はじめに
14日夜に熊本で発生した大地震に被災された方々のお見舞いを申し上げます。
シングルCDのルックアップ(稼動数)に絞って紹介している週間シングルルックアップチャート。それでは今週のチャートをチェックしていきたいと思います。なお、ルックアップの要素がどのようなものかは、その他のBillboard Japanの要素を含めこちらをご覧下さい。ここでは実際のCD出荷数に近い数字とされるオリコンでの結果を中心に比較します。
4月18日付 週間シングルルックアップチャート
順位(先週) 歌手名「曲名」(CDリリースからの経過週)
1位(初) 欅坂46「サイレントマジョリティー」
3位(2) 嵐「復活LOVE」(7週目)
4位(3) 手嶌葵「明日への手紙」(9週目)
5位(8) GReeeeN「始まりの唄」(2週目)
6位(6) aiko「もっと」(5週目)
7位(5) AKB48「君はメロディー」(5週目)
8位(12) ケツメイシ「さらば涙」(4週目)
9位(10) トト子 feat.おそ松×カラ松×チョロ松×一松×十四松×トド松(遠藤綾、櫻井孝宏、中村悠一、神谷浩史、福山潤、小野大輔、入野自由)「SIX SHAME FACES ~今夜も最高!!!!!!~」(4週目)
10位(13) EXILE ATSUSHI + AI「No more」(5週目)
オリコンでは26.2万枚(サウンドスキャンでは28.4万枚)を計上し首位を獲得した欅坂46がルックアップでも1位を獲得。この曲は配信でも1位を記録しており、CD売上と配信で同時1位を記録する珍しいケースとなった。デビュー作であるが故の様子見の部分もあるかもしれないが、非常に理想的な売れ行きを見せた。
今週トップ10入りの新譜は欅坂46のみ。先週のベスト3は一歩ずつ後退。GReeeeNはレンタルランキングと上昇が同期しており、その影響でのランクアップか。ケツメイシと「おそ松さん」ED曲は発売4週目と、レンタル解禁が遅い作品のタイミングでの上昇に見えるが、いずれもCD発売と同時にレンタルも解禁されており、レンタルランキングも高い位置を維持している。これは10位に再浮上したEXILE ATSUSHI + AIにも当てはまる。
続きまして今週のオリコンチャートとの比較です(-は100位以下でポイント有り。×は100位以下でポイント無し、もしくは欠測。?は不明)。トップ10とルックアップで20位以内に入った新譜を掲載。
1位(1) 欅坂46「サイレントマジョリティー」
2位(30) チームしゃちほこ「Cherie!」
4位(×) PrizmaX 「UP<UPBEAT」
5位(70) アップアップガールズ(仮)「パーリーピーポーエイリアン/セブン☆ピース」
6位(20) SKE48「チキンLINE」(2週目)
8位(31) 松井玲奈とチャラン・ポ・ランタン「シャボン」
9位(×) さくらシンデレラ「未来プロローグ」
10位(29) T.M.Revolution「Committed RED/Inherit the Force -インヘリット・ザ・フォース-」
オリコンでは2位のチームしゃちほこは3.6万枚を計上したもののルックアップでは30位となり、8位の松井玲奈とチャラン・ポ・ランタン(1.2万枚)、10位のT.M.Revolution(1.0万枚)に近い稼動になってしまっている。5位のアップアップガールズ(仮)も2.8万枚計上されながらこのルックアップの順位は、順位が付いているだけまだまともとも言えるが低いと言わざるを得ない。SKE48も2週目で20位まで後退と苦戦している。