オリコン:2010年シーズン第21節結果(update)

第21節結果(深刻な問題へと発展するのか。意外と苦戦した彼らの今後は?)

1位 KAT-TUN(12連勝)
推定差 1.1万枚(+5.08%)
 ここ3作ドラマタイアップでのリリースとなっていたため、今回はそれに比べてもタイアップは弱めと言う事もあり、スタートから大きく数字を落とす形に。結局そのまま回復させる事も出来ず初動は23.0万枚に。これは前作から12万枚以上、4作前の「White X'mas」(ノンタイアップ)から比べても2万枚近く数字を落とす厳しい結果となってしまった。やはり赤西仁の離脱が影響していると言う事なのだろうか?

2位 VAMPS
 今作は2種リリースとパッケージを増やした影響もあってか、スタートは前作から2割以上高い数字でのスタートとなった。週の後半は息が続かず最終的にはデイリートップ10から落ちてしまったが、何とか初日の貯金を守りきり2位を確保。来月にもシングル、7月にはアルバムも控えているが、この2位はアルバムに向けて大きな活力となりそうだ。

3位 ケツメイシ
 やはり2年以上と言うブランクは長かったか、2位確保は確実と思われていた戦前の予想に反しVAMPSに大きく差を付けられた3番手スタートとなってしまった。中盤以降は追い上げを見せ逆転可能な位置まで追い上げたが、あと一歩届かず3位。前作からは4割以上の大幅減、前々作からは7割近い下げ幅となっており、こちらも苦しい結果となってしまった。

4位 Girls Dead Monster
 前作は金曜リリース4日間の集計で1.6万枚。今回は水曜リリース6日間集計で2.8万枚まで数字を伸ばしてきた。中盤ではkonozama砲と思われる高騰により前作の「Crow Song」までもが上昇(週間14位)。3作目は非常にメンバーの揃っている第25節だが、波乱を起こす力を示すのには十分な結果だろう。

6位 FUNKY MONKEY BABYS
 前作がベストアルバムの先行シングルと言う事を考えると、ここは数字を確実に伸ばして行きたいところだったが、スタートでGirls Dead Monsterに先行される苦しい展開に。映画公開効果にも期待がかかったもののそれ程の伸びが見られず、結局前作を下回る結果となってしまった。ベスト盤後初戦で結果が残せなかったのは、今後に与える影響は大きいと言わざるを得ないだろう。

9位 超新星「まごころ」
 東方神起の活動休止により、ポスト東方をめぐるまず大きな動きとなりそうな超新星の3日間連続シングルリリース。トップ10入りした「まごころ」は最初にリリースされた曲でスタートは17位。3枚揃った時点から順位を伸ばし、週末のイベントで一気に数字を伸ばしてきた。今度は1枚でどれだけの数字が出るか。真価が問われるところだろう。

10位 真野恵里菜
 結果的には今回も10位だが1.3万枚と売上は落としている。超新星の追い上げやmoumoonの健闘もありトップ10入りが危ぶまれたものの、超新星の間に割って入る形でトップ10を死守する事となった。イベントもいつも通り行われているが、やや効果が小さくなってきているか?


その他
12位 moumoon
16位 エレファントカシマシ
21位 FLOW
 今週予想以上の健闘を見せたのはmoumoon。しかしavex所属アーティストがavexの常套手段である“日曜日の急騰”により超新星に抜かれたのは皮肉めいた結果とも言える。エレファントカシマシは前作より順位が下となったが、今週は超新星Girls Dead Monsterが複数枚上位ランクしていたため、押し出された結果とも言える。FLOWはアニメタイアップだったものの、売上はアニメタイアップではない前々作ぐらいに逆戻りしてしまった。


月曜付デイリーチェック
 首位は引き続きKAT-TUNケツメイシが予想以上に伸び悩んだ事もあり何とか1週間首位を守りきる結果となった。とは言え今週は2万枚の前半ぐらいになってしまいそうだ。今週も8位に踏みとどまった坂本冬美が2位。先週月曜日と比べて高い数字となっており、まだまだいけそうな感じである。3週目のいきものがかりが3位。もちろん、累計ではAAAをあっさり逆転しているがどこまで数字を伸ばせるか。なお、日曜付で2~4位までに入っていた超新星は30位以内に見当たらない(30位はおろか、50位以内からも2曲が消えていた…)。


第22節新譜紹介
 今期2作目となる嵐の新曲が登場となる。放送前から賛否両論が渦巻いている実写版ドラマ「怪物くん」主題歌だが、どのような形で数字となって現れるだろうか。昨年11月の「天皇陛下御即位二十年をお祝いする国民祭典」奉祝曲となった組曲「太陽の歌」がシングル化。話題となっただけにこちらにも注目が集まるだろう。レギュラーどころでは西野カナと、3年2ヶ月ぶりとなるTETSUYAが上位ランクインを狙う。


来週以降のリリース情報はこちらから
http://blogs.yahoo.co.jp/amano_redstar/63392975.html