2021シーズン第34節(7月12日~7月18日)結果
昨シーズンとなる2020年度から大幅に仕様変更を行ったGreen Hill Music Chartですが、今季は新たに長期に渡りチャートインしている曲に対してポイント獲得条件を付け、チャートの活性化を促進する「リカレント・ルール」を導入します。詳しいルールにつきましては下記のリンクをご覧ください。
また、このチャートで用いているBillboard Japanのダウンロード、ストリーミング、ルックアップの要素を含め、Billboard Japan全体の仕様解説も掲載しておりますので、併せてご覧いただければと思います。
※ ここ最近、木曜日までにブログを更新出来ない場合が多くなっていますが、今後は統一して金曜日にブログを更新する予定とします(主に配信での金曜リリースに対応できるため)。ツイッターではなるべく水曜日までに、HPは木曜日までに更新予定ですので、早くご覧になりたい方はそちらをご覧ください。
それでは第34節の結果です。
BTS「Permission to Dance」が3日間の集計だった1週目からストリーミングで過去2番目の記録となる週間1996.6万再生まで伸ばし1位。ダウンロードは僅かの差で逆転されたものの、「Butter」につづき首位獲得に成功。BTSはEP盤リリースの影響もあり、今週もトップ10に3曲がチャートインし合計39Pt.を獲得している。
前節首位を獲得した「三原色」は英詞版の「RGB」と合算集計となったが、前節からポイントを落とし2位に後退。「Butter」も一歩後退で3位。4位には「Cry Baby」がこの位置まで浮上。先週の「FNS歌謡祭 夏」と「音楽の日」で披露されており、その効果が出ているようだ。なお今週、複数要素でポイントを獲得したのはこの4曲だけとなっており、その影響で今週は26曲がポイントを獲得している。
そのような状況もあり初登場は9曲と多め。Snow Manは「Grandeur」のミリオン達成も重なってか、今までにないルックアップ数を記録。リカレント・ルールにより「D.D.」はポイントを得られなかったが、過去にリリースした3曲が全てルックアップのトップ10内に再浮上した。「U」は先週公開されたアニメ映画「竜とそばかすの姫」主題歌。シングルCDは8月18日にリリース予定となっているが、映画公開後に勢いが付きダウンロードでBTSを逆転した。この映画からは「歌よ」も14位に初登場している。「SMILE〜晴れ渡る空のように〜」は桑田佳祐ソロとしては初の配信シングル。東京オリンピックの民放共同企画「一緒にやろう」応援ソングとなっている。
「アイドルマスター シャイニーカラーズ」の放課後クライマックスガールズが15位。「ラブライブ! 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」メンバーによるユニット、QU4RTZが17位。「あんさんぶるスターズ!」のCrazy:Bはダウンロードでポイントを獲得し26位。 アニメ「僕のヒーローアカデミア」主題歌の「Merry-Go-Round」が18位。バーチャルYouTuber星街すいせいの新曲が22位に入った。
なお今週は現在年間暫定1位の「ドライフラワー」がリカレント・ルールによりチャートアウト。年間暫定6位の「夜に駆ける」、同3位の「怪物」も同じくリカレント・ルールにより週間チャートから姿を消した。これで現在、今季の週間チャート全てでチャートインしている曲は「Dynamite」のみとなった。
つづいて、今週の結果を受けてのアーティストランキング上位40組はこのようになりました(ポイントの増減に伴う順位変動に対し赤文字、青文字表記)。
トップ10ではBTSがLiSAを上回り2位に浮上。1位YOASOBIとは250Pt.離れているため、簡単には追いつけないがどこまで迫れるか。またあいみょんが昨年のポイントを失い10位に後退。あいみょんはしばらくポイント減がつづくため、Snow Manとの差は一気に縮まる可能性があります。
現在の暫定年間ランキング、およびアーティストランキングの上位50組はこちらからご覧ください。
以上が今週のチャートでした。
さて来週は上位進出が予想される新譜が不在で谷間の週となりそうだ。好調を維持しているBTSの2曲に対し、「竜とそばかすの姫」主題歌「U」がどこまで迫れるか。来週のチャートもぜひご覧ください。