もはや“出来レース”では済まされないレコード大賞

 8月のランザエサvs亀田興毅戦での疑惑の判定(実はこの一戦と12月の防衛戦において、リングの広さが規定より狭いと言う新たな疑惑が浮上している)、そして11月の世界バレー女子での不可解なMVP選出と、今年は「TBS=やらせ」を思わせる疑惑が一気に浮上したが、その最もたるイベントである年末の恒例行事、「輝く!日本レコード大賞」が間もなく放送、授賞式が行われるところである。

 昨年の大晦日、この番組は番組史上最低となる10.0%と言う視聴率で他局の番組に対し惨敗を喫し、この結果を受け2つの選択肢を局側が迫られることとなった。その二つと言うのが、

・大晦日放送をやめ日程を変更する
・テレビ放送を止めラジオ放送のみにする

 と言ったものである。そこでTBSは「アーティストが大晦日だと揃わせにくい」と言う理由で日程変更を選び、今年は1日早め12月30日発表と言うことになった。
 しかし、今日のラテ欄をご覧いただければ分かる通り、本当にそう言う理由なのかと言われればかなり疑問が残るメンバー構成となっている。

 ではどうしてこうなってしまったのか。やはり世間から言われているようにこの賞自体が、すでに「出来レース」と化してしまっているのではないのであろうか。

 冒頭に書いたような疑惑を持たれ続けたTBSが、いつまでこの「悪しき伝統」をやり続けてしまうのであろうか。それとも最早、TBSの存在そのものが「やらせ」や「出来レース」なのであろうか? 今年は3時間半と時間枠を拡大して放送するがもしこれで昨年の視聴率を下回るようなことがあれば、それは視聴者の冷静は判断と受け止めなくてはならない(まぁ、昨年を下回ることは無いと思うが)。受賞アーティストよりも番組の構成が気になる時点で、もはや“終わっている”と言われても不思議は無いが…