2015シーズン、第26節までのハイライト

 2015年も6月に入り1年の半分を迎えようとしていますが、Green Hill Music Chart 2015年シーズンは一足早く先週発表分で今季前半を終えた。ここで前回のハイライト以降となる第14節以降をまとめてみました。

第1節から13節までのハイライトはこちら
http://blogs.yahoo.co.jp/amano_redstar/67525850.html

2015シーズン ハイライト(第2四半期)
 第14節は嵐と東方神起が直接対決。Billboard JAPANでの頂上決戦とも言える顔合わせとなったが、東方神起はFC盤があるためサウンドスキャンでは9倍以上の初動売上差を付けられ嵐が圧勝。以降嵐は5週間にわたりランクインした。一方東方神起はメンバーの兵役によりしばらく2人での活動が出来なくなり、人気の維持で不安が残る。なおBillboard JAPAN上半期チャート(http://www.billboard-japan.com/special/detail/1271)では嵐「Sakura」が1位、東方神起「サクラミチ」が4位と両者上位にランクインしておりレベルの高い戦いが繰り広げられた。

 第15節はAKB48が今季2度目の登場。あっさり首位を奪うとつづく第16節ではKAT-TUNや舞祭組を抑え2週連続首位を獲得。このシングルもトップ10に5週ランクインと、ここまで見れば至って順調に思えるが初動売上は遂に20万枚を割り18.2万枚まで低下。2012年度以降では最低の数字となってしまい上半期チャートのシングル売上チャートでも7位と苦戦(嵐とキスマイの2枚に上回れている)。週間チャートでは分からない勢いの衰えが顕著に現れる結果となってしまった。
 なお第15節でトップ10から脱落したクマムシが第16節に再浮上。この時点で5週目のランクインとなり、ここから更に4週連続でトップ10入り。2度の4週連続ランクインで通算8週のトップ10入りとなった。

AKB48(2012年度以降)初動売上比較
http://blogs.yahoo.co.jp/amano_redstar/67531483.html

 第17節は乃木坂46が首位を獲得。こちらはAKB48とは逆でここで自己最高となる初動15.0万枚を記録し、ここから連続トップ10では今季最長となる7週連続ランクインとなった。1月にリリースした1stアルバムではAKB48を上回る初動11.2万枚を記録し上半期チャートでは8位。今年中にシングルでもAKB48越えが有り得るのではと機運が高まっている。なお次のシングルは7月22日にリリースされる予定でAKB48との兼任が終了した生駒里奈が2年4ヶ月ぶりにセンターとなる。
 なおこの週では3位にLOVE LAIKAが登場。アニメ「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS」の劇中内で登場したユニットのシングルが連続リリースにより、ここから(Rosenburg Engel、CANDY ISLAND、凸レーション、*(Asterisk)が各1週ずつ)5週連続でランクイン。ちなみに「THE IDOLM@STER」は7月に10周年記念ライブを西武プリンスドームで行う予定で、「CINDERELLA GIRLS」からも多くの声優が参加予定となっている。

乃木坂46初動売上比較
http://blogs.yahoo.co.jp/amano_redstar/67541757.html

 つづく第18節ではKis-My-Ft2が首位を獲得。サウンドスキャンではキスマイSHOPやセブン&アイの限定盤はカウントされないものの高い売上を記録し、上記にあるとおり今季リリースした2枚がAKB48の一角を上回る売上を記録している。
 そして第19節ではSKE48NMB48が禁断の直接対決。SKE48オリコンではこの週で集計が取りやめになるMUSIC CARDを持ち出し、NMB48も対抗しMUSIC CARDをリリースしようとするもそれを取りやめ、それがサウンドスキャンでは良かったかNMB48が同門対決を制する結果となった。NMB48はいつもの倍となる6種リリースだった事も勝因として挙げられるが、外野からは「泥仕合」との冷めた声も聞こえた。
 その影響もあってか翌第20節ではAKBグループによるニャーKB with ツチノコパンダがST☆RISHに敗れる波乱が発生。ST☆RISHはアニメ「うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVEレボリューションズ」劇中内に登場するユニットでこの曲は同アニメのエンディング曲。今回が3期目の放送となっており、先日さいたまスーパーアリーナで来年1月にライブを行う事が発表された。

 第21節は三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBEがチケット同梱シングルもリリースされた影響で初動は2.9万枚まで落ち込んだものの、2週連続リリースの効果もあり首位を獲得。そしてその連続リリースの2週目となった第22節は大激戦区。S2クラス3組、A1クラス2組(μ'sもA1相等なので実質3組)とメンバーが揃った一戦となり、BUMP OF CHICKENがこの激戦を制しS1昇格を果たした。BUMP OF CHICKENは今週の第27節時点で6週連続ランクインを果たしている。連闘となった三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBEは2位どまり。S2クラスのもう一組、HKT48水樹奈々にも敗れ5位と惨敗。A1クラスではμ'sが6位と強豪に阻まれ、久々となった少女時代は9位と振るわなかった。

第22節結果
http://blogs.yahoo.co.jp/amano_redstar/67611653.html

 第23節はHey!Say!JUMP、第24節はV6、第25節は嵐と、ここはジャニーズ勢が連続首位。第24節のV6は現行方式(発売2週目以降の順位でランク付け)になってからは初の首位獲得で昨年の紅白出場と今年の20周年で盛り上がりを見せている。この週は9位に山内惠介、10位に角川博が入り演歌勢が健闘。また「うたプリ」キャラソンがこの週から現時点で4週連続ランクインを果たしている。第25節の嵐は月9「ようこそ、わが家へ」主題歌となっており、前作記録した初動50.0万枚を上回る51.9万枚をマークし、今季最高初動を更新する結果となった。

 今季前半最終節となった第26節にはAKB48の総選挙投票券封入シングルが登場。言うまでも無く首位を獲得したが初動は42.8万枚と昨年から約6万枚減とやはり苦しい結果に。なお総選挙では指原莉乃が2年ぶり2度目の最多得票を集め次のシングル(8月26日リリース予定)でのセンターを務める事となった。


 今季前半戦をハイライトでお送りしました。後半はどのような戦いが繰り広げられるでしょうか。当ブログではその模様を毎週お送りしていますのでどうぞお楽しみに。また、今季上半期表彰となります「Green Hill Music Camp 2015」も楽しみにしていただければと思います。