第38節結果(ミスチル快勝の裏で、驚異的な補正で上位に殴り込みをかけたのは?)
1位 Mr.Children(29連勝)
推定差 約2千枚(+0.68%)
前作は初動20万枚割れを起こし、ミスチルとて売上減は例外ではないと思われていたが、今回はあっさりと数字を取り戻すことに成功。最終的には26.0万枚まで数字を伸ばす結果となった。1種リリースでこの結果は各方面から賞賛を浴びており、逆に前作が何だったのかとも言える内容となった。
2位 TOKIO(連勝ならず)
前作は相手に恵まれた形だったが、さすがにミスチル相手では歯が立たなかった。しかし前作とほぼ同等の数字を出しており、内容的には可も不可もなくと言ったところだろう。
3位 GIRL NEXT DOOR
avex社自身がプロデュースした期待の新ユニット。スタート時点では2万枚の突破すら怪しまれたが、中盤以降の伸びが顕著に見られ3.0万枚と予想を大きく上回る結果となった。ただ出資に似合うだけの結果かどうかと言う点においては疑問の声が絶たないだけに、来月のシングルが試金石となるだろう。
8位 くるり
4番手と上位の狙える位置からのスタートだったものの、8位まで順位を落とす結果となった。しかし1.8万枚と言う数字は決して悪くは無い。巻き返しに期待できそうである。
9位 D
1.4万枚と言う数字は前作より上回っている。しかし驚くべきは専門店補正だろう。スタートは12番手でデイリーでは一度もトップ10入りしなかったが、イベントをこなし売上をデイリーでは見えないところで伸ばしていた。前作もそうだったが、この補正力はキャラもののアニメ系を大きく上回るものである。
正式な結果は必ずオリコン発表のものとご照合・ご確認ください。
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第39節展望(4種リリースが2人、波乱の要素になりそうな予感)
月曜付けデイリーチェック(今週からの新コーナー)
月曜付け首位は引き続きMr.Children。売上は1万枚を超えており、今週はドラマの最終回も控えているだけに引き続き上位に踏みとどまりそうだ。想定は5.5万枚だが、ドラマ効果次第ではさらに数字を伸ばすものと思われる。今週のメンバー構成ならGLAY以外はこの数字を超えることは難しいだろう。
GLAY(前作1位)
実績的には一枚抜けているが、今回はタイアップの力を得にくい状況となっている。映画の公開は10月、ドラマはすでに先週で放送が終了している。前作は10万枚にあと一歩届かなかったが、タイアップの力がどう影響するだろうか。
UVERworld
GLAYとは前作に引き続き再戦(第26節)となる。今回はノータイアップで前作の勢いをどれだけ維持することが出来るかと言った展開となる。次作はあの「ガンダムOO」の主題歌(11月リリース)となっているだけに、今後を占う意味でも重要な一戦となりそうだ。
大塚愛
今回4種リリースで望むうちの1人。今回はデビュー5周年記念限定盤を含めてのリリースとなっており、前作からの売り上げ増は至上命題と言っていいだろう。3作前には1位もあるが、その時の勢いを少しでも取り返しておきたい。
木村カエラ
前作の9位はレベルの高い週だったため、ここからの巻き返しとなりそうだ。ただ今週も強敵が揃っているだけに、タイアップのCGアニメ映画公開の週末で伸びを見せておきたい。
Superfly
今までシングルでのトップ10入りは無かったものの(自己最高位は13位)、アルバムのヒットで今回はトップ10入りが狙える位置からのスタートとなりそうだ。アルバムの勢いをどこまで持ち込めるか。
DIR EN GREY
中川翔子
DIR EN GREYは11月にアルバムを控えており、ここでは苦戦する可能性がある。中川翔子は自身の出世作、「天元突破グランガラン」の劇場版主題歌。前作はらしさが出なかったが、4種リリースで巻き返しとなるか?
火曜日デイリーチェック
トップはGLAY。しかし数字は予想以上に伸び悩んでおり、6.5万枚のペースでしかない。2番手のUVERworldは6万枚弱のペース。GLAYの伸び悩みにより、ベスト3は予想以上の接戦となりそうだ。3番手大塚愛のペースは3万枚の後半と、少しは持ち直してきそうである。
お詫び
先日の第36節展望におきまして、「auでは彼(嵐・大野)のCMが流され続け、契約数に影響が出ている模様」と記載いたしましたが、8月の各携帯会社の契約台数を見る限り、auの純増数は(全体に対する率も含め)上昇に転じていることが発表されました。この記事を見て不快を感じた全ての皆様にお詫び申し上げます。なお上記CMは、8月は放送を自粛していましたが、9月から再び放送されております。