Green Hill Music Chart 2022 最終第52節結果

2022シーズン最終第52節(11月21日~11月27日)結果

 

今季のルールについてはこちらをご覧ください。

amano-yuuki.hatenablog.jp

 

 また、このチャートで用いているBillboard Japanのダウンロードストリーミングルックアップの要素を含め、Billboard Japan全体の仕様解説も掲載しておりますので、併せてご覧いただければと思います。

amano-yuuki.hatenablog.jp

 

 今週月曜日(28日)から2023年度となり、ルックアップツイートの要素が廃止となりました。新たな傾向が判明次第、こちらに追記します。

amano-yuuki.hatenablog.jp

 

 それでは2022年シーズン最終節となる第52節の結果です。まずは11位以下を発表します。

2022 Round 52 Result

 今週は29曲がポイントを獲得。11位以下では前節からポイントを伸ばした曲は無く、初登場だけが赤文字となった。

 その初登場は3曲。ドラマ「君の花になる」内から「HIKARI」が18位。アニメ「ぼっち・ざ・ろっく!」から「あのバンド」が21位。「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」から「PASTEL」が27位に入った。

 

 つづきましてトップ10の発表です。

2022 Round 52 Top 10

 5位の「すずめ」は順位こそ変わらないものの、前節からストリーミングでポイントを伸ばしており、映画と共に堅調と言えるだろう。

 初登場は1曲のみ。先月20日に開幕したサッカーワールドカップの開会式でも披露された公式サントラ収録曲「Dreamers」が4位に入った。

 今季最後の首位争いはシングルCDをリリースした「KICK BACK」がポイントを伸ばし4週ぶり3度目の首位獲得となった。2週連続1位だった「祝福」は「Subtitle」と同点の3位に後退。上位3曲は年間のポイントでも接戦となった。

 

 それでは今週の結果を受けて、アーティストランキング上位40組はこのようになりました(ポイントの増減に伴う順位変動に対し赤文字青文字表記)。今週は今季最終週のため、今季の獲得ポイントでのランキングとなります。

Artist Ranking 22-52

 前年度が53週で行われたため、今週は前年のラスト2週間分のポイントが差し引かれている。そのため今週はランクダウンが多く、トップ10では優里が9位から11位に後退した。

 来季からはルックアップに変わり、MV再生数の順位がポイント対象となるが、2022年度のポイントはそのまま使われる。ここから来年度、どのような変化が起こるのか。

 

 ここで楽曲別の年間ランキング上位20曲の発表です。

2022 Season Hit 100 Final Result

 終盤までもつれ込んだチャンピオン争いは第51節で「ミックスナッツ」が逆転する劇的な展開で年間1位を獲得した。しかし各要素別のランキングではダウンロードが「残響散歌」、ストリーミングは「W / X / Y」、ルックアップは「初心LOVE」とタイトルを分け合った。

 ダウンロードは上位3曲のポイントが突出しており、水準の低下する中でも上位を維持するのが難しい要素となっている。ストリーミングは昨年ほどのロングヒットが無くなり、リカレント・ルールの効果もあってか1位の「W / X / Y」が何とか200Pt.を超えるまでとなった。なお「ミックスナッツ」が最終節のポイントで「ベテルギウス」を上回った。今季で廃止となるルックアップでは「初心LOVE」が51週に渡りポイントを獲得し他を圧倒。2位もなにわ男子の「The Answer」であり、この要素では強さを発揮した。

 なおBillboard Japanの2022年度年間ランキングは、例年通りであれば9日早朝に発表される。

 

 

 その他、現在の曲別暫定年間ランキングはこちらからご覧ください。

amalabel.g3.xrea.com

 

 以上が第52節のチャートでした。

 

 

 年度末のご挨拶

 今シーズンもGreen Hill Music Chartをご覧いただき、誠にありがとうございました。今週のチャートをもって2022年度が終了いたしました。

 今季前半はストリーミングでの再生回数キャンペーンの影響が出始め、今後に不安が残る展開となりましたが、胴元の調整によりこの問題は解決の方向へと向かっていきました。ただルックアップではジャニーズ勢の寡占状態が続き、他勢力がなかなか食い込めない、上位に定着出来ない状態となってしまい、その結果が年間ランキングにも出てしまっているような感じがします。ただ来季からはルックアップに変わりMV再生数の週間ランキングがポイント対象となり、チャート要素が完全デジタル化されます。MVでのヒットがどのような結果を生み出すのか。

 来週からの2023年シーズンをどうぞご期待ください。また2022年シーズンの年間表彰となります「Green Hill Music Award 2022」、「Green Hill Music Grand Prix 2022」もご覧いただければと思います。

 

 それでは、2023年シーズンでお会いしましょう。