このチャートで用いているBillboard Japanのダウンロード、オーディオストリーミング、ビデオストリーミングの要素を含め、Billboard Japan全体の仕様解説も掲載しておりますので、併せてご覧いただければと思います。
それでは第23節の結果です。まずは11位以下を発表します。
今週は19曲がポイントを獲得。記録を見る限り週間のポイント獲得曲数が20を下回るのはおそらく初で、それだけ複数要素でポイントを獲得している曲が多い結果となっている。「相思相愛」はダウンロード、オーディオストリーミングで順位を伸ばし2ランクアップ。また「ケセラセラ」がオーディオストリーミングでトップ10に再突入しチャート再登場となった。
初登場は3曲。ドラマ「アンメット ある脳外科医の日記」主題歌「会いに行くのに」が14位。今週のニコニコ VOCALOID SONGSで首位を獲得した「メズマライザー」がビデオストリーミング(YouTube)でも進出し15位。2ndミニアルバム「IVE SWITCH」から「HEYA」が19位に入った。
つづきましてトップ10の発表です。
トップ10の初登場も3曲。映画「青春18×2 君へと続く道」主題歌「記憶の旅人」が8位。ベストアルバム「17 IS RIGHT HERE」のタイトル曲「MAESTRO」が7位。ただしオーディオストリーミングはLINE MUSICのキャンペーン効果が大きいようだ。SUPER EIGHT、WEST.、なにわ男子による混合ユニットKAMIGATA BOYZによる「無責任でええじゃないかLOVE」がダウンロードで1位となり5位に入った。
首位争いは「幾億光年」がポイント維持ながら3位に浮上。「ライラック」がポイントを伸ばし2位に上がったものの、「Bling-Bang-Bang-Born」も前節からポイントを伸ばし、これで二桁となる10週連続1位となった。
【チャートが現行仕様になった2020年度以降に10週以上の1位獲得曲】
「I LOVE…」Official髭男dism (14週)14週連続
「炎」LiSA(17週)17週連続
「残響散歌」Aimer(12週)3週連続+9週連続
「ミックスナッツ」Official髭男dism(10週)3週連続+7週連続
「新時代」Ado(10週)10週連続
「Subtitle」Official髭男dism(14週)11週連続
「アイドル」YOASOBI(20週)20週連続
「唱」Ado(17週)17週連続
「Bling-Bang-Bang-Born」Creepy Nuts(10週)10週連続 ※今週時点
では今週の結果を受けて、アーティストランキング上位40組はこのようになりました(ポイントの増減に伴う順位変動に対し赤文字、青文字表記)。
※ 今週から来週抹消される昨年分のポイントも掲載します。
トップ10ではCreepy Nutsが2つ順位を上げ4位に浮上。ただ3位ミセスまではポイント差があり、「Bling-Bang-Bang-Born」のリカレント・ルール適用(ダウンロード、オーディオストリーミング)が早ければ5週間後に迫っているだけに、自力で追いつくのは難しいものと見られます。
今週は珍しくランクアップだけとなったが、下位では星街すいせいがしぐれういを上回り36位に。ボカロのみならずVTuberもチャートの常連となっていくのか。
その他、現在の曲別暫定年間ランキングはこちらからご覧ください。
以上が第23節の結果でした。来週のチャートもぜひご覧ください。