オリコン:2011年シーズン第10節結果

第10節結果(意外な事に、史上初の出来事らしいです)

1位 AKB48(7連勝)
推定差 2.3万枚(2.55%)
 スタートから65.5万枚と言うハイペースでの立ち上がり。否応無く記録に期待がかかる反面、前作に様な伸びを欠く展開も考えられただけにどちらに転ぶかにも注目が集まったが、結局順調に売り上げを伸ばし最終的な初動枚数は94.2万枚に到達。「Beginner」の初動を11.5万枚も上回り、初動売上としては歴代6位となるハイスコアをマークした。
 人気もさることながら特典の豊富さも売り上げを伸ばしている要因ではあるが、折りしもその特典目当ての詐欺事件で今作の発売直後に逮捕者が出る事態が発生。何かと批判に晒される「AKB商法」は、これを機に更なる転換を強いられることになるのか。そして今回でこの数字となると、「総選挙」が絡んだ時にどれだけの数字になってしまうのか。今年もAKB48は話題の中心になる事に間違えなさそうだ。

2位 テゴマス(連勝は2でストップ)
推定差 3千枚(3.76%)
 久々と言う事もあってか、はたまた相手が相手だったからか。初日の数字は伸び悩んだものの中盤以降は前作以上の推移を見せ、8.4万枚と前作から売り上げを伸ばすことに成功。連勝のストップは仕方が無いところだが、ひとまず目標は達成できたようだ。

3位 コブクロ
推定差 2千枚(2.91%)
 こちらはタイアップの違いもありスタートから前作以下の数字となり、中盤以降の伸びも見られず5.9万枚と売上を大きく落とした。この数字はアルバム先行の前々作「STAY」並の数字となり、今回は苦戦を強いられた結果となった。

4位 AAA
 アルバム同時リリースとパッケージ数の減少もあり苦戦が予想されていたが、やはり売上は大幅に落ち込み2.7万枚と前作から大きく落ち込む結果となった。ただ体制が戻れば売上も回復する可能性があるだけに次回は見直しておきたい。

5位 吉井和哉
 こちらも久々で6位スタートだったものの、徐々にペースを掴み逆転でベスト5入りとなった。売上も前作から微増と調子落ちしておらず、アルバムに向け順調のようだ。

6位 ONE OK ROCK
 1年ぶりとは言え、このメンバーで5位スタートと好発進を見せ5位争いを面白くさせた。最終的には吉井和哉にかわされたものの、2.3万枚は前作から倍以上の伸びを見せ、この1年で成長した分をアピールするに十分な結果となった。

7位 Kalafina
 7位スタートから7位を守る形になるかと思われたが、ClariS同様中盤以降も良く伸び8位以下を引き離す展開に。売上は2.2万枚まで伸び5位争いに加わる勢いを見せた。

8位 KREVA
 テゴマスと同じ1年7ヶ月ぶりとなったが、こちらも久々ながら順調な推移を見せ、1.4万枚と前作から売り上げを伸ばす事に成功。初日8位スタートから後続の追撃を振り切る結果となった。

9位 イナズマオールスターズ
 アニメ「イナズマイレブン」登場キャラによるユニット。スタートは15位と出遅れていたが中盤以降徐々に本領を発揮し始め逆転でトップ10入りとなった。

10位 篠ノ之箒日笠陽子),セシリア・コルコット(ゆかな),凰鈴音下田麻美),シャルル・デュノア花澤香菜),ラウラ・ボーデヴィッヒ井上麻里奈
 アニメ「インフィニット・ストラトス」エンディング曲。スタートから11位と好スタートを見せたが、その後も続伸し続け2週目のEXILEを逆転してトップ10入りとなった。

 この結果なんとトップ10は全て新譜と言う事になった。これは長いオリコン史上でも初の出来事のようである。


その他
14位 川田まみ
16位 CHEMISTRY
 川田まみはタイアップこそ同じだったものの、前作ほどの勢いは無くトップ10争いからは早々と脱落。CHEMISTRYは結局昨年11月のCHEMISTRY+Synergy名義とほぼ同等の数字となり、単独名義の前作からは売上を落とす結果となった。


月曜付けデイリーチェック
 首位は引き続きAKB48。初動94.2万枚となると今週中にもミリオンかと思いたくもなるが、月曜日の数字を見る限りでは確実とは言い切れないように思える。5万枚後半ぐらいのペースだが、ミリオン達成は来週にお預けとなる可能性もある。2位テゴマス、3位コブクロと、ベスト3は1週間順位に変動が無かった。お互い1万枚の前半から中盤ぐらいとなりそうだ。


第11節展望
 先週のAKB48に続き今週は嵐が今シーズン初戦を迎える。メンバー主演のドラマ主題歌で、まずはどれだけの数字を出せるのか。BUMP OF CHICKENは3連勝中だが、さすがに相手が嵐では太刀打ちできない。嵐同様、ここは前作との比較で見て行きたい。℃-uteヒルクライム、miwaに加えサーターアンダギーと2枚同時リリースとなるEvery Little Thingが上位争いとなりそうで、東京事変が不祥事により回避した事もあり混戦の度合いが増しているようだ。


来週以降のリリース情報はこちらから
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