12月30日に「第55回輝く!日本レコード大賞」の授賞式が生放送される。主な受賞者は以下の通り。
【大賞】
EXILE「EXILE PRIDE ~こんな世界を愛するため~」(3年ぶり4回目の大賞受賞)
【優秀作品賞】
家入レオ「太陽の女神」
いきものがかり「笑顔」
AKB48「恋するフォーチュンクッキー」
きゃりーぱみゅぱみゅ「にんじゃりばんばん」
坂本冬美「男の火祭り」
AAA「恋音と雨空」
西野カナ「さよなら」
氷川きよし「満天の瞳(ほし)」
水森かおり「伊勢めぐり」
【最優秀新人賞】
福田こうへい
【新人賞】
Juice=Juice
新里宏太
杜このみ
【最優秀歌唱賞】
大月みやこ
ちなみに前回、上戸彩が司会を(松下奈緒と共に)務めた2008年はEXILEが「Ti Amo」で初めて大賞を受賞した年でもある。あれから5年、EXILEのメンバーで今年限りでメンバーから退く最年長のHIROと結婚し初めて共演する番組でもある。
現在2連覇中のAKB48の受賞曲はオリコン年間2位の「恋するフォーチュンクッキー」。iTunesの年間ランキングでも3位に入った楽曲だが、2011年の「フライングゲット」、2012年の「真夏のSounds good!」と、大賞を受賞した曲が共にオリコン年間1位の楽曲だった事、さらに上記EXILEの件を合わせると、やはり今年はEXILEが大賞を奪還するものではないかと思われる。
そもそも2011年、4連覇がかかったEXILEは「東日本大震災などの慈善活動に奔走し、その部分での評価を控えて欲しい」との事(これは同年のベストヒット歌謡祭が賞レース制を取りやめた理由と同じ)で選出を辞退(2連覇中だったBillboard JAPAN Music Awards 2011にも選出されていない)。翌2012年も選出されなかった。数少なくなったとは言え“事実上の賞レース撤退”かと思われたが、今年になって3年ぶりに選出し4度目の大賞獲得へと話が向いているが、これは何か別の意味があるのではないだろうか?
どうもその背景には、浜崎あゆみの存在があるようだ。
2011年の選出辞退はavex側で「浜あゆを越える4連覇を達成されていいものか?」との声もあったようで、慈善活動だけが辞退する理由では無かったようである(実際、番組には出演していた)。それだけavexにとって浜崎あゆみと言う存在は大きいものでだった。
しかしあれから3年。浜あゆの勢力は衰え、今週3年3ヶ月ぶりにリリースされるシングルでは、Hey!Say!JUMPと同日のリリースと言う事もあり、自身が記録している連続首位獲得の記録が25で止まる公算となっている。
これが確定するのが、奇しくもEXILEが浜あゆを越える4度目のレコード大賞獲得を決める12月30日である(集計の都合上、オリコンの結果が出るのは翌年1月5日の見込み)。これは偶然ではないだろう。浜あゆだって、今回の楽曲を無理にCD化させる必要は無かったはずだ。
avexは、長らく中心に据えていた浜崎あゆみを降ろし、EXILEを中心とした体制となる現われなのではないだろうか?
これで浜崎あゆみはどうなるのか。先日(年越しライブのチケット発売前日に)再婚を発表したが、紅白で「引退宣言」までありえるのではないだろうか? avexがEXILEを中心とした体制になるのであれば、来年以降のa-nationで浜あゆがトリを務めると言うのは考えづらくなる。扱い(紅白等)も今年ほどではなくなるだろう。それを甘んじて受けるのか。それとも…
2013年12月30日は、かつて女王と呼ばれていた浜崎あゆみの、本当の意味での“落日”となるのではないだろうか。
しかし一つ気になるのは、EXILEがレコード大賞を受賞した際、松浦社長も壇上に上がると思われるのだが、先日の東京ドーム公演で引退するHIROに挨拶をしようとした時の社長の様子があまりにもおかしかった事が話題になっていた。沢尻エリカに薬物疑惑が出た際には、松浦社長がその薬物を買い付けていたとの噂もあっただけに、「薬が抜けていない状態で壇上に上がったのでは?」とも囁かれている。まさかと思うがその醜態を自称「日本で一番権威のある音楽賞」の生放送で晒すなんて事は…