント獲得の可能性が出てきた。前節再登場した「silent」がダウンロードとストリーミングでポイント対象が繰り上げられストリーミング11位ながらも1.5ポイントを獲得。7位まで順位を伸ばした。逆にこのルールで大きくポイントを失ったのが「紅蓮華」と「夜に駆ける」。「紅蓮華」は前節までなら14Pt.獲得のところルックアップの6ポイントのみが有効となり10位に後退。「夜に駆ける」はストリーミングで6位に後退。新ルールによりポイント獲得条件を満たさなかったため前節4位から今週チャートから外れる形となった。
今週初登場は2曲のみ。「Life Goes On」はアルバムからの楽曲。2週目でCDがリリースされた先週順位を伸ばしチャートイン。この影響で「Dynamite」もポイントを伸ばした。また再登場が2曲。今週CDがリリースされた「三文小説」とルックアップでトップ10に復帰した「HELLO」がチャートに戻ってきた。
つづいて、今週の結果を受けてのアーティストランキング上位40組はこのようになりました(ポイントの増減に伴う順位変動に対し赤文字、青文字表記)。
トップ10では嵐が1つ順位を落とし8位に後退。次節では米津玄師とKing Gnuが入れ替わる見込みとなっており、昨年末のポイントによる変動がここから発生しそうです。
それ以下では菅田将暉、TWICE、SEKAI NO OWARI、平井大が順位を上げています。菅田将暉はここからどこまで順位を伸ばせるでしょうか。
全ての結果につきましては、こちらからご覧ください。
以上が今週のチャートでした。
さて次節は上記にもあるようにNiziUが本格的にデビューを果たしCDをリリース。首位「炎」に挑む形になるだろう。またKing GnuもCDをリリースし上位を狙う。CDリリース組では「虹ヶ咲」のソロシングル第2弾と水瀬いのり。デジタルリリースではKing Gnuの両A面曲のもう一方「千両役者」が好スタートを見せ、2曲揃ってのチャートインとなりそうだ。無敵の鬼を倒すのは誰になるのか。2021年シーズンもGreen Hill Music Chartをよろしくお願いいたします。